- 関西のコンサートホール3
777 :名無しの笛の踊り[]:2013/10/10(木) 14:20:39.94 ID:jpgCvTq1 - >>774
客席の配置が根本から違うので場合によるだろう 大阪フィルに就任する井上道義が彼の公式ホームページで、演奏家側から見たその辺の感覚を書いてる 「シンフォニーホールはわが国で初めて作られたフルサイズオーケストラ用、専用ホールであり音響は残響も加わって今も素晴らしい。 しかしそれはそれ。 プラザホテル無きあと、周辺の寂しさは大阪の今後の文化都市計画に関わるほど難しい問題だし、 トランガリラシンフォニー、ショスタコーヴィッチの交響曲、その他いわゆる大きな音響に意味を委ねられた作品はあそこでは「溢れる」結果になりやすい。 ブラームスでさえ金管楽器のバランスには細心の注意が要る。フランス印象派、モーツァルトものなどはあそこに勝るホールはないだろう。 大まかに言って東京のサントリーホールや札幌キタラと同じくワインヤード型の演奏者を囲むシンフォニーホールはどうしても演奏のイメージが人が集まっているお祭り的になりやすい。 演奏者が一方にだけ向き勝負を挑むような形のプロセミアム型はそれなりにクラシックの一面の厳しさを表現する意味がある。 フェスティバルホールは名前こそ祝祭劇場だがその点基本演奏者と観客は対峙している。 それに世界的にも「音響が一番良いホール」というようなものは存在しないのだ。 それぞれの作品に相応しいホールでそれにふさわしい心配りができた演奏の時にそのホールは輝く。」
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