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ルル ◆bCXBjAiReU
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64

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死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
27 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 00:14:17.90 ID:P6E+xBNH0
>>18
うーん、参ったな。
哲学とは何かっていうところをまず理解してもらわないと同じ土俵で会話が成立しない。

君自身、
>哲学とは関係なく数量的に評価できる価値観の中で議論しないといけない
と言ってるが、これは功利主義の代表的な思考方法だよ。
無意識のうちに君は哲学を語ってるわけだ。

それくらい哲学ってこの議論とは切っても切り離せないものなんだよ。
深く論じれば論じるほどより哲学的になっていかざるを得ない。
それは好むと好まざるとに関わらずね。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
31 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 00:46:39.72 ID:P6E+xBNH0
>>28
すまんが何が言いたいのかよくわからない。

懲役刑の目的のうちの一つって受刑者の再犯防止なんじゃないの?
そして一般人に対する犯罪抑止効果でもあるんじゃないの?

もちろん、それとは別に応報論としての意味もある。
と、多くの人が考えている。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
33 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 01:00:49.89 ID:P6E+xBNH0
>>30
>通常「哲学的」といった場合は、現実を離れた、抽象的・概念的思考に入り込んだ状態をさすことが多い。

そういう誤解を受けていた哲学が、実はそうじゃないってことが広く知られるようになったから、
マイケル・サンデルがこれほどまでに一般大衆の間でブレークしてるんでしょう。

別に俺は○○主義に則って議論を解決させようなんて思ってないよ。
この議論をする上で哲学と向き合うことは不可欠な要素だと言ってるだけだよ。
君も、俺も、他の人も。自覚があるかないかだけでね。
それだけ哲学っていうのは我々の生活に根ざした、身近なものなんだよ。

あと、数字っていうけど、死刑問題って数字で議論し切れる類のものかな?
定量的な何かを材料に死刑の存廃を語るということなの?
ビジネスの利益見通しじゃないんだから、そんなことできないと思うんだけど。

まず、言い出した側として具体的な数字の議論の提起をお願いします。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
37 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 03:31:56.58 ID:P6E+xBNH0
終身刑や懲役刑などの一般的な刑罰の役割と、死刑という刑罰だからこそ得られる役割(効果)についてもう一度まとめて考えてみないか?
その違いについてしっかり考えてみることは、死刑がなぜ必要なのか、必要でないのかを考える上でとても重要だと思う。
以下は俺の考えです。

【一般的な刑罰の役割】
1、犯罪を犯すと自由や人権が制限され、社会的な制裁を受けるという“犯罪抑止効果”
2、犯罪者が出所後に社会の構成員になれるよう、一定の職業スキルを身につけさせる役割
3、更正が完了していない犯罪者から一般市民を守るための、隔離措置としての役割。
4、犯罪者が罪を反省し、人として更正するための教育・指導的役割
5、犯した罪に相応する懲罰を受けなければならないという、応報機能としての役割。
6、被害者・遺族の心の傷を和らげ、憎しみという負の感情から解放する役割。
7、国家が制裁の権限を独占的に有するによって、被害者・遺族の復讐行為とその連鎖を防止する役割。

俺は一般的な刑罰の役割(≒目的)には主にこの7つが挙げられると思う。
ではこれを死刑に当てはめるとどうなるか?検証してみる。

>1、
死刑だからこそ、という犯罪抑止効果(死刑制度の有無を理由とした凶悪犯罪件数の増減の差)を証明する材料がない。
よって抑止効果を理由に死刑存置を主張する根拠にはならない、という廃止派の主張には一理あると認めざるを得ない。
(ただし、抑止効果が証明できないからといって死刑を廃止せよ、という主張もまた同様に根拠がない)

>2、
死刑囚は恩赦や再審請求という例外を除いて生涯出所することはないので、これは当てはまらない。

>3、
同様の役割であれば終身刑で済むので、これも当てはまらない。

問題は4、以降だ。ここからが重要。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
38 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 03:33:33.77 ID:P6E+xBNH0
>4、
俺は実は死刑には、終身刑や懲役刑にはない、犯罪者を更正させる特別な“役割”“効果”があると思っている。
数多くの死刑囚を見てきた元刑務官たちの著書を読むと、それを感じずにはいられない。

死刑囚は死刑囚になったことで初めて死の恐怖を感じ、命の重さを知る。
毎朝靴音に敏感になり、執行が今日か明日かで気が狂いそうな日々を送る。
そうしているうちに、自分が殺した被害者が抱いた恐怖や無念さを徐々に理解するようになり、やがて罪を悔い、心から反省するようになる。
入房したばかりの頃は荒れ狂っていた凶悪犯が、まるで別人のように清らかな人格に変わっていくことも珍しくないという。

これが死刑の“役割”の一つではないかと俺は考えている。
これは終身刑によって命の保障をされた凶悪犯罪者には到底達することのできない境地だ。

もちろんそこには個人差があり、反省しないままの者も多くいるだろう。
しかしそれは懲役刑の更正でも同じことが言える。反省しない者は反省しない。

特に重大な犯罪を犯し、更正が極めて困難と判断された者を更正させ得る手段として、死刑は特別に有効な刑罰だと俺は考える。

>5、
殺人事件に関しての応報とは何かを考えたとき、命の重みとは何かを考えないわけにはいかない。
人間の命とは極めて尊いものだ。
だから、人間の命は可能な限り平等に考え、扱わなければならないと思う。

何も一つの命が奪われたらそれを奪った側の命を即取り上げろとは言わない。情状酌量の余地は十分にあっていい。
しかし、いくつもの命を奪ったのに、或いは極めて冷酷かつ残虐な方法で命を奪ったのに、その奪った側の人間の命が無条件に保障されてしまったとしよう。

それは人間の命を平等に扱っていることになるか?
被害者の命を著しく軽く扱ったことになってしまわないか?
俺はその点にとても違和感を覚える。

その上で、凶悪犯罪者に対して何をもってすれば応報足り得るかということに立ち戻って考えたとき、
死刑という制度を用意することはやはりやむを得ないと言わざるを得ない。

>6、
遺族の多くは犯人の死を望むが、その遺族の感情のみで犯人を死に追いやることは無論できない。
しかし、犯人が死刑に処されるからこそ、その事件の被害者遺族は一定の救いをそこに感じることができるのである。
犯人を憎むという負の感情から多少なりとも解放され、新たな人生のスタートを促すきっかけにもなることだろう。
こうした一定の救いを得られる遺族が生まれることは、死刑制度の一つの意義であり、役割であると俺は思う。
もちろん、遺族を救うためには誰も彼も死刑にしていいということは言っていない。

>7、
仮に死刑制度を存置しなかった場合、凶悪な犯罪によって大事な人を失った遺族の多くが処罰感情、復讐感情に著しい不満を抱く。
終身刑の犯人に対して直接復讐する手段がないため、代わりに犯人が大切に思っている身内などを襲撃する懸念も生じてくる。
そうした無実の人に危害が加わることを未然に防ぎ、復讐の連鎖を起こさせないために、国家が当事者に代わって死刑を下すことは必要だと思う。

もちろん、死刑にしてもまだ収まらない遺族がいて、死刑囚の家族に危害を加える可能性がないわけではない。
しかし、終身刑と死刑では多くの遺族にとって格段の隔たりをもって受け止められることは事実で、死刑にはより復讐防止の効果はあると言えるはずだ。


以上の>4〜>7が、死刑だからこそ終身刑や懲役刑よりもより効果的に果たすことのできる意義、役割だと俺は考えている。
皆さんの意見(賛否両論歓迎)があればぜひ聞かせてほしい。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
56 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 19:04:58.99 ID:P6E+xBNH0
いま確定死刑囚は日本に132人。
毎年5人ずつ執行したとしても全員いくまでに26年はかかる。
10人ずつ執行しても13年。

毎年10人ずつ執行してくなんて実際には難しいと思うし、その前に5人ペースですら危うい。
(今年は既に5人執行。民主党にしては上出来だ)

たぶんこれから死刑囚の病死(寿命死)が激増するんだろうな。

ちなみに最高裁と高裁で係争中の死刑判決案件を見渡す限り、今後の数年は毎年4〜5人のペースで確定死刑囚が増えていく。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
59 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 20:43:22.56 ID:P6E+xBNH0
執行の足枷になるのは何と言っても世論なんだよね。
今月3日のような死刑はまさに最高のパターン。
ニュースでちらっと流れるだけでほとんど話題にならなかった。
フジのニュースJAPANでは取り扱いすらなかった。

とにかく、執行は波風立てずに行うことが一番。
一年に15人とか20人やると目立つ。
かといって0人だとそれも死刑モラトリアムの再来と囁かれる。

少しずつ増やしてくのがいいんだよね。
今年は7人。来年は9人、再来年は10人、その次は12人・・・っていう感じに。

いつの間にか二桁執行が当たり前になってる、と。
死刑制度存置容認派と廃止派の対談スレ◆Part64
61 :ルル ◆bCXBjAiReU [sage]:2012/08/14(火) 23:15:55.67 ID:P6E+xBNH0
>>60
それはそうだね。
犯罪が起こらないに越したことはない。

波風立たないかな?
とりあえず今年あと5人やって、二桁に乗せてもらいたいね。
どうなるか。

確定順位
53位 中山進
65位 造田博
70位 後藤良次
72位 小田島鉄男
77位 加賀聖商
81位 松田幸則

このあたりが次の候補だろうな。


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