トップページ > 楽器・作曲 > 2021年12月03日 > WFIxwQlF

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ドレミファ名無シド
Collings

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Collings
343 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 08:24:13.70 ID:WFIxwQlF
>>340
なんだかんだいいながらも読んでいてくれてありがとう池内支店くん。
俺は結構耄碌してるので文中に何か間違いがあったら訂正してくださいよ。
Collings
344 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 09:48:42.90 ID:WFIxwQlF
シトカとアディロンのほぼ同仕様のOMを使用してるので、それぞれの特徴についての私見を少々。
コリングスのシトカは中音域を抑え低音と高音を幾分強調したドンシャリ系の音作りで、そのバランス感がなんとも小気味良い。倍音は薄めでそのぶんスティール弦のメタリックな質感がくっきり出る感じで、ピックや指爪のアタック感もはっきり出る上、左手のビブラートも良く効き、音に粘りや伸びがある。アメリカンテイストの楽曲やブルージーなプレイにはうってつけだろう。フラットピッキングのストロークやカッティングもクールに決まる。
他方のアディロンは音量が大きくシトカ比2割増しくらい。中域がかなり膨らんでいてシトカに比べて全体的にフラットな感じのバランス。音はくっきりと力強い一方で繊細な倍音がからみ透明感のある美音で、よくフィンガーピッキングに不向きと言われるがコリングスの場合は決してそうとは言えず、裸指やフィンガーピックでの表現力も上々。フラットピックでのストロークでは低中高全域でフルスロットルに出力できるのでフィドルやフラマンに負けない強力なリズムが刻めるのだが、ある意味やや大味でシトカほどに豊かなニュアンスは出しにくいように感じる。それはフラットピッキングの単音ソロにも言えることで、大音量の速弾きソロにはアディロンが向くが、例えばブルース系の色気たっぷりのソロにはシトカの方が向いている。
どちらかも好き。昔は値段のやや高かったアディロンを贔屓していたが、最近は年老いたせいか、味わい深く暖かい音色のシトカの方に手が出ることも多い。
Collings
349 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 17:57:41.05 ID:WFIxwQlF
1998年に代理店であるトーラスコーポレーションの企画でD2HとOM2Hの10周年記念モデルが本数限定で発売された。通常モデルと同じ価格で、トップのスプルースにジャーマンかエンゲルマンを使用していた(つまりオプション料金サービス)。
お茶の水駅近くの楽器屋にジャーマンとエンゲルマンの記念モデルのOMが一本ずつ入荷したので、厚かましくも弾き比べさせてもらったことがあった。まずジャーマンを試奏した。芯のある硬めの音だがまだよく鳴っていないのでやや木に吸い込まれるような感じ。でも粒立ちやバランス、伸びはよく、弾き込めば確実によくなるだろうことが予感された。
次にエンゲルマンを弾いたが、きめ細かい倍音が乗ったしなやかで気品のある極上の美音で、思わず持って帰りたくなった。買っておいたらよかったんじゃ、と今でも思う。エンゲルマンのはその後すぐに売れ、ジャーマンの方はしばらく経ってから売れたらしい。なお数年後、弾き込まれたジャーマントップのOM2H(記念モデルではない)を試す機会があったが、やはりすごく良かった。優しげなエンゲルマンよりも強目の張りのある透明な音で、フィンガーピッキング全般に幅広く対応できそうなとてもよい楽器だと感じた。
Collings
350 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 18:05:05.91 ID:WFIxwQlF
>>348
池内支店くん
君も知障、、、
とまでは言わないが
相変わらずかなりのマヌケだなw
Collings
353 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 23:19:07.00 ID:WFIxwQlF
コリングスアコギは基本的にヴィンテージマーチンのコピーモデルの風貌だが細部のデザインを微妙に変えてある。それが実にハイセンスだ。
まず角が鋭く尖ってエラが細く削れたヘッドの形。角ばったヴィンテージマーチンのヘッドにアレンジを加えたものだがシャープでオリジナルよりもカッコイイ。あの尖った角は木工の加工精度の高さを示すが、塗装をした上でさらに磨いて綺麗に尖らせるのにはたいへんな手間と技術がいる。
ブリッジもよい。一見ただのマーチンタイプのベリーブリッジだが、やはり四隅のカドが綺麗に立ち、丸みを帯びた中央部と稜の立ったウィング部の繋がり具合が絶妙で美しい。サンタクルーズやボジョワーはウィング部を細く長くしているが今一つバランスが悪い。それから斜めのサドルに並行にストリングスピンの穴を配しているのも機能・デザイン両面で実に優れた工夫である。従来型にはトップが上がり弦高が高くなった場合にサドルを削ると1弦のサドル角度が緩慢になり鳴りが弱くなる弊害があったし、またピン穴を斜めに配置することによりエボニー材のブリッジが木目方向に割れる可能性がかなり低くなる。
三角に尖ったヒールキャップのデザインもオリジナルのマーチンより美しい。とはいえキャップのシェイプや周囲の面取りの仕方は製作時期で異なり、初期モノはやや正三角形に近く面取りも控え目だ。
OMモデルのビックガードの形もコリングスが一番美しい。オリジナルのヴィンテージマーチンとも趣きが異なるが、スッキリしてシャープな印象を受ける。すべてビルの造型センスによっているのだとしたら驚くべき才能だと思う。
Collings
354 :ドレミファ名無シド[]:2021/12/03(金) 23:37:02.49 ID:WFIxwQlF
>>351
とてもいいと思う。俺は古いファンだから昔の思い出話が多くなってしまったけど、新しいモデルも文句なしにいいと思うよ。
2006年からコリングスはエレキを作り始めて、それをきっかけにアコギの製作でも各部木材の重量バランスとかに一層厳格になったんじゃないだろうか。いい悪いはある意味個人の評価で意見が分かれるけれど、コリングスは間違いなく進化して来たと思う。今も多くのギタリストたちと楽器作りをめぐっていろんな議論を重ねているし、Tシリーズはとくにすごく魅力的なギターだと思う。
実を言えば俺はここ10年くらい、クラギの方に演奏の重点が移ってしまっていて、2010年代以降のアコギはあまり数を弾いていないんだ。でも何本か試奏させてもらったコリングスはどれもとても良かったよ。


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