- 偽作について考える
77 :名無しの笛の踊り[]:2012/12/05(水) 00:42:58.26 ID:aJ9ffSdO - >>20
バッハのトッカータとフーガニ短調BWV.565については、ヴァルヒャのCDで東川清一氏の述べている 内容が的を射ているように思う。つまり、「ブクステフーデの音楽から受けた感動を生々しく伝えている」だが、 それでこの曲でフーガの冒頭主題がブクステフーデに似ているとも言える。その意味では真作と考える事は可能。 ところで、モーツァルトの管楽器のための協奏交響曲K.V.297bが偽作とされるのは、むしろ誤り。 理由は「フリュートではなくクラリネットが使われている事」だが、しかしそのクラリネットの使い方が、 アントン・シュタットラーのために書かれた他のクラリネット作品と共通しており、モーツァルト以外に 当時この様なクラリネット・パートの書き方が出来たのは他にいない。その他諸々の点を考えると、恐らく パリで書かれた後、ヴィーンで訂正されたものと思われる。しかも各楽章にそれぞれ1つずつ、モーツァルトの 他の作品とよく似た楽想が出てくる(特に第2楽章に交響曲第19番イ長調K.V.134の第2楽章とそっくりの 楽想がある)。これをどう発表するかなのだが、いずれにしても情況証拠としては、むしろ真作である事を 証明できる要因のほうが多い。ちなみにこの曲は、その当時のフリュートの特性から、最初は変ホ長調ではなく、 ニ長調だったと思われる。また、クラリネットを加えるために極めて大幅な改変がなされたと思われ(特に多用 されるクラリネットの低音域。これはクラリネット経験者として言う)、今日ではそのオリジナルを完全に復元 する事は不可能。
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- 管弦楽法の父ベルリオーズ 『幻想交響曲』
546 :名無しの笛の踊り[]:2012/12/05(水) 01:08:15.07 ID:aJ9ffSdO - ここの住人は、19世紀前半に書かれた吹奏楽曲の最高傑作、「葬送と勝利の交響曲」は知らないのかな?
CDではパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が、ドンデーヌの適合版で録音してるが:Auvidis Valios V4836 トゥールーズ・パラシュート隊軍楽隊の演奏から http://www.dailymotion.com/video/xs7c3t_symphonie-funebre-et-triomphale-de-hector-berlioz-1-2-mvts_music#.UL4cDIaDl8E http://www.dailymotion.com/video/xs7geg_symphonie-funebre-et-triomphale-de-hector-berlioz-2-suite-et-3-mvts_music#.UL4daIaDl8E
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- 現代音楽を弾圧したソ連とナチスは素晴らしいね。
11 :名無しの笛の踊り[]:2012/12/05(水) 01:12:18.53 ID:aJ9ffSdO - それは無調音楽の間違いじゃないか?
まあ、無調音楽なんて、才能がない作曲家達の ごまかしに過ぎないし(聴いている曲の調性を 判別でき、楽器無しで作曲する自分からすれば)。
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- 対位法とか知らないでしょお前ら
42 :名無しの笛の踊り[]:2012/12/05(水) 01:26:18.77 ID:aJ9ffSdO - 対位法の実施的起源は、13世紀パリのノートルダム寺院
(マショー、ジョスカン・デ・プレなど)。近代和声理論でもって 古典期の音楽を促したのは、フランスのラモーの功績(これも天才だが)。 >>9 バッハの通称「G線上のアリア」は? >>17 確かにバッハの対位法は神業。そしてそれを極めるには、 楽器無しで作曲できる事が必須(実際バッハは、楽器無しで 作曲できなかった作曲家を軽蔑)。但し、少し前の時代にいた ヴェルサイユの作曲家、ミシェル=リシャール・ドゥラランドも 対位法という点では凄い。海外での話によれば、あのバッハも 実力を認めたらしいが。
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- 君が代って何調なの?
14 :名無しの笛の踊り[]:2012/12/05(水) 01:38:29.27 ID:aJ9ffSdO - 日本の律旋法。あえて無理に調性を付けるなら、ハ長調よりもむしろ
ト長調にすべきだった。但し、最後がプラガール終止になるが‥‥。ちなみに これを編曲したドイツ人は、律旋法のハを1箇所だけロに換えてしまったらしい。
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