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ミューズの僕
★クラシック初心者質問スレッド PART58★

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★クラシック初心者質問スレッド PART58★
197 :ミューズの僕[sage]:2012/03/25(日) 15:45:08.15 ID:pAA5AcXL
>>196さんも言っておられるけれど
簡単に説明というのは非常に難しい。

>全ての調性は、臨時記号だらけになるかもしれませんが
>ハ長調・イ短調で表すことも可能なのでしょうか?

はい、出来ます。
ここで一旦、楽譜を離れて・・・
例えばカラオケで歌おうと思った曲が自分の声には高(低)過ぎるときに、
スライダーやボタンなどで自分に丁度良いところまで調整したことはありませんか?
この場合、メロディーライン(音の上下のパターン)自体は変わらなくて
全体がそのまま上下に移動しますね。
これが「移調」と呼ばれるものです。
この中の一つにハ長調・イ短調があります。
ですから普通の音楽ならば大抵のものはハ長調・イ短調で表すことが出来ます。
★クラシック初心者質問スレッド PART58★
198 :ミューズの僕[sage]:2012/03/25(日) 15:46:10.36 ID:pAA5AcXL
さて、それでは一番簡単な「ドレミファソラシド」というメロディーを考えてみましょう。
これは実際にピアノの鍵盤を見てみれば良く判ると思うのですが、
(鍵盤図 http://www.musipedia.org/js_piano.html を別窓で開くと判り易い)
黒い鍵盤が二本と三本の組になって交互に繰り返されているのが見えますか。
その二本組みの左の黒鍵の左斜め下に位置する白鍵が「ド」です。
まずはとりあえず白鍵だけに注目してみましょう。
「ド」から右に順に「レミファソラシド」と続きます。
黒鍵は、例えば今の「ド」から見て右斜め上(先程の二本組みの左)に位置するものを♯(シャープ)、
反対に白鍵から見て左斜め上のものを♭(フラット)と呼びます。
この二本組みの左の黒鍵は、「ド」のシャープであり同時に「レ」のフラットでもあります。
(※厳密にいうと本当は違うのですが、まあ気にしなくて良いでしょう)
★クラシック初心者質問スレッド PART58★
199 :ミューズの僕[sage]:2012/03/25(日) 15:46:55.79 ID:pAA5AcXL
この斜め上への移動(或いは黒鍵から斜め下への白鍵)、
いや移動というよりは「音の高さの違い」を「半音」と呼びます。

そして白鍵の「ド」から半音上がって、更にもう半音を上がる(右側の白鍵へ降りる)と、
そこは先程の「レ」ですね。お解りでしょうか。
この半音2つ分、つまりひとつの黒鍵を挟んだ「ド - レ」のような音程関係が「全音」と呼ばれるものです。

そこで判るのは白鍵の「ド」と「シ」の間には黒鍵が在りませんね。
同様に「ミ」と「ファ」の間にも在りません。
じゃあ、「ド」の半音下(フラット)や「ミ」の半音上(シャープ)は存在しないのか?
いいえ、この場合「シ」が「ド」の半音下(フラット)、「ド」が「シ」の半音上(シャープ)になるのです。
同様に「ミ」は「ファ」の半音下(フラット)、「ファ」は「ミ」の半音上(シャープ)

言葉で書くと非常にややこしいけれど、要は白鍵・黒鍵すべてをひっくるめた鍵盤上で
右に一鍵移動することを「半音上がる」、左に一鍵移動することを「半音下がる」ということです。
ここまでは宜しいでしょうか。
★クラシック初心者質問スレッド PART58★
200 :ミューズの僕[sage]:2012/03/25(日) 15:47:54.63 ID:pAA5AcXL

さて、それではいよいよ「調性」に入りますが、
先程の「ドレミファソラシド(※長調)」という白鍵だけで構成されたメロディーを良く見ると
もうお解りのように「ミ」と「ファ」(第3音と4音)および「ド」と「シ」(第7音と8音)が半音で
残りは全音(半音2つ分)で構成されていることが判るでしょう。つまり「ドレミファソラシド」は

「ド-(全音)-レ-(全音)-ミ-(半音)-ファ-(全音)-ソ-(全音)-ラ-(全音)-シ-(半音)-ド」
という組み合わせで出来ています。
この組み合わせを保ったまま、最初の始まりの音(「ド」にあたる音)を右に半音ずつ移動していくと、
「♯ド-(全音)-♯レ-(全音)-♯ミ=ファ-(半音)-♯ファ-(全音)-♯ソ-(全音)-♯ラ-(全音)-♯シ=ド-(半音)-♯ド」
「レ-(全音)-ミ-(全音)-♯ファ-(半音)-ソ-(全音)-ラ-(全音)-シ-(全音)-♯ド-(半音)-レ」
という風に同じメロディーでの12通りのヴァリエーションが出来ます。

これが一番最初にカラオケでやったピッチ変更(移調)です。

もうひと踏ん張り。
上の12通りの組み合わせは、実際に鍵盤上で試してみれば解りやすいのですが、
黒鍵というか使用する臨時記号(♯♭)の数が増えたり減ったりします。
それぞれ♯と♭の使用する数が増える順に並べ直してみると
♯系 : 1-ソ、2-レ、3-ラ、4-ミ、5-シ、6-♯ド、・・・・
♭系 : 1-ファ、2-♭シ、3-♭ミ、4-♭ラ、5-♭レ、6-♭ソ・・・・
これを時計の文字板のように頂点(12時)の位置に「ド」(臨時記号なし)、
右に♯系の家族、左に♭の家族を配置したのが「5度圏」とよばれるものです。

あー、書いている内に何だか訳が判らなくなってきちゃったw
★クラシック初心者質問スレッド PART58★
201 :ミューズの僕[sage]:2012/03/25(日) 15:48:34.73 ID:pAA5AcXL

ちなみに「ラ(伊)」=「A(英・独)」=「イ(日本)」
伊音名 ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
英・独  C D E F G A B(H) C
日本   ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ

何だっけ?あっそうだ。「長調」と「短調」だよね。
さっきの「ドレミファソラシド(長調)」は(第3音と4音)、および(第7音と8音)の間が半音だったけれど
短調になると(第2音と3音)、および(第5音と6音)の間に半音が位置する音のパターンを取るんだ。
そのパターンでもって臨時記号を使わない組み合わせ(一番の基本)が「ラ」を基音とするもの。
そして先程の5度圏の一つ一つの長調にそれぞれ対応する短調が存在する。
(対応する長調の短三度(半音3つ分下)になる)

ええっと・・・その前に何故「ド」や「ラ」が基音となるのか?「基音」とは何か?
説明しなくちゃならないんだっけ。
この辺になると、もう素人には手に負えなくなってくる・・・
誰か助けてー!

ともかくこのあたりから上になると、「楽典」という教科書が必要となってくる。
図書館で探してみてください。石桁本が確か定評があるんだったっけ?


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