- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
737 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 00:31:31.28 ID:IE++KfR00 - とからできた言葉です。働き者というよりは、むしろ働
き過ぎという悪い意味で使われることが多いようです。 しかし、働きバチたちは、本当に長い時間忙しく働いて いるのでしょうか。ある学者が、働きバチに背番号をつ けて観察をしました。それによると、働きバチが一日に 働く時間は五、六時間で、それ以外の時間は巣の中での んびり過ごしていることがわかりました。日本人の一日 の平均労働時間は約八時間ですから、人間の大人の方が よっぽど働いているように思えます。ミツバチもそうで すが、、多くの動物は、よけいな仕事はできるだけしな いようにして、休息の時間が多くなるような生活をして います。豊かな暮らしのためにたくさん働こうとする人 間とは、全く逆の生活に見えます。敵の攻撃から巣を守 り、なわばりをつくり、生き抜いていく必要のある動物
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
739 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 01:30:42.20 ID:IE++KfR00 - にとっては、財産よりも休息のほうが意味があるという
わけです。さて、パワーのある働きバチはオスでしょう かメスでしょうか。意外なことに働きバチはすべてメス です。人間の社会も、サラリーマンという男性中心の社 会から、キャリアウーマンという女性が活躍する社会に なりましたが、ハチの世界の方が一歩進んでいたようで す。働きバチは、生まれてから期間ごとに仕事の内容を 変えて行きます。羽化してから五日ほどは、巣のそうじ をし、その後十二日目くらいまでは女王や幼虫の世話を します。二週目から三週目ほどは巣作りや、蜜を巣にた める仕事をします。それから四週目まではの見張り
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
740 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 02:29:53.93 ID:IE++KfR00 - をするようになり、やがて外に出て蜜集めをするように
なります。巣の内側の仕事から、段階を追って外回りの 仕事になっていく様子がわかります。働きバチの寿命は 六、七週間ですから、年を取るにつれて、巣から離れて 遠くまで蜜を取りに行ったり、敵と戦ったりする危険な 仕事になっていることがわかります。それでは、ハチの 世界の男性、オスバチは何をしているのでしょう。オス は、女王バチと一緒に子供をつくるとき以外は、巣の中 で何もせずにただ暮らしているだけです。しかし、そん なオスバチにバチが当たるようなことはありません。ハ チの社会は、心優しい働き者の女性たちで支えられてい るのです。今日もハチたちは、花から花へ蜜を集めて回 っています。「あ、ミツ、ミツけた。」「じゃあ、仲間
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
742 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 03:29:03.88 ID:IE++KfR00 - に知らせてこよう。おーい、ミツ……」「バチン。」「
あいたたた。ハチ合わせしちゃった。」大昔の鳥の祖先 は、ほかの動物と同じように四本足を使って歩いていま した。長い年月のあいだに、前足が翼に進化し、今のよ うに空を飛べるようになったのです。鳥は、爬虫類の仲 間から進化してきたので、トカゲの前足の骨組みと鳥の 翼の骨組みは、たいへんよく似ており、この二つをくら べると、前足が翼に変わったことがよくわかります。ま
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
744 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 04:28:13.30 ID:IE++KfR00 - た、前足だけではなく、体をおおっている羽毛の一部も
翼に変わりました。風に向かって進むと、何枚も重なっ た風切羽によって、鳥は体を空中に浮かせることができ ます。しかし、翼だけがいくら立派でも、飛ぶことはで きません。翼を動かす部分も大事です。鳥の胸の骨には 大きな出っ張りがあり、船底のような形をしています。 そこに、翼をはばたかせる筋肉がついています。鳥の胸 の筋肉は、たいへん発達しており、この筋肉の力で大き
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
746 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 05:27:24.26 ID:IE++KfR00 - な翼をはばたかせることができます。自由に空を飛ぶた
めには、体が重くてはいけません。普通、体を作ってい るもので、いちばん重いのは骨です。そこで鳥の骨は、 竹のように中が空洞になっていたり、スポンジのように スカスカになっているなど、体を軽くするための工夫が 見られます。しかし、スカスカの骨といっても、すぐ折 れてしまうような弱いものではなく、たいへんかたくて 丈夫にできています。また、体全体を軽くするために、 骨の数も少なくなっています。あごの骨は歯と一緒にな って、くちばしに変わりました。歯がないため、鳥は食 べ物をすべて丸のみにしてしまいます。「鵜のみ」にす るのは、鵜だけではなかったということです。ただ、そ のままではたいへん消化が悪いので、おなかの中で食べ た物を砕くことができるようになっています。
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
748 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 06:26:41.00 ID:IE++KfR00 - その役目
をするのが砂肝です。砂肝は砂嚢とも呼ばれ、その名の とおり砂が入っています。砂粒によって∵食べ物をすり つぶすのです。変わっているのはくちばしだけではあり ません。背骨の数も少なくなっていて、しかも棒のよう にまっすぐです。首が自由に動くのに比べて、背骨は自 由な動きがほとんどできません。羽づくろいをする鳥を 見ると、体全体をひねることができないので、首だけを ぐるりとうしろに回しています。
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
749 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 07:25:52.55 ID:IE++KfR00 - しかし、そのおかげで
、空を飛ぶときに体が安定する上、離着陸の衝撃から体 全体が守られるようになったのです。体を軽くしなくて はいけない一方で、鳥は飛ぶために多くのエネルギーを 必要とし、どんどん食べ物を食べなくてはなりません。 そこで鳥は、食べてすぐエネルギーに変わるような食物 をとるようになりました。多くの鳥は草食ではなく肉食 です。植物性のものを食べる鳥もいますが、種子や果実 など、すぐにエネルギーになるものを食べます。鳥は、 少しでも体を軽くするために、もう一つ工夫をしていま す。それは、フンをためこまないということです。もし 、鳥が便秘になったら大変なことです。フンの重さで飛 べなくなってしまうからです。公園などでハトにフンを かけられてハッと驚いても、「フン!」などと憤慨せず に、「フーン、飛ぶためには仕方がないのだな」と優し
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
752 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 08:25:05.47 ID:IE++KfR00 - く理解してあげましょう。シベリアやアラスカといった
、寒さの厳しい地方で暮らす人々は、古くから、人や物 を運ぶために、犬ぞりを使ってきました。シベリアン・ ハスキーやサモエド、アラスカン・マラミュートといっ た種類の、寒さに強く、力持ちの犬たちにそりを引かせ るのです。これらの犬たちは、ふさふさした毛と厚い脂 肪を持っているため、北極の氷の上で眠っても平気です 。また、長い距離を走っても耐えられる、すぐれた体力 の持ち主です。なかでもハスキー犬は、探検家ピアリー やアムンゼンによる北極や南極探検に使われ有名になり ました。
|
- マンガで分かる心療内科6 原作ゆうきゆう 作画ソウ[無断転載禁止]
756 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2018/03/14(水) 09:27:51.69 ID:IE++KfR00 - 一人前の星として輝きだした星のその後の運命を決めるのは重さです
。太陽ぐらいの重さの星は最も長生きで、百億年ぐらいはそのまま 輝き続けます。その後、年をとった星は、ぐんぐんふくらんで大き くなっていき、それにともなって温度も下がるため、真っ赤な色に 変わります。さそり座のアンタレスや、オリオン座のベテルギウス は、赤くふくらんだおじいさん星の代表です。
|