- -++ヘルベルト・フォン・カラヤン++-Nr.41
118 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 19:31:42.95 ID:9dU82zpV - カラヤンはカトリックの人間
フルヴェンはプロテスタントの人間 そこは大きな違いではなかろうか? 教会への寄付などの行為によって救われようとするか、 信仰によってのみ義とされるか(世俗的生活を聖化し、来世と結びつけるか) の違い カラヤンがミサ・ソレムニスやブル8を振る時、それは神への帰依を表す行為としてなされたものではないだろうか? 敬虔主義的な瞑想や内面的な深化ではなく、あくまで自らの指揮で音楽を創るという行為でもって、神に対する帰依を示そうとしたと考えるのが正しいと思われる カラヤンの音楽はただ単に表面的なのではなく、完璧に整えられた全き美の世界の表出にこそ、行為としての最大限の価値があると考えた末の結果ではないだろうか
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119 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 19:43:05.08 ID:9dU82zpV - フルヴェンはそもそもミサ・ソレムニスに関心がなかったし、
第九やブル8を個人的な「精神的」な感情の表出としてしまった せいぜいが「ドイツ民族」、あるいは「人類」というちっぽけなもののための精神性だ フルヴェンの第九は地上における最高の精神性の発露かもしれないが、 ベートーヴェンの意図はそんなところにはなかったし、 ミサ・ソレムニスに価値を見出せなかったフルヴェンには思いもよらぬことだっただろう
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123 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 20:12:49.01 ID:9dU82zpV - >>121
フルヴェンは若い頃ミサ・ソレムニスを何度か演奏したが、その後全く手を着けなかった理由として 曲の偉大さは分かっているが何度やってもうまくいかなず、そうした演奏をするのはベートーヴェンに対して申し訳ない みたいなことを言ったという話が残っているらしいが、 なんじゃそりゃ?だよ ベートーヴェンが対位法の修得のためにどれだけ汗水垂らし、 苦難の末に生涯の最後になってようやくこの作品を作り上げたのか知らんのかね、フルヴェンは それだけ関心がなかったってことでしょ? っていうか、全く気質が合わなかった曲だからこそ、取り上げられなかったんだろう
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125 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 20:53:01.22 ID:9dU82zpV - フルヴェンのミサ・ソレムニスが残っていたならば、
彼のベートーヴェン解釈が一層明確になっていただけに残念でならない 宇野さんに聴かせたかったなあw カラヤンの60年代の録音(DG)と、70年代のライブDVDは人類の宝だ (俺は最後の録音も嫌いじゃないが) ブル8の聖フローリアン・ライブと並んでカラヤンの最高傑作
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128 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 21:29:13.59 ID:9dU82zpV - すべてが解決してしまったら、アクチュアリティを欠いた、ただの遺物になってしまう
バーンスタインは優れた音楽家であるが、その傾向にあることは否めない 聴く人の数だけ解釈があり、解釈の集合体として謎に包まれた巨大なカラヤン像が打ちたてられている これだけのアクチュアリティを持ち続けるからこそ、カラヤンはいまだクラシック界の中心である続けている
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132 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 21:38:04.84 ID:9dU82zpV - >>129
どうもキミは甘いというか、思考がぬるいね そんな文句じゃ煽りにも嘲笑にもならんよ 現在演奏活動をしている音楽家が、必ずしもアクチュアリティを持っているわけではないだろう?
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134 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 21:47:31.07 ID:9dU82zpV - セルスレッド6
の文章読んでると、船井幸雄とその一派を思い出すなw http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201306001 一度モンロー研究所へでも行ってきたらどうだ?
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- 【後悔】第二外語でドイツ語取った奴【地域限定】
245 :名無しの笛の踊り[]:2013/06/04(火) 22:29:34.31 ID:9dU82zpV - >>243-244
うまいこと言うね ベンヤミンの「翻訳者の課題(使命)」と「言語一般および人間の言語について」を思い出したよ
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