- ◆◇◆GRETSCH/グレッチ/Part30◆◇◆
638 :ドレミファ名無シド[]:2013/02/28(木) 11:25:33.56 ID:tE1dnVs8 - 皆さんビンテージとして欲しいグレッチギターは50年代後期〜60年代までがほとんどであろう
ネックアングルの個体差が激しく一定していないのがヴィンテージグレッチの特徴だが 製作時ネックピッチゲージによって一定の基準は設けられていた(※) これは純粋に手作業による職人ごとの差がでたのだろう (ジョイントルーティングは完全手作業だから合わないポケットを埋めるためにあまった木材片挟んだりしてる例ももちろんある これが緩んで、と言うかネジで割れて元起きする個体とかもたまにあるけど・・・特に大量生産され出した63年以降・・・) つまり例えばオールドマーチンにおけるような経年変化によるネック起きはグレッチにおいてはむしろ少ない リセットを前提とした強度で作られてないからだ だからグレッチギターのネックはハイポジ起きに関しては、同時期のメーカーに比べ比較的強いといえる (もちろん絶対起きないなどとは言わないよ。使われ方や置かれてきた環境が個々で違うんだし) デュアルモンド期の外れやすかったネックを「ネックロックシステム」と呼ばれるボルト留め荒業によって固定強度が上げた57年以降製造に於いては メイプル多層構造のネックと相まってネックおよびジョイントの強度に関してはあまり問題が起きないのがグレッチ・オールドギター 裏返せばオールドグレッチを店で選ぶ場合の基準がここからわかる 弦高をギリギリまで低くしてもまだサドルサムナットが回せ下げられる余裕が有るジョイント角でなければ>>616のような修理が必要になるわけだ 当時のヘビー弦使用・高弦高前提の使用環境に於いてはネックジョイント各が浅くても音質面や弦のサドルハズレの問題などは考えられなかったのだろう) もちろん57年以前製造のジョイントはボルト留めされておらず、ネック起き可能性はある 一般的に現在重宝されるビンテージグレッチはトレッスル・ブレーシングでロック的ソリッドな音が出てかつジョイント留めが行われている58〜59年以降というのも 単にブライアン・セッツァーの影響という以上に意味があることだ (※)参考までに、24インチスケールモデルの場合の当時のネックピッチ基準 ストレートゲージを指板上の延長線上に置きナットから24インチ地点のボディトップ上でボディから定規を直交させ3/4インチになる時のネック角度
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639 :ドレミファ名無シド[]:2013/02/28(木) 11:42:04.72 ID:tE1dnVs8 - >>636ネック起きがヒドイ個体にあたってしまった場合はリセットすればいいと思う
かなり高額でリペアの腕が出る部分だけど・・・ >接合部のニカワがかなり少ない事が多いそうで、 >スチームアイロンはやっても長くは持たないらしく、 >根本的な解決にならないと聞きました。 どうもそのリペア屋ってのは眉唾だねwいうことが。これアイロン指板矯正のことでしょ?スチームアイロンはジョイント剥がしに使うの。 そもそもブロック入ってないアコースティックな鳴りのアニバをブロック入れちゃうのはホント邪道というか改悪というか なぜ、そのギターはそういう音がしてるからこそ存在してる意味があり、過去において意味と理由があって作られて価値があったから現在まで残ったものを 今現在の個人のちっちゃい価値観で無理やり変えちゃうんだよ・・・と云うがっかり感が半端ない ゾーチのやってること半端に真似してるだけじゃんと思っちゃうよ ビンテージギターの扱い、と言うかギターへの向き合い方をわかってる大人から見たら。 ソリッドで現代的なロックな音の出るグレッチが欲しかったら現行買えばいいじゃん。アニバはそのままで残して ブライアンとかいろんな外タレだってステージで現行使ってるし。。 アニバではロックな音は出せないな(笑)、と云う勉強をしただけでアニバが君の手元に来たことにおける君にとっての価値はあったじゃん ひょっとして君がプレイヤーとして成長すればそういうアコースティックな音のアニバを使いこなしてなにか新しい音楽を生み出せるかもしれないのに オールドアニバはそれはそれでそのまま残しとけば、いつかだれか君じゃない人がその音の良さを引き出していい音楽作れるかもしれない可能性があるのに むしろソリッドな音がする6120系なんて現行でもいくらでも種類あるんだから邪道改造されてないまっさらのオールドアニバのほうが貴重じゃん
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640 :ドレミファ名無シド[]:2013/02/28(木) 11:43:57.42 ID:tE1dnVs8 - アイロン矯正は失敗時に期待持たせないためやる前にあーだこーだ言ってしまうリペア屋が多いのは経験的にわかるし、リペア屋の気持ちもわかる(笑)
でも現に接着されてるネックと指板を前に「膠が少なくて」云々というのはプロとしてはいかがなもんかw
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641 :ドレミファ名無シド[]:2013/02/28(木) 12:01:51.60 ID:tE1dnVs8 - こういってはなんだけど、本当に「ネック元起き」してるのかな−?
そのアニバ それともジョイント動いてんの? ヒールがネジロックされてる年代のやつ? オールドグレッチに詳しい人?そのリペア(リペア屋によってはグレッチなんか知らんと云う人、グレッチは扱いませんという人も多いよ)? もともとグレッチってジョイント角度は個体差ありまくりんぐなんだよ?故障でなくても 御茶ノ水とかに行ってオールドグレッチ10本くらい弾いてご覧。全部ジョイント角違うからw例えば同じテネシアンモデルでも だから買う時弦高ペタペタに下げてもまだまだナット回せる余裕がある、っていうチェックは必須 ・・・色々疑問点が多いし なんだか書けば書くほどギター経験値低い人のようだとわかるから心配 いっその事何もしないでそのアニバ売って、 そのお金で現行品買う足しにするのが君の今後のギターライフにとってもその気の毒なアニバにとってもお互いのためになる円満離婚な気がするよ
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642 :ドレミファ名無シド[]:2013/02/28(木) 12:13:54.94 ID:tE1dnVs8 - 寺田の現行品はネックジョイント強いよ〜
指板接着前にボディにはめ込んでハンマーで叩き込んで接着。 それから指板張ってる もちろんネジ止めしてシールで隠すなんて(再現)してませんw もともとオービル蟻溝で作ってたとこだから だから箱物作りは重宝されてるんだろうね 今のギブソンのカスタムショップとかみたいな予め出来上がったネックくっつけてるギターなんかよりはるかに強い ジョイントのせいで音がブーミーになるダメギターではない
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