- 四季賞 総合スレ part7
306 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 01:45:35 ID:oUQTf2QD0 - 今回の四季大賞(w
四季賞恒例の欠損家族、ティーンの成長物語、妙にまとわりつく主人公なんだけども、頼りない父にしっかり者の妹、 母を失って混乱してる兄と、まるで、ひぐちアサの、家族のこれからを引き写して書いたじゃん無いかと思うほど、 全体の空気がにてると思った。家族のこれからを読解力の無い人間が引き写して書くこんな風に駄目になるんだろうなって感じで。 さて、この作品の場合、登場人物の兄妹は双子という設定にしてある。 読者としては、双子の男女という設定を持ち出すことによってストーリーが 微妙に変化展開する事を期待するわけだが、悪い意味で見事に裏切っている。 一卵性双生児のような電波で以心伝心とまでは行かないまでも、双子というキャラにした訳だから、 そこは普通の兄弟に見られない共感があるのではないか、その共感が 有った上で、すれ違ってしまう、そういう展開を期待する訳なんだが、まぁ単純に 兄弟げんかを始めてしまうのに絶望。 ストーリーは、妹さんだけ成長していくわけなんだけども、欠損家族やらなんやら関係無しに 単純に成長してるのもなんかよく分からない。 と個々指摘し始めると沢山書かないと駄目なので、なんて言えば良いんだろ こういうのが「キャラが生きてない」と言うべきなんだろうなと思った。 絵も特徴的だし、双子だし、性格は分かりやすいので、ついつい騙されてたけど ストーリの中でキャラが全然立ってない。キャラとキャラが関わってそれによって 成長したり対立したりするのが物語なんだと思うんだけどね。 もの凄く主人公の世界だけで物語が進んでいく、主人公のねちっこさに比べて、主人公の外の世界がとても無機質で。 まるでTVゲームの主人公がイベントクリアで成長しましたとか言ってるような無機質感。 ただ、ただ、主人公を存在させる為の箱庭世界。
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- 四季賞 総合スレ part7
307 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 01:46:27 ID:oUQTf2QD0 - さて貶すばっかりだと可哀想なので、みるべき点を考えてみる。
まず絵、場面毎に描き方が違ってる、これは同じトーンでかけない新人じゃなくて、「場面毎にこの場面はこう表現したい」 という意図の元に書かれてると思う。これをやりながら、キャラがとっちからったりしない、安定して読めるのは偉い。 短編の中で主人公が髪を切るけども、キャラをきちんと書き分けられる自信がなきゃ出来ない芸当だと思う。 もちろん、登場人物が多数出るストーリではないので、こういった冒険が出来たんだろうけども、登場人物が少なくストーリも平板だから、 絵の表現を広げてみるというのは新しいと思うし、挑戦を感じるので良いと思う。 ある種可能性は有るんじゃないかなとも思う。 次に徹底的に貶した、主人公が勝手に成長して周りの登場人物はイベントと化してるという点だけれども、 案外人の人生って言うものはそう言う物かも知れないし。と言うわけで純文学の世界では私小説が流行っていた訳で、 純文学ですらやっぱり、周りの登場人物は「私」で有る主人公を駆動するために相互作用として書かれていたわけで。 ところがこの作品の場合、徹底的に周りの人物を現象として書いてしまってる。これは本人の幼さ故だと思いたいんだけど、 今の若い子、特にケータイ小説を読んでるような層には受けるのかも知れないという恐ろしさも感じる。 おじさんには理解できない世界というか、理解したくない嫌な世の中なんだけれども、今の若い子は相当他者の心に関して無頓着で、 他者とのやり取りは、雨が降っていた以上の意味を持たなかったりするような、そんな若くて『個的』な層にアピールするかもしんないと。 つまり、『私小説』から、『個小説』への転換の時代を迎えてる。とか。 となるとこうまで徹底的に主人公を中心にして描けるのは新しい才能として見なきゃならなく成り、若い子のハートをキャッチ出来ちゃう じゃないだろうか?とか思う。 それはとても嫌だし、まだ漫画の世界ではヒット作品が無いのが救いでも有るんだけど。そんな世の中が近づいてるのかも知れない。 んが、断固拒否する。
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- 月刊アフタヌーン総合スレッド Part98
482 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 16:23:21 ID:oUQTf2QD0 - >>474
蟲師 の世界観を感じられない人が、他の作家褒めてても駄目かなぁって思う。 機械論と生気論の狭間みたいな部分を 理論じゃなく情によって凄く上手く表現してる。 哲学的な機械論とか生気論って別に哲学者じゃなくても子供でも 感じてるところで、哲学者が何故永遠に論争してるか?ってーと 論じゃなく情、知識じゃなく知恵の部分での対立なんだから、 それを論駁で処理しようとするから、結論が出ないんだよ。 とわ言っても、こういう教養の差だけでも無いと思う。 機械論的だけで世の中を見て感じてる人、 生気論的だけで世の中を見て感じてる人、 つまり思想、思考、情緒、教養、4つで両方の見方感じ方を出来ない、 カタワの人には蟲師の根っこは楽しめないと思う。 君が述べた、二人、五十嵐にしても諸星にしても、片っ方だけの人間なので。 面白いけどね。
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- 月刊アフタヌーン総合スレッド Part98
487 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 16:43:45 ID:oUQTf2QD0 - >>483
>>474は片寄った人間だ。
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- 【G戦場】日本橋ヨヲコFight▼15【少女ファイト】
84 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 21:06:59 ID:oUQTf2QD0 - >>82
おいらの身長が160で、手を上げると2m位。 バレーボール選手の垂直跳びは、70cm位なので 助走有りのジャンプだと、1m位いけるかも知れない。 となると、女子の場合ネットの高さが2m24なので充分に戦える。 んでも、高く飛ぶと言うことは滞空時間が長くなるということなので、 他の選手よりもワンテンポ早い状況判断が求められることになると思う。
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- 【G戦場】日本橋ヨヲコFight▼15【少女ファイト】
85 :名無しんぼ@お腹いっぱい[sage]:2008/05/27(火) 21:27:19 ID:oUQTf2QD0 - 大雑把な計算してみると、
1m飛んで下りてくるのに0.8秒 50cm飛んで下りてくるのに0.6秒なので 他人より一拍早い状況判断、動きをすれば、戦えることになる。 ナイキのコマーシャルで、160cm程度のバスケット選手がダンクを決めて、 小さかったら高く飛べというものがあったけども、高く飛ぶだけだと一回飛ぶ毎に0.2秒損して、 バスケの試合で100回飛ぶとしたら、20秒他人より遅いことになる。 彼が凄いのはプロバスケットやってると言うことなので、常に他のプロよりも0.2秒以上 早い状況判断をしていた事になる。 そこに、ものすごさがある訳だ。 後、バーレボールの場合、空中戦なので、下りてくる時間を考えないでいいとすると 0.4秒、0.3秒なので、0.1秒早い状況判断でOK。となる。
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