- ステキな金縛り 4
21 :名無シネマ@上映中[]:2011/12/04(日) 11:53:05.87 ID:5sxSqpLx - よし、必死だな。どんどん批評していこう。
前スレの話題から引用するが、 プロローグに犯人の犯行シーンを描く必要は無かった。 正に古畑(コロンボ)の安易流用パターンとしか言いようが無い。 コロンボ系は最初に犯行見せておいて、 刑事と犯人のやりとりを楽しむエンターテイメントだから意味あるんだよね。 視聴者に犯人側の情報を提供しておいて、視聴者を犯人側の立場に一方で立たせておきながら、 刑事側に感情移入させ、楽しい探りにヒヤヒヤしたり、犯人のごまかしにニヤニヤしたりする娯楽映画。 サスペンスだよね。 では今回のは? 犯人はちょろっと深津と絡んで、アリバイ程度に陰陽師を出してる程度。 殺人事件なんて落ち武者を法定で証言させいが為に設けた設定なのだが、 そんな「程度」のものを冒頭に持ってくる意味なんて無い。 持ってくるならサスペンスをかけて、 犯人側が手を拱いていないという事を視聴者に提示するべきなんだよ。 ドラマツルギーの基本だよ。 散々言われいる通り脚本が駄作すぎて出来ていないという。 犯人側の犯行の流れを観客に情報として与えるタイミングなんて途中で幾らでもあるよ。 深津が犯人と会うシーンにでもさ、旦那に回想させとけばいい。 てゆーか、犯人側を絡めて脚本してたら幾らでもタイミングなんて作れる。 今回のような犯人側が空気な駄作でも、冒頭に提示するのはナンセンス。 ロジカルな構成じゃなくて、ただのハッタリにすぎない。 深津が寝坊して遅刻の流れにするなら、夢で父親でも出して葛藤くらい演じさせればいいの。 嘘でもいいから深津と父親の情報を観客に刷り込ませとけばいいのに。 寝坊して遅刻する当日の時点で、既に深津は駄目弁護士の烙印を自覚してて等しい筈だし。
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22 :名無シネマ@上映中[]:2011/12/04(日) 12:00:30.93 ID:5sxSqpLx - >>21の後半三行の部分の補足
つまり、冒頭に犯人の犯行を描かない代わりに、それをやっとけばいいって話。 あと「ステキな金縛り」なんだから、 演出の仕方にもよるが、父親の悪夢にうなされてる様なんて観客に「金縛りかな?」と思わせられるよね。 あぁ、なんだ違うのかってなエモーションも悪くない。 期待させて落とすのも基本的に技法だよね。
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24 :名無シネマ@上映中[]:2011/12/04(日) 12:15:29.52 ID:5sxSqpLx - >>21の更に補足だけど
> ただのハッタリにすぎない。 これは序盤のステキなアニメーションから始まって、 物々しい殺人にいたる流れと、その後特に利用されないお屋敷と犯人達の事ね。 勿体無いよホント。 アニメーションも洋館も金掛けてる割には脚本上軽んじられてるんだから。 個性的な犯人達も置き者に近いし。 コミカルで死を軽く扱う事は別にいいと思うけど、 犯人二人の頭の悪そうな情愛とか描いて欲しかったね。 その辺りが弱いから、被害者が出てくるシーンも弱いし、 KANの存在感もより一層薄くなるんだろうね。
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