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ピリア
ハウルの動く城を解説したい

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ハウルの動く城を解説したい
694 :ピリア[]:2018/10/13(土) 00:37:43.25 ID:uWH6gkb6
楽園追放ってどっかで聞いた事あると思うけど、

聖書の有名な物語だ。

神に創造された最初の人類アダムとイブは、
楽園に暮らしていた。

衣食住、すべての心配もなく、
生老病死、あらゆる苦しみもない。

食べるものは香り高く味を楽しめるものがいくらでもあるけど、
そもそも空腹ということすら知らなかったんじゃないかな。

着るものはなくて裸だけど、
そもそも暑さ寒さもなく、
体を傷つけるものや、不快感ということすらない。

家もないけど、
そもそも雨も風も日差しも優しく快いばかりで、
人はアダムとイブしかいないから、
いわば見渡す限りの楽園すべてが彼らの家だ。

病むことも死ぬことも、
存在しないから思いつきもしない。
ラブラブな恋人だけがいて、
対人関係で悩むこともない。

動物や植物とも仲良くできるから、
退屈とかさみしいってこともない。

それが楽園だ。
すべてが調和している快さと、
素晴らしさだけを永遠に味わっていられる。

しかし終わりすらなかったはずの楽園から、
追放される時が来る。

神に逆らったという罪により、
あらゆる苦しみの渦巻く世界へ、
アダムとイブは投げ出される。

この話には、全人類の共感をよぶ根源的なテーマがある。

つまりこれは、あなたの物語なんだアプローチャー。

楽園からの追放は、
バーストラウマ、この世に産み落とされたクライシスだ。

楽園はいわば母の胎内とその以前、生まれる前の世界だ。

思い出せるだろうか、想像してみてほしい。

温かく心地よく、空腹もなく、守られていた十月十日を。

ぐんぐんと自分の体が組みあがっていくという奇跡を、
ただ味わっていた幸福な時間を、想ってみてほしい。
ハウルの動く城を解説したい
695 :ピリア[]:2018/10/13(土) 01:04:13.04 ID:uWH6gkb6
めくるめく幸福感を、安心感を、浮遊感を想像してみたかな?



では、次。
そこから叩き落される苦しみ、それがこの生の始まりだった。

誰一人として例外じゃない。この生は苦しみと痛みから始まったんだ。

狭い産道をくぐり、産まれる、
それだけでも母子ともに命がけだ。
それで命を落とすこともある。

まず、 死の恐怖だ。 それがあなたがこの世で最初に味わうものだ。

で、無事に産まれてきたはいいものの、
休む間もなく大仕事が山積みだ。
生まれ落ちたこの世界は安泰だった胎内とは、
なにもかも違っている。

まず呼吸をしなくてはならない。できないとしぬ。
つぎに授乳だ。できないとしぬ。

暑いとか寒いとか、なんかむずがゆいとか、
身体が不快という感覚を知る。

子どもってのは眠いとグズるけど、
眠い、ということすら知らないからそうなる。
不快な感覚があるけど、
それがなんでなのか分からないんだ。

空腹とか眠いとか体の欲求は不快感で表れる。
欲求を満たさなければ不快はつづく。
不快が肉体の限界までつづくとしぬ。

死の恐怖と、肉体の不快感、

まだまだ序の口だww
この世界に渦巻く苦しみはそれしきじゃないぜ。

でも、そう。
生まれる前はあまりにも安らかで奇跡を感じているばかりだったから、
ギャップがひどい。だからトラウマになるんだ。

これをバーストラウマという。生まれてきた時の精神的外傷だ。

普段は思い出すことすらないこのトラウマは、
あなたの心の根底に今も横たわっている。
ハウルの動く城を解説したい
696 :ピリア[]:2018/10/13(土) 01:34:21.21 ID:uWH6gkb6
人間は、なぜ?と考える生き物だ。

3、4歳くらいで、何でも二言目にはなんで?なんで?と言う時期がくる。

なんで、この世界はこんなに苦しくて辛いのか、

エボシの庭で、ミイラかってくらい布を巻かれた老人が言う。
「生きることはまことに苦しく辛い、世を恨み、人を恨み、それでも生きたいと願う」

死にたくない、生きたい、と願ってしまう心、

それすらもままならない苦しみそのものだ。

いっそ楽になりたいと、何度思っても、
次の瞬間には死が恐ろしく、生にしがみついていたくなる。
もう一日だけ生きてみようと頑張っても、
その一日も終わりなき苦しみの続きだ。

なぜ?なぜこんなに苦しまなくてはならないのか。
あまりに理不尽ではないのか?
ここまで苦しむほどの罪をおかしたというのか?

それはどんな罪だというのか。

この思考の筋道が、原罪、という発想につながる。

生は、楽園からの追放である。
生、そのものが罰であり、贖罪である。

では、なにが罪だったのか。

という、答えのない問いへのアンサーが
楽園追放という物語だ。

神の怒りをかったのだ、だから苦しむのだ。

という物語だ。


これは、人類すべての心の底に、
あなたの心に今も深く横たわる物語だ。

でも、このスレをここまで読んできたなら、

この物語を生んだ なぜ? という問いが、

間違っていることに気が付いてほしい。
ハウルの動く城を解説したい
697 :ピリア[]:2018/10/13(土) 02:18:17.23 ID:uWH6gkb6
うえーキッツー。

さて、

神に背いた罪と、

「汚らわしい人間ども、我が憎しみと苦しみを知れ」
という呪詛は、死の恐怖と肉の身の不快だ。

そして楽園たる母の胎内からの追放。

もののけ姫のこの導入は、
バーストラウマのイメージだ。
だから普遍性があって心に響く。

呪詛とともにアシタカは旅立つ。
そこは憎しみの渦巻く夜叉の世界だ。

まだまだヘビーとダークとネガティブが続くぜ〜。
ハウルの動く城を解説したい
698 :ピリア[]:2018/10/13(土) 02:18:36.12 ID:uWH6gkb6
でも、まずバーストラウマとシンクロできたなら、
それを解放しよう。

生は、神に背いた罪。

この言葉のなにがおかしいか、解るかな?

神は、高位の異界存在だ。
どんなに素晴らしく美しくとも、彼らも被造物だ。

で、生命の創造は、どのレベルだったっけ。


まず、なにもかも、あらゆるものを創造し、
その創造したものすべてに、
存在するというエネルギーを常に今も注ぎ続けている。
そういうもの、そういう領域があるってことだったじゃん?

恐怖と苦しみは、まあ、恐怖と苦しみのままなんだけど、

べつに罪でも罰でもないわけよ。

その領域は、善も悪も越えてるし、あらゆる指向性もない。
無限に無辺に、ただただ、そこにある。

生という奇跡を生み、今も生を生であらしめているその領域は、
なにかを罰したりしない。
ただ、罰したいというなら、それを止めたりもしない。
罰することも、それはそれでそのまま許されているというか。


考えることの袋小路に入ってしまったら、
つまりそれはガラクタの塊だ。
古びた思考パターンがもつれたモンスターだ。
あなたという存在のパフォーマンスを著しく落としていると思われる。

そういう時は?そうクリーニングね。ソフィのお掃除と解除の魔法ね。

バーストラウマという言葉の意味がわかったら、
それを自分から引き抜いて、その領域に還そう。
役目は終わったよ、ありがとう、と声をかけよう。
エネルギーの交流がおきてゼロになるのを見届けよう。

ま、カタカナ語じゃなくてもピンとくる言葉やイメージならなんでもいい。

生まれいずる悩み とか、
生は、神に背いた罪、とか、
生きることは苦しみだ、とか、

泣いている赤ちゃんの自分のイメージでも、
なんで?と繰り返して泣く子どもの自分のイメージでも、

その全部を順にクリーニングしていってもオッケーだw効くぞ〜


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