- NHK交響楽団Part61
317 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/01/13(日) 11:54:57.56 ID:h8MeBx7p - どんなにうまい金管楽器奏者も40歳代を迎えると
とたんに腕が落ちてしまうケースが多い。 賞味期限が異常に短い楽器とも言えるでしょう。 長い間吹いていくと唇や歯並びが変形してしまうからだと思う。 歯は縦方向の圧力には強いが、前後の圧力には非常に弱い。 あと加齢による歯茎の後退も大きくサウンドに影響します。 ヘビースモーカーの人は特に顕著のようですね。 サックスやクラリネットはリードやマウスピースを取っ替えることが 出来るけど。金管楽器はそうも行かない。 研鑽や経験がそのまま演奏のクオリティーにつながらない残酷な楽器。 良い金管プレイヤーっていうのは、グラビアアイドルのようなもの。 一生やれる仕事ではないし存在そのものが神々しい。 津堅さんや源三さんを悪し様に言う人が多いですが、若い頃は 大変すばらしいトランペッターでした。 一番問題なのは、技術のピークの差が激しい楽器にも定年を導入している オーケストラの運営の方だと思います。 自ら身を退くという話もあり得ると思いますが、生活がかかっている分、そういった決断を 本人にさせるのはなかなか残酷な話でもあると思う。
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323 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/01/13(日) 14:18:37.96 ID:h8MeBx7p - 誤解させてしまったかもしれませんが、自分が言っていたのは日本人トランペッターの話です。
昔、話に聞いたのはヨーッロパのオケの3番トランペッタークラスでもダブルハイB♭が出せない人は 殆どいないとのこと。 曲にそんな音が出てこないから関係ないという人もいますが、音域の広さは同時にスタミナとも 直結した問題なのです。 要はいかに少ないエネルギーで効率良く音を出せているかのバロメーターでもあります。 それに比べると日本のオケの一番トランペットでも怪しい人は結構います。 まず、ハイドンのコンチェルトを3楽章まできちんと吹ける人があんまりいないし ブランデンブルグなんかは挑戦することすらない。 N響のSさんもアメリカに留学したときにレベルの違いに大変ショックを受けたとのこと。 海外のオケのプレイヤーは160キロを投げる投手のような人たちばかりなので 多少衰えて150キロぐらいになっても日本のオケとかのレベルから見るともの凄く見える。 暴論かもしれませんが、本当に良いオケを作りたいんだったら、ブラスセクションの首席奏者に 東洋系は入れない方が良いと思います。 ハイトーン、音量、スタミナなど根本的な技術の部分で海外のプレイヤーはもはや別の楽器です。 誤解して欲しくはないですが、日本のトランペット吹きが怠惰で努力していない訳ではなく フィジカルが根本的に違うのです。 元々向いてない楽器で高度な演奏技術を要求され、ミスでみんなから叩かれますます萎縮して つぶれていくプレーヤーがいかに多いことか。 結果、居座り続ける厚かましさ、面の皮の厚さの勝負になっているのは悲しいことです。 しかし管楽器でもフルートとかは例外的に世界で戦えると思います。
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343 :名無しの笛の踊り[sage]:2013/01/13(日) 23:15:09.94 ID:h8MeBx7p - 問題は体格より歯並びでしょうね
後は口の中の骨格(口腔)かも 昔ある金管楽器が好きな歯医者さんが 堅口蓋が日本人は西洋人に比べて深くえぐれていることに 着目してアダプターを作って平らにしたところ、息のスピードが増し めちゃめちゃハイトーンが出るようになったとの話を聞いたことが あります。 ただし、低い音が全く出なくなったために、実用化に至らなかったようですが。 こういった物理的な研究が進めばもしかして面白いことになるかも。 まあよっぽど暇じゃないとやる人はいないでしょうが。
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