- クラシック・ニュース速報★12
89 :名無しの笛の踊り[]:2013/10/10(木) 07:41:57.79 ID:6/boeylQ - デヴィスカルノマガジン
読者の皆様ごきげんよう 最近、とても忙しくて メルマガを書くことができませんでした。 今日のテーマは「オペラ」です。 私が 是非 皆さまに見ていただきたい オペラについてお話いたします。 ・若手歌手に対する思い 私は現在、ニューヨークのイブラ財団で名誉会長を務め、若手のオペラ歌手やピアニストを陰ながら応援しています。 このイブラ財団、イタリア、シチリア島のイブラで毎年6月末から7月初旬にかけて、「イブラ・グランド・プライズ」という コンクールを開催しています。 200余名の出場者が集まり、入賞者はニューヨークのカーネギー・ホール、リンカーン・センター等でのコンサートに招かれます。 私がなぜイブラ財団を支援しているか。 それは1970年代パリに住んでいた頃のこと、或る夜、パリ郊外のレストランに行った際、 とあるソプラノ歌手が歌っていました。 その歌のなんと素晴らしいこと!鳥肌の立つ思いでした。 私は即座に彼女をテーブルに呼び、 「あなたのように素晴らしいソプラノがどうしてこんな所で歌っているのですか」とききました。
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90 :名無しの笛の踊り[]:2013/10/10(木) 07:49:38.80 ID:6/boeylQ - 彼女は、両眼からポロポロと涙を流し、「私はとても貧しくどこの音楽院でも学べず、
どこのコンクールにも旅費がなくて行けず、どんな教授にも会う機会に恵まれず今日まできてしまいました。 私にとって歌うことは命です。故にこのような所で歌っているのです」 と答えました。 イブラ財団は、かのクラウディオ・アバドの兄である、マルチェロ・アバド氏が審査委員長を務め、 世界の才能を発掘し、世に紹介しています。 年齢や、学校、教授の推薦状がなくても、今日現在その人の才能だけをみる独自の価値観を持っています。 私はパリのレストランであった、あのソプラノのような、埋もれた才能を援助したい、という思いから、 このイブラ財団の名誉会長を22年間務めているのです。 ・オペラへの思い オペラはロシアのボリショイ劇場で見たのが最初です。 その時は、あまりに深い感動で席を動けなかったの覚えています。 そしてウィーンでは、スカルノ大統領とともにウィーン国立歌劇場に何度も足びました。 今の若い人たちにもオペラを鑑賞し、教養や審美眼を磨いてほしいと感じています。 オペラという芸術は、ストーリーはもちろん、 音楽・歌唱・舞台装置・衣装・バレエ・振付・歌詞に至るまで、日本にはない、最高の総合芸術なのです。
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91 :名無しの笛の踊り[]:2013/10/10(木) 07:59:06.83 ID:6/boeylQ - ・今回の公演について
今回、エリカ・ミクローシャさんが来日することを聞いて、 喜んでPR大使をお引き受けしました。 彼女は、七種目競技のアスリート生活中の事故で 別の道への転向を余儀なくされオペラ歌手となりました。 しかしその後、弱冠19歳でハンガリー国立歌劇場付きの歌手になり、 現在は世界の著名なオペラハウスに次々と出演しています。 驚異的な成功です。 「魔笛」は欧米の社交界でも話題になるオペラの定番演目です。 オペラを知らない方も「魔笛」の『夜の女王のアリア』だけは 聴いたことがあるかと思います。 この度、プラハ国立歌劇場が来日することを素晴らしく思っています。 エリカ・ミクローシャさんの歌唱を生で聴けることを心待ちにしています。
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