- トスカニーニ 11
202 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/03/31(日) 17:43:23.95 ID:KV6hzhWG - 分っていて書いているかなと思っていたから放置していたけど、
例えば、RCAのルービンシュタイン盤の解説でピアニストが何て言っていたか覚えている人はいないのか? 「1度目の録音(又はリハーサル)が終わると、マエストロは私のところにやって来て、 『もう一度、演奏していただけないだろうか?』と丁寧に仰った。 そして私が快諾して再びオケと演奏すると、それまでとは全く異なる、激しく瑞々しい音楽が誕生した」 と、かの大ピアニストは述べていた。 ソリストに対してマエストロが高圧的だったり怒鳴ったりというのは、間違った伝説だよ。 ホロヴィッツは娘婿だし、逆にその音楽性に完全な信頼を置いていたからこそ、 あのような喧嘩腰の録音になったのだと思う。 ハイフェッツの芸風は、完璧主義という意味合いにおいてマエストロと全くベクトルが一致している。
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203 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/03/31(日) 17:46:18.35 ID:KV6hzhWG - 協奏曲録音が少なかったのは、RCAとNBCの営業政策があると思う。
前提として考えなくてはいけないのは、ハイドンの交響曲どころか、ベートーヴェンの交響曲ですら、 初期の曲は大指揮者が演奏するものではないと考えられていたことだよ、当時は。 確かマエストロのディスコグラフィには、ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデルの合奏協奏曲、 モーツァルトの後期Pf協奏曲、ベートーヴェンの1番、3番、4番のピアノ協奏曲にヴァイオリン協奏曲、 ブラームスの全ての協奏曲(Pf協奏曲第1番は、録音が確か存在したはず)、 チャイコフスキーのPf協奏曲第1番と、ある程度以上有名な曲は押さえられている。 メンデルスゾーンやチャイコフスキーのVn協奏曲やシューマンやグリーグのPf協奏曲も実演では演奏したのかもしれないが、 録音の存在は知らない。 マエストロの審美眼に耐えられなかったか、NBCやRCAの営業製作できられた可能性が高いと、俺は思うね。 だって、当時既に高齢でいつへそを曲げるか分らない、もしかしたら明日には引退している可能性すらある マエストロ(=性格にかなり難のある愛すべきクソ爺w)に対して、準備の面倒くさい、 かと言って管弦楽曲ほどレコード戦略や視聴率的に美味しくもない協奏曲の演奏を頼むかねぇ? だったら、マエストロが好きな楽曲や作曲家の交響曲や管弦楽曲を演奏してもらった方が、 営業サイドとしては得なのじゃないかな? 少なくとも、オケに対しては暴君だったはずだけど、ソリストに対してはその限りではないということだけは、言いたい。
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205 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/03/31(日) 21:37:31.92 ID:KV6hzhWG - >>204
@たしか、NBCの全米ツアーの慰問チャリティでレパートリーにしたんじゃなかったっけ? A娘婿が偏愛して編曲したものだから…w B巨匠がNBCの任に就いた頃は、既に欧州がきな臭かったから…
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208 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/03/31(日) 22:19:02.18 ID:KV6hzhWG - >>206
それもあるし、巨匠としては面白かったんじゃない? 欧州の電灯では絶対に生まれなかったような楽曲群だからw 審美眼が厳しくて、例えば俺としても何故チャイコの交響曲第5番を演奏しなかったのだろう… という憾みはあるけれど、それ以上に年相応以上に新し物好きだったから、巨匠はw 8Hスタジオの隣のスタジオで録音していたジャズ楽団(グレン・ミラーだったっけ?デューク・エリントンだったっけ?) と仲良くなって、レコードを貰っては自宅のオーディオセットで聴いていたということだからw
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209 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/03/31(日) 22:20:18.29 ID:KV6hzhWG - >>208
×電灯 ○伝統 素面のときから、誤字が多い…_| ̄|○
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