トップページ > クラシック > 2012年04月30日 > ba87BwpD

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名無しの笛の踊り
【Bach】 J.S.バッハとその一族 【総合】 Part21
グレン・グールド Glenn Gould (1932-1982) Part19

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【Bach】 J.S.バッハとその一族 【総合】 Part21
609 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/04/30(月) 20:12:45.47 ID:ba87BwpD
中学生の頃数学がまったくちんぷんかんぷんになり数学教師に相談に
行ったら「始めからわからないで諦めた顔をするんじゃない、すべて解ってるつもりで授業を受けて参考書を読め」
と言われた。以来授業とか勉強は全て解ってるつもりで受けた。
東工大に入学できたのはこのアドバイスのおかげだ。
解ってるつもりで臨まなければ理解すらもおぼつかない。

グレン・グールド Glenn Gould (1932-1982) Part19
198 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/04/30(月) 23:33:38.23 ID:ba87BwpD
変というか通常の解釈と異なる
楽譜の指示もけっこう無視して好き勝手やってるw
グレン・グールド Glenn Gould (1932-1982) Part19
201 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/04/30(月) 23:46:10.67 ID:ba87BwpD
いくら見事でも作曲者の意向を無視しちゃいかんw


「グールドはコロンビアとの契約で、二年間に三枚のレコードを制作しなければならなかった。
二枚目として選んだのは、どうしても譲らなかったあの《ゴルトベルク変奏曲》にも劣らない大胆な作品だった。
そしてこれはまた大きな誤算でもあった。1956年の2月、グールドはニューヨークに行き、
ベートーヴェンの最後の三つのソナタ --- 第30番ホ長調作品109、第31番イ長調作品110、第32番ハ短調作品111 --- の録音を始めたのだが、
これらはどれもみなきわめて深遠で、かつまた美しく、そして複雑な曲だった。
当時、誰であれ、この三曲のうちどれでも、リサイタルのやま場で弾くのは相当大胆なことだと思われていたし、
かなりの円熟の域に達していない、ピアニストがこれらの大曲を人前で演奏するなど、身のほど知らずだ。
そう考える批評家もいた。
 グールドは作品109を何度も弾いたことがあり、残りの二曲はめったに弾かなかったのだが、
この三曲に対する彼の構想は、いくらか極度に非正統的なアイデアを伴っていた。
作品109の演奏のほとんどの部分は見事だったのだが、終楽章の美しい変奏に入り込んだところで、
グールドはベートーヴェンの書いたものに背いた。ただ解釈を誤ったのではない。背いた、のである。
それが顕著なのは第四変奏の出だしで、そこには、Un poco meno andante ciò è un poco più adagio come il tema で演奏するように、とベートーヴェンが注意深く記している。
当時のベートーヴェンは愛国心に燃えていたせいで。同じことをドイツ語で Etwas langsamer als das Thema と書き添えてさえいる。
すなわち「主題よりいくぶん遅めに」という意味で、この主題はアンダンテである。
この美しい変奏は、ヴィヴァーチェの第三変奏と、厳格な対位法で作られたアレグロの第五変奏とにはさまれていることからすれば、
ベートーヴェンはこの変奏のもつ見事な静けさの中にコントラストを強調したかったことは明白である。
ところが、楽譜に書かれた作曲者の意向を無視して、グールドは凄まじいスピードでこの変奏を弾き、軽薄で、表面的で、派手なものにしてしまったのである。
(オットー・フリードリック著『グレン・グールドの生涯』119ページより)」


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