- 【激鳴り】激変する調整・改造方法って?【ギター】
187 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:04:09.81 ID:6KILdyJt - わかりやすくレスポのテールピースを例にとると
サドルを下げればそれだけボディにかかってる弦の圧力が増加します この状態で弦が振動すれば当然よりボデイを振動させる力は大きいです いわゆるボディ鳴り、クラシック楽器では遠鳴りと呼ばれる音です サドルを上げればボディに与えている原点ションのプレッシャーからボディは開放される分、 弦鳴り、近鳴りと言われるより金属的なトーンになります。 ボディの鳴りから解放された弦の振動が跳ね返って弦自体に返ってきて現そのものが暴れるような感覚です ビンテージ時代と違い、3弦にプレーン弦を張るストラトの3弦の音が暴れやすくなるのと一緒ですね ナットをおさえつける力が足りなくなったことで暴れる3弦の音はロック音楽の時代になっては魅力的な響きとなるわけです (3弦チョーキング時の気持よさ)
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188 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:05:11.64 ID:6KILdyJt - ヴィンテージギターは軽い。
これはある程度本当だといえる。 けれどもハイエンドギターはそれよりも軽い。 以前何かのギター本でフェンダーカスタムショップのギター製作者がライトアッシュのストラトボディーの重量に関して”3ポンド12オンスから4ポンド4オンス”まででないと良い音がしないと思うと発言していた。 これは非常に正しい。 まさにライトアッシュ内系列の中の一種類の個体差はこのレンジに納まる。 けれどもこの意見には条件が付く。 現実的太さのヴィンテージロッド仕様のメイプルネックと合わせた場合。 そしてこの系列のライトアッシュは経時変化が激しい。 硬くもろい材は弦振動による内部疲労が早い。 だから粘りがあるアルダーのように、弾かずにおいておくと元の鳴りにもどるという事がない。
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189 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:05:43.02 ID:6KILdyJt - ギターに成ってしまった木材にギターの弾き込みによる経分変化なんかは普通に感じるものだ。
アルダーやライトアッシュはそれを感じやすい材だ。 マホガニーにはそれを感じにくいが、現存する数多のマホガニーギターでそれを感じやすいのはマホガニーギターにセットネック構造のものが多いからだ。 木材疲労というより、ジョイント疲労が音として検知しやすいセットネック構造のギターが多いため、そのように感じることが多いのかもしれないが ボルトオンでまともなネックが付いているギターでそれを感じる事はほとんどないし、あってもこっちの手の感覚が麻痺したのか、ギター側が変わったのか区別をつけなければいけない。 だから本当の意味で経年変化する材がマホガニー、更にそれより時間が掛かる木材がアルダーと考えておくのがスマートだと思う。 一昔前ギブソンギターのネックセットに用いられる接着剤の変化がサウンドの変化だというような説があったが、それは正解ともいえるし不正解ともいえる。 現行のギブソンセットネックやポールリード、その他国産セットネックモデルでは間違いなく接着剤の差が音に出ると思うが(プレイテックは試してない) オールドギブソンのセットネックであれば接着面の隙間を長年にわたって埋め続ける事が出来る接着剤であれば何を使おうとあの音だ。 話がそれたがさっきの重量レンジに収まるライトアッシュは不可逆的経時(月)変化が起こりやすい。 なので現状のヴィンテージライトアッシュギターであの重量レンジのボディー材を持つものから奏でられる音は厳密に言えばピュアなライトアッシュの音ではない。 弾き込みによって潰れたライトアッシュの音なので重量でボディー材を選びヴィンテージネックと同程度の強度を持つネックと組み合わせてもあの音は出ない。 ここにはちゃんとしたギターの弾き込みが必要だ。 年という単位ではなく”週”という範囲での事だが。 しかしライトアッシュにもご案内の通り他にも同種内系列がある。 世に言うまともなハイエンドギターのボディーに使用されているボディーはライトアッシュに限らず上記の基準より軽い。 この重量レンジ内にあるライトアッシュは軽く弱いが弾き込みによる経時変化に強いというかそれが解りにくい。
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190 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:06:12.39 ID:6KILdyJt -
重量と強度のバランスが良い木材にはそれが顕著に現れない。 この木材も大きな経分変化後長期スパンで微妙に強度を落として行くタイプの木材と考えてよい。 そして大抵のハイエンドギターのネックはヴィンテージギターのネックよりも弦振動の倍音化率が低い・・・つまり強度があるか比重が高く出来ている。 その組み合わせの差がハイエンドとヴィンテージの差であり、そのおかげでハイエンドギターのサウンドの傾向は読みやすく管理しやすい。 この木材が積極的にハイエンドギター、ベースに使用される理由はそこにある。
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191 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:06:42.20 ID:6KILdyJt - 例えばハイエンドネックをヴィンテージストラトのボディーと合わせた場合どうなるのか?
低音弦の音が硬直し耳に痛く息苦しい音になる。 天然素材無垢のエレキギターではこういう組み合わせがどうしても出てくる。 ネックの強度は管理できるがボディーが無垢の場合それが出来ない。 それをやろうとしたのがチェンバー加工。 無垢板ライトアッシュは弾き込みによる経週変化よってその部分多少潰せるが、経分変化しかしないアルダーだとずっとその帯域が耳障りなままだ。 ここでピックアップの高出力化が求められる。 ギブソンギターならテールピースを上げる。 ハイエンドならウイルキンソンなどの弦のテンションを犠牲にトレモロアクションを軽く系のブリッジを使うこととなる。 ここで出来る事はギブソンブリッジのテールピースを上げているのと同じ事だ。 弦をボディー上で暴れさせてしまい、低音弦のきつ過ぎるミッドを殺す必要が出てくるわけだ。 勿論ダウンチューニングでも良いし、ギターを大本から作るとするならばフェンダースケールじゃなくてギブソンスケールを採用するのもありだというか、ギターのスケール設定とはそういう意味合いのものだ。 この作用を現行のギブソンギターで受け持つのはスケールでもブリッジテールピースでもピックアップでも無く(ここ微妙)セットネックだ。 方法としてこの逆、つまり弦のテンションを上げる事でも同じ事は起こる。 世の中にへヴィーボトムライトトップなるゲージの存在する理由はこれである。 他のやり方としてはアイバニーズのチャンネルロッド薄型ネック。 チャンネルロッドに普通ありがちなネックシェイプを持ち込むとネックの強度が上がりすぎ、重量レンジでいうヴィンテージ帯域のボディーとあわせると、ここまで書いてきた問題が起こる。 けれどもそこからネックの強度を落としてゆけば、その痛い部分が削れ低音弦と高音弦の歪のバランスが取れてくる。 だから薄い。 チャンネルロッド仕様のネックを完成させたのはアイバニーズだろう。 あのネックは形状厚みこそ違うが現状市場に出回るネックの中で最も強度的にヴィンテージフェンダーのネックに近い物だ。 ハイエンドでは概ねもっと厚く硬く軽い。 その差は単純に補強材の差である。 当然そこにはヴィンテージよりも重量レンジが低いボディー材選びが必要となる。
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193 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:08:10.34 ID:6KILdyJt - >>187
サドルではなくテールピースですね 失礼しました その他の誤字脱字はわかるでしょうから直しませんw
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194 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:11:43.95 ID:6KILdyJt - >>185
ギターそのもので考えればいいんですよw ギターは楽器ですからw 物理なんぞ持ち出して専門馬鹿になることなど無く、昔の職人はいい音の楽器を作っていましたw
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197 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:17:51.01 ID:6KILdyJt - >>195
弦は振動してない状態でもボディーにプレッシャーを与えていますが、 それをさらに揺らすからですよ わかりますか?弦は揺れてプレッシャーを与えるんです こんな低レベルなことでここまで教えても分からない人ってなかなかいないなw ま暇だからいいけど
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198 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:23:58.67 ID:6KILdyJt - テールピースを高くしたレスポはサドルから弦が外れやすくなるからサドルの溝を深くしてやらなければならないと。
そういう人がいました。 この場合、その深くしたサドルの溝の中で、弦は暴れているわけです だから溝の側面の壁を高くしてそこに保持してあげないと、外れてしまうわけです。弦が。 (よくグレッチの弦が強くピッキングすると外れやすいとかいう人っていますよね) テールピースを下げると溝が浅くても弦の外れることはなくなります 弦がボディの方向に強い力で押し付けられるようになるからです このときテールピースを上げてる時に弦が暴れて外れてしまう力がどこに入ってしまったのかを考えてみましょう。
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200 :ドレミファ名無シド[sage]:2011/05/22(日) 00:25:43.65 ID:6KILdyJt - >>199
弦のプレッシャーは変わりませんよ
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