- 【カイジ】堕天録の社長・村岡隆に萌えるスレ9【福本伸行】
414 :名無しかわいいよ名無し[sage]:2010/07/01(木) 21:37:22 ID:a9iUGzTH0 - 見えざるものを見よっ…!は最高にカッコいい社長のお言葉なのに。
イカサマを提示してることさえ判明してなければ…。
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417 :名無しかわいいよ名無し[sage]:2010/07/01(木) 22:36:35 ID:a9iUGzTH0 - >>415 私もそう思います。なのになぜ取り上げられないっ…うぐぐっ…!
腹具合が良くならないのにマイザワ『電車でGO!第二弾』を考えた。 ヒマって怖い…(内容にエ○犯罪関連が含まれてるので 好まれない方はすみませんがスルーでお願いします。) お店のお得意様回りで社長にお供していた主人公。無事に営業を済ませて 会社への帰途についた電車内でのこと。日も傾きかけ、ちょうど誰もが家路に向う 夕方のラッシュ時に差し掛かり座席も空はなし。2人は乗降口近くの手すり棒のある コーナーに体を寄せるようにして立っていた。 社長は手すりに手を掛け体を支えつつ先ほどキオスクで買った男性週刊誌を 二つ折りにして吸い付くように読みふけっている。 一方、同じく手すりに掴まっている主人公。自分のことは忘れ去られたかのように 本の世界に溶け込んで時折ニヤ…ニヤ…と薄笑いを浮かべる社長をじっと見つめている。 疲労感で体の芯が溶けたような気だるさを巡らしながら、 (私の手……このままさりげなく社長の手と重ね合わせたら、社長どんな反応するのかな?) なんてことをぼんやり考えていた。
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418 :名無しかわいいよ名無し[sage]:2010/07/01(木) 22:48:09 ID:a9iUGzTH0 - と、反対側の乗車口ドアが開いた。乗り換えの便のよい大きな駅から乗り込んできた人たちの波、波、波。
いもを洗うようにごったがえす電車の中。奥のほうに追いやられ押しつぶされそうになりながらも どうにかまっすぐ立てるポジションを確保して、一息ついたつかの間だった。 主人公は背後に今までになかった違和感にあることに気が付いた。 腰の部分…いや、それよりも下の方に何か平たいものがぺタッと押し付けられているのを感じる。 これはひょっとして誰かの…手?(え?) この状況を理解した途端、頭にかあっと血が昇ったがそれとは逆に首から下は水浴びしたように 冷やっとした感覚が背中を伝う。(うそぉ、これってまさか…) 混乱した主人公が身を固くしたまま反応できないのを好都合に背後に佇む人間は 徐々に体を密着させてくる。 (社長…)読書に没頭し続ける社長に助けを求めようにも、のどの奥が狭まったように 苦しくなって声を発せられない。 すし詰め状態でどこからも覗き込めるような隙間もほとんどない車内では この男?の悪質でいかがわしい行為に誰の目も届くことがない。 しばらくは動きなくスカートの上にあてがっていただけの大きな手が、 ついに動きをみせた…! ギュッと目を瞑る主人公。(…!!)
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419 :名無しかわいいよ名無し[sage]:2010/07/01(木) 23:06:09 ID:a9iUGzTH0 - 「これは何の真似だ?」
バサバサっと紙面がめくれる音に続き、車内の空気を一変する低い声が鋭く耳に響く。 はっとして目を見開くと社長が後ろから伸ばされた誰かの腕を引っ掴んでいる。 「な、何だよっアンタ!?いきなり…」 「何もヘッタクレもないざんすよ。この手…今、仕掛けてただろう。 わしの……!」 声を荒げるがここでなぜか一瞬、言いよどんだように言葉を切る。が、すぐに続けた。 「車内が混雑して身動きがままならないのを幸いに痴漢行為ざんすか?やれやれ、 この手つきから見ても一度や二度のことじゃあないざんすね、常習犯か…」 ギョロっと犯人を睨みつけながら手首を捻り上げていく。 「痛っ、ち、違う!誤解だ。込み合ってたから手の位置がそ、そういう風に…」 「見苦しいざんすヘドがでる。」吐き捨てるように言う社長。 「わしの目は節穴じゃないざんす。不埒な輩がしでかす怪しい動きを見逃すものか…! 何よりもコレがわしに助けを訴えてきた。そうだろう?」 と顎をしゃくって返事を促す社長に、主人公はただコクコクと頷くばかりだった。 「さあ、次の駅で降りてもらうざんすよ。」
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420 :名無しかわいいよ名無し[sage]:2010/07/01(木) 23:22:08 ID:a9iUGzTH0 - しかし、社長はこのオトコを鉄道警察に突き出すことはしなかった。
携帯電話のカメラで彼の容姿や自動車免許などを撮影し (とっ捕まえてからの彼の言動も動画に収めていたらしい。) あげくは財布の有り金から所持していた金目になりそうな物まで強奪したあと 「カカカ…これでチャラにしてやるざんす。貴様の犯行の当事者が穏便なわしらで 良かったざんすねぇ。」 とそのまま何事もなかったかのように開放してしまったのだ。 「……警察に届けなくて良かったんですか?」 駅からお店に向う道中、複雑な心境で問いかける主人公だったが 「ふん、いいんざんすよ。この一件の示談金並びにお前への慰謝料ということで こっちはいくらか儲かったざんすから♪」 (でも私のふところには入ることはないんですね…) 「それに痴漢行為の現場を取り押さえた事でヤツが改心する気になろうが、 今回見逃したために他の女共に被害が及ぼうが、別段わしは痛くもかゆくも… うん?お前、震えてるのか?」 見知らぬ気味の悪い男にまとわりつかれて触られた時の恐怖がまだ拭えない主人公。 すると…社長は歩みをゆるめてその肩をさりげなく抱き寄せた。 血の気が引いて戻らなかった主人公の顔色がみるみる赤らんだが、 胸のざわめきも次第に落ち着いて気持ちは安らいでいった。 「社長、いつ気付いたんですか。私怖くて身が竦んで…助けを求められなかったのに。」 「は?お前が><な顔で、手すりに掛けたわしの手を握って知らせただろうが。」 (ええっ!そうだっけ!?!頭の中がパニクっちゃって全然無意識だった…///) 「まったく。何であんなやすやすと手を出させるざんすかお前は… 少しは警戒心を持って自分の身辺ぐらいちゃんとガードしておけ!!」 「社長…」主人公は怒られているのも気に留めずにこんな質問を投げかけた。 「電車の中で怒鳴ってたとき。何かを言いかけて、でも途中で口ごもってましたよね? 『わしの……』って。あれって、何て言うつもりだったんですか?」 ぐむっと言葉に詰まったような表情を見せた社長だったが はて、わしはとんと憶えてないざんすねぇ、とすっとぼけながら 一人でずんずんと先に歩いていってしまったのであった…。
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