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名無シネマ@上映中
さや侍 4刀目
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さや侍 4刀目
838 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 03:49:18.37 ID:sS633SBl
勝手に失敗にすんな、ボケが。
さや侍 4刀目
847 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 04:29:02.44 ID:sS633SBl
>>845
確かに「大日本人」にもあったべたな笑いを徹底的に排除した映画見てみたいわ。
難しいけどね。
さや侍 4刀目
205 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 22:12:00.25 ID:sS633SBl
さや侍
2011-05-28

今春の最大の期待作と言えば、
松本人志氏の映画「さや侍」の上映だろう。
特に一般の方々よりも業界の方々の注目度は非常に高い。

当然、私も並々ならぬ期待をしている。

氏の魅力は何と言っても既存に徹底的に背をそむけ、
独自の視点で、笑いを中心に様々な作品を創造して来た事。

そして、それと同時に、
実は、笑いにおいては既存にあるものを知りつくし、
その技術をベースに既存にないものを世間に伝わる様に駆使している。

そうして出来上がったものが次の時代の既存になっているということだ。
独自の視点による斬新さはあくまでディテールの話で、
発想ばかりに目が行きがちだが、
ミクロをマスに広げれる技術があって成り立っている。

なので、プロであればプロであるほど、
そしてそのプロが知れば知るほど、舌を巻いてしまうのだ。


さや侍 4刀目
206 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 22:12:24.98 ID:sS633SBl
しかし、事に映画に関しては、
これまでの2作で一般の方々や批評家の方々から辛辣な評を受けている。
特にネット書き込みなどを見ると、氏に向けられる言葉の心無さに、
思わず眉間にしわが寄る事もある。

ただ、私個人はネット書き込みというものは、
一種のインベーダーゲームの様なものなのだろうと解釈している。
ネット社会は、匿名であるが故に人間が持つ凶暴性を自制することなく
本音で書き込みしている様に思われがちのステージだが、
実は、真逆で、本音も何も、そこには何の主義主張もなく、
ただ単に手軽にカチカチとキーボードを打って、
敵なのか何なのか、ただリアクション待ちをしているだけの様に思う。

なぜなら、ほぼ書き込んでる人間は事実情報が違っているからである。
事実確認もせずにさくっと書いちゃうと言う所に、本気さも感じない。
故に本音でも何でもない暇つぶしのゲームなのだろう。
ただその無知さに感情的になり、それは違うと異論を書き込み、
違う所から反論が来たりで、論が派生していってるだけ。

結局まともな情報や意見がそこにはなかったりするのがオチなのだ。
炎上という言葉にたどり着く所から見れば、
”無知識人の知まつり”
と言った所だろうか。

中傷の標的になる人からすればたまったものではないだろうが、
周りは特にそんな気にする事ではないし、悪に仕立てる事もない。

さや侍 4刀目
207 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 22:12:43.37 ID:sS633SBl
そして私自身からすれば、氏はそれまで酷評される
作品を作っているとも思えないのだ。

特に『大日本人』に至っては快作だと思っている。
ディテールは、
一世を風靡したサーカス人気が去った後、
落ちこぼれてしまった道化師達を追うドキュメンタリータッチの作品である、
”フェリーニの道化師”
を彷彿させる素晴らしい作品だったと思う。

そして獣のネーミングや、その獣のビジュアル、
獣とのバトル、これが大喜利の回答の様に一つ一つおもしろく、
本作の顔になっている。

よくラストの特撮部分に賛否が分かれていたが、
あれは氏の真っ向から映画に向かう事への照れという意見にも頷けるが、
私的にはもう少し踏み込み、
氏の持って生まれた既存に背を向けてしまう性の様に思えた。

それは、、
”映画監督としての若さ”
だったのだではないかと思う。

あのラストが良い悪いではなく、
ただ単に、大佐藤の物語に決着をつけさせる出口を用意する事は、
これまでの映画の手法に存在する可能性がある。
さや侍 4刀目
208 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 22:13:12.85 ID:sS633SBl
なので、それ自体にも背を向けたのだろう。
それはむかーしむかーし、氏が漫才のオチを、
「ええ加減にせーなんて言わなくても客がそう思ってるわ」
と言ってそのままハケて行った様な、
そんな既存への破壊精神を感じた。

そして最も酷評されたしんぼるに関しては、
映画「パピヨン」で、
囚人のパピヨンが独房にいられられ、壁の下部の扉が開くと食事、
中段が開くと髪の毛のカットという事を認識し出すシーンがあるが、
環境が変わる事においての人間の順応性の低さと

覚えていく順応性の高さという矛盾した滑稽さを、
緊張と緩和に適している密室で描いたのだと思っている。

これにおいてもラストは既存の破壊を、
結局選択したのだろう。
”それも若さ”
だと、非常に恐れ多いが、私はそう思っている。


さや侍 4刀目
224 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 23:04:04.04 ID:sS633SBl
そしてどちらの作品も全くもって駄作ではない。

一つ言えるなら、
映画は芸人松本人志のイメージを上回れなかった、
というあくまでイメージの問題が大きかった様に思う。

なので、しんぼるにおいてのギャグは、
氏のイメージがある故に観客は拒絶したのだろう。
いや、ギャグと思われてる時点で、やっぱりイメージが災いしたのだ。

あれはツッコミやギャグではなく、
状況下に置かれた人間の自然行為なのだ。

とそう見れば、氏がよく言う
”一周回っておもしろい”
に実は、繋がる。

長々書いたが、
今回の作品で私が凄く期待するのは、
若さから大人になった監督である。

多分、自身を主演にしなかった事で、
2作とも賛否が出たラストが破壊ではなく、
既存を巧く取り入れた技術を披露する

のではないかと予測している。

いや、自身が主演しない事で、
それがやりやすくなるのではないか?と。
そう思うのだ。
さや侍 4刀目
226 :名無シネマ@上映中[sage]:2011/06/13(月) 23:04:32.15 ID:sS633SBl
否応でも、あらすじなどが耳に入ってくる。
聞けば、少し、
”ライフイズビュテーィフル”
の様なディテールになるのではないか?
と思っているが、それはわからない。

ただ、残り4分の1の尺がどうなるか?
”後半、笑ったわー”
で観客を帰らせるのか?

”後半、感動した”
で観客を帰らせるのか?
どちらでも良いと思う。

ただ一つ言えるのは、
これまでの歴史で
ウッディアレンもチャップリンも、
フェリーニもベニーニもタランティーノもギャロも
誰も
”後半めっちゃ笑ったわー”
で帰らせていない。

それは映画に最後の最後で抱腹絶倒を
観客は求めていないからである。

ここらで映画監督松本人志の既存を作ってから、
映画という既存を壊すステップに行くのか?
とにかく既存の破壊のみを突き進めるのか?
非常にワクワクする。



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