- 雑談・質問スレッド其の壱
345 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/11/10(木) 02:24:10.53 ID:0FBiA6Mp0 - >>343
本朝文粹とか本朝麗藻に収められた、大江以言が藤原頼通に詠んだ詩文やね 「蒼頭を黄山の雲に慙じ」は霍光の兄貴の霍去病の孫・霍雲が出仕せず、 黄山苑(天子の猟場なんだろうね)で狩猟して遊んだり 奴僕を身代わりにして宣帝に拝謁させたこと(漢書・霍光伝) 「斉国、政を報ずるの中、北面を東海の月に責む」は 周公旦は子の伯禽を魯公としたが、魯の統治を確立するのに3年かかった一方で 斉に封ぜられた太公望が5ヶ月で斉の統治に成功したことを聞いて 周公旦が「魯はいずれ斉に北面して仕えるであろう」と嘆じたこと(史記・魯周公世家) 頼通さんは道長公の教育のおかげで霍光や周公の子らとは違って立派に育ったよね、ていうことらしい 伯禽がダメかというとそうでもないと思うけど あと黄山は猟場の名前だし、東海は地理的にそのまんま東海というしかないけど もしかしたら何かしらの比喩なのかも知れないね
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