- 死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part68
172 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 16:11:45.41 ID:NpfjcwUL0 - >>150
出先につき、別IDで失礼する。 日本国は「憲法」を英国法のような「慣習法」「不文律」ではなく、「成文法」で規定している。少なくとも、形式的にはな。 ではそのような国において、形式的法治主義が実質的法治主義の違いが何かと言えば、成文憲法に対するスタンスに帰着するわけだ。 つまり、形式的法治主義が「正規の手続きさえ踏んでいれば、どんな内容の憲法であっても構わない(悪法もまた法なり)」とするのに対し、 実質的法治主義が「いや、憲法は人権と民主主義を担保するものでなければダメだろう(悪法は法ならず)」という立場なわけだ。 裏返せば、もし成文憲法が、人権と民主主義をきちんと担保するものであれば、成文憲法は君が言うところの「コモン=ロー」を体現したものとなる。 にもかかわらず、君がその違いを強調しているということは、君としては、「日本国憲法」は人権や民主主義をきちんと担保していないと考えているってことでいいのかな?
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175 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 16:46:08.21 ID:NpfjcwUL0 - >>150
後、民主主義国家・自由主義国家においては、いろんな思想があり得るし、またそれが権利として保証されている。 しかしながら、それは「思想の実現」まで担保するものではない。特に「法」についてはな。 たとえば「酒は嫌いだから法律で禁止するべきだ」という思想を持つのは自由だが、だからといって実際に禁止されるとは限らない。 というか、仮に一部の人間が願っただけで法制化されたら大変なことになるだろ? 同様に、君が「憲法とはかく有るべきだ」という思想を持つのは自由だが、その「思想の実現」は担保されていないのだよ。 じゃあどうすれば実現できるか、と言えば、正規の法手続き、この場合なら憲法改正手続きが必要となる。 まあその手続きを踏んだ上で「理想の憲法」を実現するなら結構な話だ。 だがどうも、君の思想を見るに、民主主義や法手続きを軽視しているらしい。 極端に言えば、「日本国憲法」ではなく、「ぼくのかんがえたさいこうのけんぽう」に従って立法・司法やれ、と言っているようなものだ。 そいつは、(たとえ目指す目標・得られた結果が正しいものであると仮定しても)「独裁的」な思想と言わざるをえんよ。
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178 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 16:58:08.25 ID:NpfjcwUL0 - >>162
「国民のための国家」というのは正しいが、だからこそ国家には国民を犯罪から守る義務が有る。犯罪者を処罰する義務が有る。 仮に犯罪者の処罰を行わなければ、犯罪者は国民の人権を蹂躙する事となり、人権は絵に描いた餅となる。 そしてその処罰の一形態として死刑があるに過ぎんよ。ゆえに、死刑は国民国家の原則に反するものではない。
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180 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 17:24:00.93 ID:NpfjcwUL0 - >>147
国家とて無謬ではない。100%の正確性ってのは無理だ。 それに、正当性の担保のために、100%の正確性は必要ないぞ。
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182 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 17:34:43.41 ID:NpfjcwUL0 - >>181
「少数決」を実際に運用した場合、 たとえば国民の大多数が死刑廃止を望んでいる状況でも、少数派である死刑存置派の意見が優先されて、死刑は存置されることになるわけだが、それでいいのか?
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183 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 17:37:58.01 ID:NpfjcwUL0 - >>181
それから、人権という点に着目した場合、殺人被害者の人権は守らなくていいのか?
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186 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2012/10/05(金) 17:51:13.72 ID:NpfjcwUL0 - まあ「少数派だからというだけで弾圧される」のはまずいが、少数派の言う事に従う義理も無いな。
「思い通りにならない=弾圧」とか勘違いしているかもしれんがね。
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