- ―母なる証明―Mother― ポン・ジュノ/ウォンビン
344 :名無シネマ@上映中[sage]:2009/11/22(日) 02:33:46 ID:MUVl9sAi - 宇多丸は、トジュンはそれほどバカじゃなく、ある程度知恵も働いて、
母親の行為もいくらか察しが付いてるはずと推理してるみたいだね。 母親が驚愕するシーンが三度あり、それはいずれもトジュンの未知の 姿を知った時だから・・・とか言って濁してたが、そういう意味だろう。 ポン・ジュノ作品の絵コンテについていうと、 「グエムル」だと、最初の方で、女子中学生の娘が帰ってきた時、 親父が彼女のリュックを後ろから持ち上げて一緒に歩く、 ほんの数秒のシーンがあるんだけど(少しでも軽く、という親の愛情)、 そんな小さな動きまでも絵コンテにすでに描いてあった。
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- ―母なる証明―Mother― ポン・ジュノ/ウォンビン
354 :名無シネマ@上映中[sage]:2009/11/22(日) 11:58:58 ID:MUVl9sAi - 構成上の要・不要の件だけど、
確かに「ソナチネ」の砂浜の一連(紙相撲や花火の撃ち合いとか) はまったく不要といえるよ。 でも「殺人の追憶」の足切断を不要というなら、 ソン・ガンホ夫婦のあれこれも不要ということになる。 ところで、刑事たちがエンストした車を押してて、 ガンホは足暴力刑事の足の異常に気づく。 と同時に、そのクルマが夜にまた故障して、 都会派刑事が容疑者を見失うことの伏線になってる。 もっとさかのぼれば、プロローグでもクルマが故障して、 ガンホは耕運機に乗せてもらって殺人現場へ行く。
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363 :名無シネマ@上映中[sage]:2009/11/22(日) 16:43:41 ID:MUVl9sAi - >>355
「ソナチネ」の構想は砂浜の相撲のイメージから 始まってるし、一概に不要とはいわないよ。 もともと要・不要をそう簡単に切り分けられるわけないが、 便宜上、分けて考えてみるのもいいとは思う。 でも「殺人の追憶」の足切断を不要の方に切り分けるのは 納得しがたいな。 そもそも刑事二人組の一方が何らかのトラブルで 戦線離脱するのは、刑事モノのお約束の流れでもあるよね。
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- ―母なる証明―Mother― ポン・ジュノ/ウォンビン
365 :名無シネマ@上映中[sage]:2009/11/22(日) 17:35:01 ID:MUVl9sAi - 別に大衆迎合の儲け主義で映画作ってくれてもいいんだけど、
なんで安易な脚本で撮影始めちゃうのかな? 1円でも多く儲けるためにも、脚本にこだわるべきだと思うけど。
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