- クラシックギター総合スレPart7
522 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/12/13(金) 10:38:17.49 ID:NTPPWDXY - つづく
更に特筆すべき点として、外観の美しさ及びこの価格からは考えられない程の造りの良さを挙げたい。 また、造りの良さに関しては、手工ギターに肉薄する程の誠意が感じられる。例えば、ギター内部の力木にはバリや 木屑はなく、本当に丁寧な仕事ぶりである。塗装も非常に綺麗でピンホールやムラなどもない。ペグ本体は、 サビないニッケルプレートが採用されており、美しい銀色の光沢を放っている。チューニング精度も非常に良く、 外観、機能共に非常に優れたペグである。本器は初心者用に限定された楽器では決してなく、中級者以上の ニーズにも十分応え得るものだと思う。 安価な価格故のマイナス点を特に指摘するならば、フレットの切断面がやや鋭利であるということぐらいであろうか。 もっとも、この点は、通常に使用し続けている内に、このやや鋭利な面は磨耗され自然と丸みを帯びていくとは思われるし、 私個人的には全く気にならないレベルである。フレット加工(エッジ処理も含めて)そのものは大変丁寧な仕事ぶりで 十分合格点である。次に注意点として、本器は安価なギターにもかかわらず、高級ギターと同じくネック側の ポジションマークが全くない。普段、ポジションマークの付いているエレキやアコギを弾いている人は非常に 違和感を感じるかも知れない。その場合は、任意のフレットのネック側に何かシールのようなものを貼ると 良いと思う。この工夫は、世界的なギタリストであるあの山下和仁などプロの人達もやっていることである。 以上のような小さなマイナス点もあるにはあるが、この価格でこの鳴りと造りの良さは大いに買いだと痛感し、 紹介させて頂いた。
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