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221 :がんと闘う名無しさん[sage]:2011/06/02(木) 15:52:57.77 ID:nQ5lSEMP - >>220
なぜダイノルフィンが疼痛時に分泌されるか、という問いは、なぜ身体的脅威にさらされた 時にノルアドレナリンがでるの?という問いと同じレベルで、答えは「よく分かっていない」 結果として、疼痛時にはダイノルフィンが分泌されてダイノルフィン神経系が活性化→μ受容体 やp-ERK活性が低下して、依存性が向上することなくオピオイド類で疼痛管理できる 都合の良い仕組みになっている、とだけ覚えておけば十分かと。 同様に、恐怖時にはノルアドレナリンが分泌されて、自律神経を活性し、心拍上昇や発汗促進させて、 結果として恐怖から逃れる行動をすることで、生命の危機を遠ざける上手い仕組みになっている、 というのと同レベル。 脳科学の世界は、気の遠くなる進化の歴史の中で、神経系がそのように出来ている、というぐらいしか 説明のしようがない。
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