トップページ > チア > 2017年09月05日 > beyOq4z4

書き込み順位&時間帯一覧

8 位/35 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数1000000000000000000000001



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しさん@お腹いっぱい。
富士通チア

書き込みレス一覧

富士通チア
230 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/09/05(火) 00:01:24.39 ID:beyOq4z4
四、

南方すでに定まりて 兵は精しく糧は足る 君王の志うけつぎて 姦を攘はん時は今 江漢常武いにしへの ためしを今にこゝに見る 建興五年 あけの空 日は暖かに大旗の 龍蛇も動く春の雲 馬は嘶き人勇む 三軍の師を隨へて 中原北にうち上る

六たび祁山の嶺の上 風雲動き旗かへり 天地もどよむ漢の軍 偏師節度を誤れる 街亭の敗何かある 鯨鯢吼えて波怒り あらし狂うて草伏せば 王師十萬秋高く 武都陰平を平げて 立てり渭南の岸の上

拒ぐはたそや敵の軍 かれ中原の一奇才 韜略深く密ながら 君に向はん すべぞなき 納めも受けむ贈られし 素衣巾幗のあなどりも 陣を堅うし手を束ね 魏軍守りて打ち出でず

鴻業果し収むべき その時天は貸さずして 出師なかばに君病みぬ 三顧の遠いむかしより 夢寐に忘れぬ君の恩 答て尽くすまごゝろを 示すか吐ける紅血は 建興の十三 秋なかば 丞相病篤かりき

五、

魏軍の営も音絶て 夜は静かなり五丈原 たゝずと思ふ 今のまも 丹心 國を忘られず 病を扶け身を起し 臥帳掲げて立ちいづる 夜半の大空雲もなし

刀斗声無く露落ちて 旌旗は寒し風清し 三軍ひとしく声呑みて つゝしみ迎ふ大軍師 羽扇綸巾膚寒み おもわやつれし病める身を 知るや情の小夜あらし

諸塁あまねく経廻りて 輪車静かに きしり行く 星斗は開く天の陣 山河はつらぬ地の営所 つるぎは光り影冴えて 結ぶに似たり夜半の霜

嗚呼陣頭にあらわれて 敵とまた見ん 時やいつ 祁山の嶺に長駆して 心は勇む風の前 王師ただちに北をさし 馬に河洛に飲まさむと 願ひしそれもあだなりや 胸裏百萬 兵はあり 帳下三千 将足るも 彼れはた時をいかにせん

六、

成敗遂に天の命 事あらかじめ図られず 旧都再び駕を迎へ 麟台永く名を伝ふ 春玉樓の花の色 いさをし成りて南陽に 琴書をまたも 友とせむ 望みは遂に空しきか

君恩酬ふ身の一死 今更我を惜しまねど 行末いかに漢の運 過ぎしを忍び 後計る 無限の思い無限の情 南成都の空いづこ 玉塁今は秋更けて 錦江の水 痩せぬべく 鉄馬あらしに嘶きて 剣関の雲睡るべく

明主の知遇身に受けて 三顧の恩に ゆくりなく 立ちも出でけむ旧草廬 嗚呼鳳遂に衰へて 今に楚狂の歌もあれ 人生意気に感じては 成否をたれか あげつらふ

成否をたれか あげつらふ 一死尽くしゝ身の誠 仰げば銀河影冴えて 無数の星斗 光濃し 照すやいなや英雄の 苦心孤忠の胸ひとつ 其壮烈に感じては 鬼神も哭かむ秋の風

七、

鬼神も哭かむ秋の風 行て渭水の岸の上 夫の残柳の 恨訪へ 劫初このかた 絶えまなき 無限のあらし吹過ぎて 野は一叢の露深く 世は北邱の墓高く

蘭は砕けぬ露のもと 桂は折れぬ霜の前 霞に包む花の色 蜂蝶睡る草の蔭 色もにほひも消去りて 有情も同じ世々の秋

群雄次第に凋落し 雄図は鴻の去るに似て 山河幾とせ秋の色 栄華盛衰ことごとく むなしき空に 消行けば 世は一場の春の夢

撃たるゝものも撃つものも 今更こゝに見かえれば 共に夕の嶺の雲 風に乱れて散るがごと 蛮觸二邦角の上 蝸牛の譬 おもほへば 世ゝの姿はこれなりき

金棺灰を葬りて 魚水の契り君王も 今泉台の夜の客 中原北を眺むれば 銅雀台の春の月 今は雲間のよその影 大江の南 建業の 花の盛もいつまでか

五虎の将軍 今いづこ 神機きほひし江南の かれも英才いまいづこ 北の渭水の岸守る 仲達かれも いつまでか 聞けば魏軍の夜半の陣 一曲遠し悲茄の声

更に碧の空の上 静かにてらす星の色 かすけき光 眺むれば 神秘は深し無象の世、あはれ無限の大うみに 溶くるうたかた其はては いかなる岸に泛ぶらむ 千仭暗し わだつみの 底の白玉 誰か得む、 幽渺境窮みなし 鬼神のあとを 誰か見む

嗚呼五丈原 秋の夜半 あらしは叫び露は泣き 銀漢清く星高く 神秘の色につゝまれて 天地微かに光るとき 無量の思 齎らして「無限の淵」に立てる見よ 功名いづれ夢のあと 消えざるものはただ誠 心を尽し身を致し 成否を天に委ねては 魂遠く離れゆく

高き尊きたぐいなき 「悲運」を君よ天に謝せ 青史の照らし見るところ 管仲楽毅 たそや彼  伊呂の伯仲 眺むれば 「萬古の霄の一羽毛」 千仭翔る鳳の影 草廬にありて龍と臥し 四海に出でて龍と飛ぶ 千載の末 今も尚 名はかんばしき 諸葛亮


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。