- ショスタコーヴィチ34
155 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 00:17:12.30 ID:Q7TYzJ47 - >>154さん
絶望・・・というか、私の聴いた盤の歌唱は、絶望と虚無感と深い哀しみでした。 村の長老が若者の無残な死と・・ちゃんと墓を作って参る事もできない(許されない?) のを哀しみ、せめてオリーブの木陰に十字架を立てて記憶に遺しておこうという感じです。 スペイン語の Los cien enamorados もGoogle翻訳にかけたら 「百愛好家」と出るので、ロシア語の「愛好家」はそのままズバリなんです。 言葉も時代で変わるから、昔はそれで「恋人」とか「恋患い」の意味だったのでしょうか。 ロシア語歌詞の влюбленных は ムリョンヴリョンネフ と聞こえます。 その前に горячо グリチィヨ と聞こえる「熱い」を原文に追加してます。 日本語の「恋人」をロシア語に直すと любовник ヴヨンヴォニィエク と聞こえ、音符との関係なら любовник でもいいような感じです。 「(何かを)熱烈に愛する人」と訳すなら音楽との整合性が感じられるんですが、 どうにも分かりません。ロシア語に詳しい方、教えてください。
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- ショスタコーヴィチ34
157 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 01:14:50.40 ID:Q7TYzJ47 - >>156さん
有難うございます。N響のを選んだのは、訳が付いてるに違いないと思ったからですが、 演奏に満足できるかどうか分かりませんね。 今聴いてるのはバルシャイの交響曲全集の中の1枚だけですが、もっと沢山 聴きたくなるかもしれないから、ご紹介の盤を心にとめておきます。 それから、今気が付いたんですが、スペインと言えばイスラム教徒に支配された ところで、赤い砂に覆われた道というのがイスラムに通じる道の暗喩、 オリーブとくれば、やはりキリストを思い出すので、そういう意味かな、とも。 100人の恋人達が原詩のままなら、イスラム軍団に若い女性を差し出すように命令され それを拒んだ50組の男女が殺された、などという歴史もあったのかな、とか浮かびました。 この盤は(今まで聴いたところ)オケは全然なんですが、歌手がいいです。
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- 楽譜が読めないクラオタ
661 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 01:27:42.19 ID:Q7TYzJ47 - >>660
>譜面も読めないくせに という書き方が反感を呼ぶんじゃ? 譜を読んだ作品でなければ感想を書くなというのも乱暴すぎるし、 聴きこんだ作品について何か語りたくなるのはクラシックファン共通で、 語り口も人それぞれ、ドヤ顔と言われてもね。 ただし、譜を熱心に読みこんだ人に対して「それで一体何が分かるのよ?」と 馬鹿にする態度は頂けないと思う。
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- ショスタコーヴィチ34
161 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 13:06:56.20 ID:Q7TYzJ47 - >>158さん
取り敢えず対訳付きを1枚手に入れたら、その後は国内盤に限らず 皆様のお薦め盤にしようと思います。 >>160さん ロシア語の辞書ですか・・・いよいよ深みにはまりそうで恐いです。 beloved「最愛の、いとしい、愛用の」で愛の対象は人、物、土地、ペットもあるでしょう。 司祭が儀式で dearly beloved と「親愛なる皆様」と聴衆に呼びかける、 my beloved と恋人(夫)に「ねぇ、あなた」と呼び掛ける。 でも beloved=第三者から見た「恋人」と思えないのは、日本語の感覚でしょうか。 ところで、100人の恋人達が死ぬ場面って想像できます?集団心中? キリスト教世界で自殺者は罪人扱いだから荒野に捨てられてるのかと思うけど、なんか変。 詩は抽象的なもので、その部分に特に深い意味はないけど、ショスタコーヴィチが 何かの意味を込めて作曲したという事でしょうか。 下から3行目の「彼らは人々を忘れないように」の最後は バスにはかなり苦しい音なんでしょう。裏声で振り絞るように出してます。 それだけに辛さが伝わってきます。
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- オペラ化したい題材
13 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 19:10:23.37 ID:Q7TYzJ47 - オペレッタ「マラソンシューズをはいた猫」(こちらもスポ根もの)
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- ショスタコーヴィチ34
167 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/28(水) 23:49:47.83 ID:Q7TYzJ47 - >>164さん
大変貴重なヒントを頂き、有難うございました。 ロルカの全集はこの日曜日に図書館で探す事にいたします。 ところで、CDの解説に載ってるのかも知れませんが、詩の標題「深き淵より」は 旧約聖書の詩篇130篇に由来し、バッハの教会カンタータ第131番で悲痛な 合唱曲になっているそうで・・。 ttp://raimund.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/03/post_8540.html 第130篇 都もうでの歌 130:1主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。 130:2主よ、どうか、わが声を聞き、 あなたの耳をわが願いの声に傾けてください。 130:3主よ、あなたがもし、もろもろの不義に 目をとめられるならば、 主よ、だれが立つことができましょうか。 130:4しかしあなたには、ゆるしがあるので、 人に恐れかしこまれるでしょう。 130:5わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。 そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。 (後略) ショスタコーヴィチがロルカの詩を取り上げたのも、ちゃんと意味があってのこと。 ロルカの詩のベースとなった旧約聖書の定句というのも知りたいですが、 全集本にもしかして解説されてるかも知れません。 アシュケナージのCDは多分明後日までには届くと思いますので、御報告いたします。 しかし、訳文全部を2チャンに転載するのはマズいでしょうね?
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