- 新・一人ぼっちの70歳以上
4 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/01/12(金) 06:27:48.91 ID:LpTyAYNi - 新1兆円投信は脱分配―「ロボ」中長期資金が向かう(スクランブル)
2018/01/12 日本経済新聞 朝刊 新たな1兆円ファンドが誕生しようとしている。日興アセットマネジメントが世界のロボット関連株で運用する投資信託だ。毎月分配型ではない投信 が1兆円もの資金を集めれば、実に十数年ぶりの出来事となる。株高が続く日本市場で、投信とそれを利用する個人投資家の振る舞いも変化して きた。 日興アセットの「グローバル・ロボティクス株式F」は年1回・年2回決算合計で純資産残高が10日時点で9100億円強。為替ヘッジコースを加え れば9500億円で、2月にも1兆円超えの可能性がある。 組み入れ1位のキーエンスは17年に57%高となり、同4位の安川電機は2・7倍に上昇。年1回決算型の基準価格は運用開始から2年余りで1 万5000円を超えた。100万円超を投じるターキンさん(ハンドルネーム、40)は「海外の銘柄は自分では選べないのでプロに任せた」と話す。 □ □ 「1兆円ファンド」といえば長らく毎月分配型投信ばかりだった。内外債券で運用する国際投信投資顧問(現三菱UFJ国際投信)の「グローバル・ソ ブリン・オープン」が02年に残高1兆円を突破し、その後も米ハイイールド債や不動産投資信託(REIT)を組み入れて毎月の分配金の多さを誇る 投信ばかりが1兆円超を達成していった。 だが、昨年12月にアセットマネジメントOneとフィデリティ投信が運用する米国REIT投信が1兆円の座から陥落。足元では15年ぶりに1兆円ファ ンドは「空席」となっている。 これまで「非高頻度分配型」では野村アセットマネジメントが00年に設定したノムラ日本株戦略ファンドがあるのみ。「中長期に投資家の資産形成 に寄与する」(当時の運用総責任者の清水孝則氏)と意気込んだが、設定時に1兆円を一気に集めて運用の小回りが利きにくくなったうえ、ITバブ ル崩壊にも直面して成績は低迷した。 それだけに日興アセットのロボ投信が1兆円を達成すれば、日本の投信の「脱分配」という潮流変化の象徴になる。販売の現場からは「自然体で 1兆円に迫る資金を集められている」(日興アセットの今福啓之・リテール事業支援部長)との声が聞こえてくる。当初の資産額は1200億円強。 そこから良好な成績を支えに、資金規模を拡大させてきた。三菱アセット・ブレインズによれば他の運用会社でもロボットやフィンテックをテーマにし た投信には継続的に資金が流入しているという。 □ □ 金融庁の指導で投信の短期売買が下火になったことに助けられている面もある。「ロボット」というテーマが今はうまく機能しているだけかもしれな いし、特定のテーマに縛られない普通のアクティブ型投信は低迷したままなのを割り引く必要もあるだろう。 個人マネーが投資のプロに託され、中長期の資金として成長企業に向かう――。それでも、こんな投信本来の機能が日本で徐々に強まっている なら、今年の株式相場の大きな援軍となるはずだ。 これまでに残高が1兆円を超えた主な投信 投資対象 名称(運用会社) 決算期 日本株 ノムラ日本株戦略ファンド(野村AM) 年〓2回 内外債券 グローバル・ソブリン・オープン(三菱UFJ国際投信) 毎月 世界株 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(ピクテ投信投資顧問) REIT フィデリティ・USリート・ファンドB(フィデリティ投信) 新光US―REITオープン(アセットマネジメントOne)
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