- クラシック板・教養学部ドイツ科
23 :1[]:2013/01/03(木) 00:21:57.77 ID:3UEUFS/U - オーストリア
名目GDP:381,084(100万米ドル)(23位) 1人当たりGDP:45,563(米ドル)(9位) 過去10年間のGDP成長率:1.72%(67位) 一人あたりのGDP9位というのはすごいね。 人口が800万人強と国内の市場規模には限りがあるオーストリアは、 日本同様輸出型の経済で、特にドイツへの輸出が重要なファクターとなっている。 近年はドイツ経済が好調なので、引っ張られている側面が大きい。 あと、移民の流入も経済成長にはプラスに働いているようだが、政治的には不安定要因となっているのは周知の通り。 日本と違ってお金が貯蓄に回ってしまわないところが大きい。福祉の充実はやはり重要だ。 ウィーンに全人口の20.2%が集中しているおり、またオーストリア全体のGDPの26.7%がウィーンで生み出されている。 地域格差が大きく、移民を中心として経済格差も存在する様である(まあ、これはオーストリアに限ったことではないで すね)。 文化レベルが高いのは当然として、経済的に豊かであるかはどうだろう。 僕には判断がつかない。もう少しじっくり考えてみよう。 許光俊氏じゃないけど、ウィーンは二重性を秘めた街のようだ。夢と現実、豊かさと悲惨さ。 かつて作家のトーマス・ベルンハルトはそうしたウィーンの欺瞞性を、僕に言わせれば「反語的な愛」をもって描写して いた。ベルンハルトは同様にスイスの欺瞞性もかなり辛辣に描いていた。 大学時代、音楽評論家でもある岩下眞好教授のベルンハルトの講義に出たことがあるが、 岩下氏は実際に会うと見かけは怖いというかかなり怪しいし、ベルンハルトを好みそうな人物という印象を持った。 おっと、長文になりすぎましたね。 >>16さんご指摘のように「スレ主の一人語り」になるのはよろしくない。 しばらく引っ込んでスレの進行を眺めていたほうがよさそうですね。 さて、久しぶりにホーフマンスタールの「六百七十二夜の物語」でも読むことにしよう。
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