- 朝比奈隆
607 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 02:30:12.73 ID:gtnnVdtw - 日本人演奏家の演奏については、既に紙谷一衞が「人を魅了する演奏」で問題提起している。
コンサートの集客やCDの販売で苦労したり、外国人から「技巧だけで中身は空っぽでナンセンス」 と酷評されたりするのは演奏そのものに問題があるからで、改善するには楽譜通り正確に演奏する ことだけを目標としてきたこれまでの音楽教育を改める必要がある、というものだ。 つまりこれまでの音楽教育がマトモではない、ということね。だから、これまでの音楽教育で育った 人が信じて疑わない前提をそのままにして、日本の音楽界が抱えている問題は解決できないの。 ちなみに音楽愛好家は日本人演奏家にこだわる必要は全然ない。外国から演奏家はやってくるし CDは色々選べるし。で、耳が肥えてしまうと、とてもではないが日本人演奏家では満足できない から、コンサートには行かないしCDも買わない。あ、でも美人のバイオリニストとかだと下心一杯で 応援するかも、という程度でしょう。 だから、朝比奈が問題だったのだというのは話がおかしくて、朝比奈の存在により糊塗されていた 問題(朝比奈は客が呼べていたので)が顕在化しただけなんじゃないの?
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- のだめカンタービレ 24th Auftakt
448 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 14:21:33.58 ID:gtnnVdtw - 原作ではそんな曲出てきません
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- 朝比奈隆
618 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 14:30:27.42 ID:gtnnVdtw - >>615
そういえば、デュトワがN響の音楽監督になった時にも、これから成長するのはアジアだ、 そしてその中心になるのは日本の東京であり、音楽ではN響が核になるのだみたいなことを 言っていたな。 結果は見ての通り。インターナショナルリリースされたCDが1枚だけではどうにもならんよ。 で、なぜそうなったのかについては、>>607に戻る。
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- 朝比奈隆
620 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 16:19:50.05 ID:gtnnVdtw - そうやって、無知で話題提供できない自分を正当化しておけばいい。
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- 朝比奈隆
623 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 16:42:07.48 ID:gtnnVdtw - 演奏という仕事は、つまらないと言えばつまらないものですよ。手間がかかるし、うまくいっても、
これは他人が作曲したもので、自分の創作ではない。 そういうときに、いちばんありがたいのは、聴衆から受ける言葉にならない言葉。それがないと、 こんな面倒くさい仕事を、九十歳近くまでできない。 しかし、そのことのために一所懸命やっている指揮者がいなくなってきたのではないでしょうか。 コンサートが終わって、二十代の人たちを中心に百人、二百人といつまでも舞台の下に詰め 掛けておられるのを見ると、聴衆の側には“一所懸命”がある。ところがその聴衆に訴えていく ステージがない。だから僕は、死ぬに死ねない。 出典:朝比奈隆「指揮者の仕事」(実業之日本社)p.14
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- 【最高】今日聴いた演奏会の印象 【失望】
298 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 23:35:34.24 ID:gtnnVdtw - 田部京子さんのリサイタルに行ってきました。曲はベートーヴェンのソナタ3曲と
ブラームスの4つの小品でした。 凛とした雰囲気でありながら抒情的な田部さんらしい演奏で、ベートーヴェン (特に31番!)はぜひ録音してほしいなあと思いました。 体調不良をおして行きましたが、行ってよかったです。
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- 朝比奈隆
635 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/05/31(木) 23:53:40.05 ID:gtnnVdtw - こういうことを言うと音楽家諸君に怒られるかもしれないけど、ポンとたたいた音が出て、それが
ドかレかその間の音か、というのが分かったからいい音楽家になれると思いますか。それは物理 的な感覚とか記憶であって、音楽ではない。音楽というのはそういう音がつながって、モーツァルト とかベートーヴェンの作品になっていくものです。 音を当てられるというのは、字を覚えるみたいなものですね。字を覚えて、何という文字は何画か が分かったから学問ができるというわけではないでしょ。音を聞き分けるなんてことは、聞き分け ないよりはいいかもしれないけど、音楽の能力とは無関係だと思います。 そういう教育を受けた人がいまもかなりいると思う。パッと言ったらサッと分かるというような。でも その人たちがみんな、いい演奏家になっているかというと、まずなっていないんじゃないでしょうか。 出典:朝比奈隆「指揮者の仕事」(実業之日本社)pp.70-71
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