- 60歳リタイヤで悠々自適 その5
16 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/12/20(水) 22:48:59.32 ID:s3CHkcyv - 株反発 復調・銀行株が「2018年」の主役候補
2017/12/20 15:40 日経速報ニュース 20日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発。終値は前日比23円(0.1%)高の2万2891円だった。前日の米株安などを受けて方向感を欠く 展開だったものの、この日の話題の中心は銀行株。業種別日経平均の「銀行」は約2年ぶりの高値をつけた。市場では、割高なハイテク株の利益 を確定した後の「循環物色の一環にすぎない」との見方がある半面、銀行株が来年の相場の主役になる可能性が意識され始めている。 この日は、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガバンクがそろって2%高。 三菱UFJと三井住友は、そろって年初来高値を更新した。千葉銀行など地方銀行株も軒並み上昇した。業種別日経平均の「銀行」は2%高の1690 と、2016年1月6日以来、約2年ぶりの高値をつけた。 銀行株高の直接の要因は、前日の欧米金利の上昇だ。ドイツが18年の国債発行計画で30年債の発行額を増やすと発表したことなどを受け、ドイ ツを中心に欧州金利が上昇。米国にも波及し、米10年債利回りは一時2カ月ぶりの高水準になった。日本でも金利上昇圧力が高まるとの思惑から 、銀行株に連想的な買いが入った。 買っているのは「海外のアクティブ運用の投資家」(国内大手証券のトレーダー)だ。年初来の株価上昇が際立っていた半導体製造装置やファク トリーオートメーション(FA)関連などハイテク株の利益を確定して得た資金を、割安な銀行株に回しているという。 11月下旬からじわり続く銀行株高は「あくまでも一時的なもの」との指摘がある。ハイテク株に偏っていた投資家の持ち高の修正が終われば、銀行 株買いも一巡し、相場全体が上昇する局面では再びハイテク株が脚光を浴びるという理屈だ。 だが、ここにきて、銀行株が「来年の主役」になる可能性を指摘する声も出始めている。先週、欧州の投資家を訪問した三菱UFJモルガン・スタン レー証券の古川真氏は、「グローバル投資家の最大の関心事は日銀だった」と話す。 来年は日銀総裁の人事がある上、「日銀は長期金利の操作目標を引き上げる」(外資系証券)との見方も次第に増えている。さらに、米国が利上 げを継続し、欧州も緩和縮小に動くなど、世界的にも金利に上昇の圧力がかかりやすい。そうした中で「日本の長期金利が0.2%上昇するだけでも 、銀行への恩恵は大きい」(農林中金全共連アセットマネジメントの山本健豪氏)。 この1カ月ほど株価が上昇してきたとはいえ、3メガバンクのPBR(株価純資産倍率)はまだ0.6〜0.7倍と、東証1部の平均1.4倍を大きく下回る。 日本経済は緩やかながら成長しており、消費者物価指数(CPI)もプラス圏で推移している状況を考えれば、「日銀が一段の金融緩和に動くとは考 えにくく、株価の下落リスクは小さいと見る投資家が多い」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の古川氏)。 むしろ日銀の政策変更への思惑などから上昇するリスクの方が大きいならば、今のうちに買っておいても損はない――。20日は、そんな投資家 心理が垣間見える相場だった。
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