- 指揮者のザンデルリンクさん死去 98歳
81 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/04(日) 13:50:59.72 ID:sbqda/ii - >>80さん
そうですね。共産主義宣言を読むと、机上の理想主義、鳩山的お花畑に過ぎず、 国民にあんな弾圧を加えるなど想像の外です。 シベリア抑留経験者の話では、文盲のソ連兵はスターリンさえ知らなかった。 ましてやレーニンなんて本当の知識層しか知らない。 テル序曲はスターリン、ブレジネフだけでなく、体制の暗示?
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82 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/04(日) 13:51:40.90 ID:sbqda/ii - ところで、15番の4楽章ばかり聴いています。
グリンカのエレジーですが、原曲を聴かれた事はありますか? Wikiで歌曲『疑い』の引用と出てきました。歌詞と音符の関係を見たくて 動画検索したところ、 http://www.youtube.com/watch?v=rngYNuO3_Vo (←大好きな歌手) 旋律にソレを想わせる処がなくて、だからか?Wikiでも「本人はそう述べた」 としか書いていない。Wikiの書き手は余程詳しい人ですよね。 ショスタコーヴィチはここは肝だから隠しておきたかったのかな? 4楽章は、 沈む気持ちの中でもやもやと疑問が湧いてきて、だんだんに膨らみ、 恐ろしくグロテスクに変っていく。諦めに似た静けさも恐ろしい現実?を見て 元気がなくなり悩みはより複雑になる。 途中で気分を明るくしようにも運命を感じて困惑しつつ立ちつくす。 ハイドンの悲痛なトゥッティを終わらせる強烈な銅鑼で、このディスクだと 残酷な現実の死を想わせます。 静かに繰り返す銅鑼は、身近な死を噛みしめてるのか? 運命の動機や葬送のリズムを経て音を下げての再現ですが、ここから 悲痛と混乱の中で魂(精神)が上昇して点滴(不整脈かも?)チーンで全てが終る。 という感じで聴きました。 「疑い」の歌詞は「恋敵に嫉妬して疲れ果てたすえに彼女が再び自分のもとに 戻ってくるのを夢想する」というものらしいです。 引用したのは曲のタイトルだけで、4楽章は一縷の希望が残酷に絶ち切られて迎えた死、 という感じを受けました。
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85 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/04(日) 19:25:09.36 ID:sbqda/ii - >だから、「神々の黄昏」
そういう事ですね!!凄いメッセージです。 「疑い」の歌詞内容はCDの解説を書いているサイトから拾ったものです。 Wiki情報の、「本人が『疑い』の引用と述べた」というのが本当なのであれば、 ショスタコーヴィチはどれだけはぐらかしてるんでしょう。 エレジー、おかげさまで見つけられました http://www.youtube.com/watch?v=GA0vW9cNsgE 動画下の「もっと見る」を開くと歌詞が!(長いので1行だけ) トリスタンの3音+1音の4音「Не искушай」は普通に「誘惑しないでください」でした。 こちら↓ の訳で「まどろみ」が「死」のすぐ隣なのを感じます。 現世に疲れ、友と別れの杯をかわす男と確かに似てますね。 http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/G/Glinka/S1283.htm 御紹介のサイトは初めてですけど、凄い内容ですね!! >「トリスタンとイゾルデ」冒頭と同じアウフタクトを持つ トリスタンの死の願望は有名ですが、それと重ねたんですね。
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87 :名無しの笛の踊り[sage]:2012/03/04(日) 21:03:01.77 ID:sbqda/ii - 御紹介のサイト、これからも立ちよらせて頂きます。
新しい作品を何度か聴いてから解説を読むと、味わいが出るでしょう。 >病めるショスタコーヴィチ 筋肉だけでなく、骨折も何度かしてるし、ストレスの重なりか、 心筋梗塞も患っている。 死が常に間近に感じられる・・そんな作曲家だったのをこのスレに書きこんで 初めて知りました。重ねがさね有難うございました。
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