トップページ > 楽器・作曲 > 2013年06月27日 > Og2Btlyo

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ドレミファ名無シド
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】

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ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
118 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 16:57:27.55 ID:Og2Btlyo
備忘 フロイドローズオリジナルのストリングロックインサート(黒い弦止めのコマ)について

この部品が割れて動かせなくなる、取り出せなくなる等の不良症状はよく言われていて、原因は弦ロックの締めすぎ(初心者ゆえの)、と一言で片付けられていたが
どうにも違うということがわかってきた。以下に書き記す。
 
自分は同じメーカー同モデルのFRオリジナル搭載ギター(ただし生産工場は違う模様)を持っていて、そのうちの新しいものが件の症状に見舞われた
自分は長年色々なFR搭載ギターを使ってきて、弦ロック締めすぎには注意を要するのは熟知していたのに、だ。
具体的には弦に当たる部分、インサートのネック寄り側面下部にヒビが入りコマの下側がサドル内で押し広げられることによってナットを緩めても動かなくなってしまっていた
本来ゆるゆるでひっくり返せばポロリと外れるこのインサートがだ。

だから弦交換は先の細いマイナスドライバーを弦の当たる部分の隙間に差し込み、コマを何とか傾けてから外して、交換していた
上側には割れてないのでなんとか上側だけは傾けられるのだが下側が広がり、コマ全体の着脱は不可能だった。
1〜6弦すべての弦でこの症状が出たが、最も強い症状が出たのはプレーン弦。
4〜6弦はまだ割れが進行しておらず、はずすことはできたが、弦に当たった部分に損傷が起き始めているのが見える
そのうち1弦はなんとかペンチ等で取り外すことができた。しかし2,3弦はペンチ等でどんなに引っ張っても取り出せない。
傾けるのにも硬い手応え、抵抗感があるほど。
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
119 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 16:58:15.64 ID:Og2Btlyo
このことから原因は推測できる
比較的径が大きく押し潰れやすい構造の巻き弦の場合、コマの潰れより弦の潰れが先に来てロックされる。
しかし堅いプレーン弦、しかも径が細く、接触部分に力の集中しやすいプレーンの場合、この堅いインサートはそのかなりの硬度のため弾力で受け止めることができず
その硬さ、脆さ故に割れヒビが入ってしまう
しかもその上、割れヒビが入ると、、手応え的には弦を締めているナットを回している感覚としてはまだ締められる手応えがあるのでさらに閉め込んでしまう
すると硬い弦に当たって押し付けられた部分は、割れヒビをどんどん押し広げる方向でその力をリリースしてしまう。
この結果、インサートのネック向き側面の下側半分くらいが、弦の当たる部分から下側底面に向けてヒビが入り、インサートは底面にいくにつれ台形に押し広がる形で変形してしまい、
サドルの中でクサビと化してしまい抜けなく、動きづらくなってしまうのである
 
1弦の症状が比較的軽かったのは、逆に弦の細さ故にサドル内での圧着による押し返しに集中する力が小さく、弦の径自体小さいから弦のめり込みによる割れ広げも小さくすんだからだと思う。
とはいえしっかりヒビは入り、インサート抜き出し作業は困難であった。
2〜3弦の径とそれ故の硬度は、インサートを割り、押し広げてサドル内クサビにするのにちょうどいいくらいの径、力を発揮していた訳だ。ちょうど釘打ちの釘のように。

それにしてもこの症状は私のFRギターの内、一つのギターのみに起きるのでおかしいと思っていた。
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
120 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 16:59:43.43 ID:Og2Btlyo
よく知られているようにこのインサートは非常に硬くそれ故脆い素材でできている
であるからこのサルベージにはドリリングでインサート自体割ってしまって新しいものを入れようと考えていたが、ステン用のドリルもなかなか立たないほど硬いので早々に諦める。
試行錯誤すること数分、サドル底面金色のフタ用の部分は外れると気が付き、ここを外し
穴のある木のたたき用台を用意し、ちょうど押し出したいインサート部だけ穴の位置に置き上からマイナスドライバーでたたき、押し出す事に。
ポンチの要領で軽くハンマーで叩き裏面からすこしずつ押し出すことにして、無事割れたインサートを取り出すことに成功した!
外したあと、底面のフタも、同じ容量で叩いて押し込んでまたくっつけることが出来た。これはただ四方がピッタリに作られているし、
弾力のある金属素材出できているので嵌っているだけ。
こういうところはさすがにFRのエンジニアリングリテラシーが見いだせる

しかしここからが本題なのだが、この取り出したFRのインサートを、他のなんともないFRのインサートと比べてみて唖然。
FRのインサートを知っている人はわかると思うが、このパーツは弦ロックのシャフトが同じ位置ではまるようガイドになるよう窪みが付いている
なんと、この窪みの深さが違うのである!!
勿論この割れたほうのインサートの窪みのほうがかなり深く、割れてないこれまで何事も問題は起きてないインサートはかなり浅い。
浅い方の窪みはほんとうにただのシャフトのガイド役割を果たすためだけにちょこんと凹んでいるだけ。
一方問題の割れたインサートは窪みがかなり深く、インサート内半分くらいまでシャフトが入るくらいの深さがある
どちらも同じFRオリジナルのパーツなのにである。
信じられます?

これでは割れが起きて台形に押し広がるのも当たり前であろう
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
121 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 17:00:38.30 ID:Og2Btlyo
つまり問題は、インサートの窪みが深すぎる個体故に、インサートのシャフトからの弦ロック圧を受け止める部分と、弦がちょうど圧締される部分との間が薄すぎ、
それにインサート自体が硬い素材であることが相まって、底面方向に向けて「割れ」てしまうことで圧を逃がしてしまうことによって起きる現象だったのだ
これはただ単にパーツの設計ミスであろう

私のこれに対する対処法としてはひとつだけ。「このガイド窪み部分を使わない」
つまり、インサートは通常サドルに収めるとき、この縦長の部品をサドルに縦に入れ、ガイド窪み部分をもちろんシャフトにあたるよう下側、窪みをボディエンド側に向けるのだが
私はこの割れた「窪み穴深すぎ欠陥仕様」をそのまま使うため、あえて、窪みを上側にして、しかも窪みの向く方向を全て6弦向きに揃えた(これは1弦向きでもどっちでもいいが)
つまり、ゴトーの1996Tのインサートのように窪みのないものに習って、敢えて窪みを使わない、窪みのある部分にどの方向からも力が加わらないように避けてみたのだ。
いまのところこれでこの割れヒビの入ったものをそのまま使っていても、何の問題もないし、きちんとロックできている。
 
そもそもこのフロイドローズのロックインサートのシャフトガイドの窪みって要らないと思う。
これがあれば確かにシャフトがいつも一点で当たり、サドル内でのインサートの位置は一定できるが、それ自体技術的見地からしてあまり意味あることには思えない。
それより、インサートをサドル内で自由に動くくらいの遊び、緩さを持って作っておけば、ガイドなど無くてもサドルに入れた時自然に底面まストンと落ち、
つまりその底面に落ちた位置で一定し、そのまま横からシャフトを締めていけばいつも殆ど変わらぬ位置でロックすることができる
フロイドローズにかかわらず弦を交換するとき、たいていの人はギターを寝かせてやるので重力に任せてやればいいだけの話だ
この点だけはフロイドローズに物申したい。あのシャフトガイド窪み要らないし、あってもいいけどその深さのせいでインサート自体の強度が落ちるなら欠陥だよ、と。
皆さんFRオリジナルをおもちなら御手持ちのインサート窪みの深さをチェックしてみたらいかがか。
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
122 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 17:09:17.98 ID:Og2Btlyo
シャフトガイドの窪みについては、ここにシャフトが引っかかることによって弦交換時のインサートが外れたり落ちたりすることを防ぐ効果もあるかもしらんが
どっちみちそんなもの、強度を犠牲にした上ではいらない。
ゴトーの場合インサートに窪みがなくてもサドル自体の形で落ちないようになってはいるが。
ギターは弦を張っている時にこそ進化を発揮すべきなので、やはりここに意味あることには思えない
何度も言うが、窪みはあってもいい(実際私の手持ちのやつにもFRオリジナルのには窪みはある)
しかし深すぎるのは論外だ
 
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
129 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 19:54:02.34 ID:Og2Btlyo
>>125
窪みには「ばらつき」がある、というより完全にロットごとに設計が違っているという感じです。
私が持っているものを全て計測した感じでは。
つまり、フロイドローズブリッジの個体ごとに、窪みが深いものは全て同じように深く、浅いものはきちんと同じように浅い。
ある時期のロットに、このような割れを引き起こすほど窪みが深すぎのものがあるようです。
今度店に行ってバラ売りの個体をチェックしてみます

このロックインサートの”律儀な”ロックスクリューシャフト受けの「窪み」は、フロイドローズオリジナルの欠点の一つです
この点、インサートにこの窪みがないゴトー1996Tのほうが優れていると言えます
私が実験したとおり、この窪みはFRオリジナルにおいても無くても何ら問題ないのです。と言うか無い方がいい。
FRお持ちの方なら私がやったように敢えてインサートの挿入を窪み部を90度向きを変えて、上下を逆さまに入れてみればよろしい。
むしろソッチのほうが軽くロックしてもしっくり来て緩むこともないはず。

フロイドローズオリジナルに比べゴトーが優れている点はこのインサートと、プレート前面エッジが斜めに落とされていること、この2点だけです
それ以外のゴトーの、アームハウジングの固定法などは噴飯モノです。
他にもゴトーはイナーシャブロックのプラスネジでの固定も、スタッドロックゆえの片側ストレートナイフエッジ部も要らない。
そもそもスタッドロックというのがギターが分かってるものからしたら恥ずかしい。
サドルの固定部の前部が繋がってしまっているのも面倒くさいし、ここの小さいスクリューにいちいちワッシャが挟まってるのも面倒くさい。
イナーシャブロックのスプリング溝とかスプリング止めネジとかほんとに馬鹿くさくて無意味だし、
こんなことをやるくらいなら長さの違うイナーシャブロックを単体販売してネジのフリクション・角度調整ができるようにすればいいのに、なぜかバラ売りはしない。
等等、ゴトーの商品はいい部分は殆ど無いですが、唯一ゴトーが本家FRオリジナルよりいいのは、このインサートに窪みがない点、ボトムプレート前面エッジの斜め落とし。
これだけは評価していい。
別にアンチではなく、悪いとこは悪い、いいとこはいい、無意味なとこは無意味と言っているだけです。あくまで機能において
ギターの改造&パーツ総合スレ【26】
135 :ドレミファ名無シド[sage]:2013/06/27(木) 23:22:15.68 ID:Og2Btlyo
>>133
そうですね
インサートは消耗品といえばそうなんですが、
ゴトーの窪みのないものや、FRオリジナルでも窪みが浅いものを正しい使用方で、つまり軽い力で締めて使っていれば、
何年使ってもほとんど消耗せず使えますね
実際私が持ってるかなり古いフロイド付きギターはもう買ってから25年以上インサートの交換などせず使用していてまったく問題ないです。
しかし自分がくだくだしく書いた上記のインサートの割れによる不具合が起きたギターは2007年に新品で買った、正規フロイドが載ったメーカーのフラッグシップモデルのギターです
使用頻度も高くないのにすぐおかしい症状が出たんです。で、昨日になってようやくインサートの窪みが深すぎることが比較してわかったわけです。
間違いなくロットよる不良だとおもいますね
 


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