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名無しさん@お腹いっぱい。
日経記事コピペスレ5 [無断転載禁止]©2ch.net

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2 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2017/08/16(水) 06:04:46.51 ID:+dWwZyXg
動かぬ個人資産1800兆円(1)投機か預金、育たぬ投資家(迫真)
2017/08/14 日本経済新聞 朝刊
 スマートフォンの画面に表示されていた金額は9ケタだった。
 都内のIT企業に勤める34歳の男性会社員は3年半前、保有していた株と不動産を売却し800万円を仮想通貨につぎ込んだ。「ビットコイ
ン」と「イーサリアム」の時価は昨年後半から急上昇し今年5月には保有額が3億円を超えた。40倍もの値上がりだ。ビットコインの分裂騒
動で6月以降に相場が下がったが、再び買いに転じる機会をうかがう。「仮想通貨は値動きの激しさが魅力だ」と男性は話す。
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 7月18日、東証マザーズに上場したばかりのソウルドアウト株を売却した都内の30代男性は、2営業日で130万円の売却益を手にした。
ソウルドアウトはインターネットを活用した営業支援を手掛けるが、事業内容や将来性に着目して買ったわけではない。頼るのは上場後の値
動きだけだ。この男性は自らを「投資家ではありません。投機家です」と称する。運用成績が年間でマイナスになったことはなく資産は億円単
位に膨らんだ。
 4月17日、東京・大手町の経団連会館で開かれた信託大会。あいさつに立った金融相の麻生太郎(76)は「低金利の中で預金が増えて
いるのは信託業界がだらしないからだ」と苦言を呈した。
 日本の個人金融資産は1800兆円と30年前から倍増した。だが、増えたのは預貯金ばかり。銀行や信用金庫の預金残高は、この春に1
000兆円を超えた。マイナス金利政策による超低金利下でも、個人の資金は市場に向かわず銀行の金庫で眠る。株の短期売買や仮想通
貨など先鋭化する一部の個人に対し、大半は投資と距離を置く。
 「株はもう二度とやりたくない」。7月8日、金沢市で開かれた投信フォーラムを訪れた主婦の市原京子(68)は話す。40年前、大手証券
の営業マンに勧められて買った日立ツール(現三菱日立ツール)の株で大きな損失を出し株式投資を封印した。資産のほとんどは農協に預
けている。
 金沢市の女性会社員(43)は「投資はよく分からないし怖い」。この日のお目当ては世界的に著名なパティシエ、辻口博啓(50)による「
スイーツの経済学」という特別講演だった。
 日経平均株価はバブル絶頂だった1989年12月に3万8915円の最高値を付けた。その後は長期にわたり低迷しリーマン・ショック後の
2008年10月には7162円とピークの2割以下まで下げた。短期売買を推奨する証券会社の営業姿勢も追い打ちをかけ「投資は損をする」
との先入観が個人の心理に植え付けられた。
□   □
 だが預金だけでは豊かな老後は築けない。フィデリティ退職・投資教育研究所によれば退職後に金銭面の不安がある人の比率は5割を超
える。6割は退職前に十分な資産形成をしておけばよかったと後悔している。
 「このままだと客が相当、減ってしまう」。東海東京フィナンシャル・ホールディングス社長の石田建昭(71)は証券業界の悩みを語る。対面
型の証券会社では顧客の平均年齢が上がり相続などに伴い証券市場から退出していく時期が迫っている。若い世代に投資を浸透させなけ
れば客が本当にいなくなってしまう。
 「これで米国の背中がさらに遠のいた」。6月6日、市場のあちこちで失望の声があがった。
 600万人以上が加入する企業型の確定拠出年金(DC)。厚生労働省は初期設定となる商品選定を進めてきた。元本を保証しないリスク
商品である投信が初めて選ばれるとの市場の期待はこの日、空振りに終わった。
 初期商品に選ばれれば加入者が自分で変更しない限り、年金は投信で運用される。投資に関心を持たなかった人が運用の意義に気付く
契機になるはずだった。「投資は危ないと考えた経済団体が最後に巻き返したのではないか」(証券大手幹部)との恨み節が漏れる。
 「もうかるもうからないではない。100年の計を決めるつもりで取り組むべきだ」。7月24日、日本証券業協会の会長に就いた鈴木茂晴(70
)は都内で開いた就任パーティーで若者への積み立て投資の普及を訴えた。「貯蓄から投資」という言葉だけが躍り「50年以上、何も変わ
っていない」という現状に危機感を募らせる。
 日本株の個人の保有比率は3月末時点で17・1%と過去最低を更新してしまった。投機と預貯金という2極に分かれ未来に向けて資産を
増やす普通の投資家が育たない。日本の投資文化は変わるだろうか。(敬称略)

 1800兆円もの金融資産はなぜ動かないのか。個人の資産運用の現場に密着し理由を探る。
日経記事コピペスレ5 [無断転載禁止]©2ch.net
3 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2017/08/16(水) 06:06:16.32 ID:+dWwZyXg
動かぬ個人資産1800兆円(2)野村「超対面主義」に活路(迫真)
2017/08/15 日本経済新聞 朝刊
 7月14日、野村証券の井上直記(41)は顧客である80代の女性とともに神奈川県の湯河原町役場を訪れた。この女性から遺産をすべて
慈善団体に寄付したいとの申し出を受けた。井上は遺言の証人という立場だ。
 親族には財産を一切残さないため証券口座から女性の資産はなくなる。それでも井上は4カ月近く書類作成を手伝った。
 井上の肩書は小田原支店のファイナンシャル・コンサルティング課長。かつては昔ながらの証券マンを地でいく猛烈営業で名をはせた。何
人もの株好きの顧客を抱え、短期間で利益が出そうな銘柄を熱心に勧めてきた。顧客に寄り添う現在の営業スタイルとは正反対だ。
 支店長の足川国広(47)は「単なる株の仲介ではダメだ」が口癖だ。入社から25年間、営業として全国の支店を渡り歩いてきた足川を、2
008年のリーマン・ショックが変えた。
 暴力的な株価急落になすすべがなく、大切にしてきた顧客の資産が消えていく。「長い目で顧客の資産を増やせないと真の金融サービス
とはいえない」。短期売買の推奨から預かり資産を徐々に積み増す営業方針にカジを切った。顧客からの入金も増え、13年に始まった顧客
満足度の高い営業担当者に与えられる賞を2年連続で受賞した。
 「お客さまを主語にした会話を徹底し、信頼と満足度を高めてほしい」。3月25日、東京・高輪の研修センターに集まった450人の幹部を
前に、国内営業を束ねる専務の山口英一郎(54)は訴えた。
 野村は今、20年ぶりの営業改革のまっただ中にある。柱は支店への大幅な権限委譲だ。高齢化が進み相続や企業の事業承継など「顧
客の悩みはかつてないほど深くなっている」と社長の森田敏夫(56)は見る。地区同士の競争に走るとの反省から4月にエリアごとに支店
を統括する地区制度を全廃した。
 野村は20年前にも地区制度を廃止した歴史がある。この時は顧客に寄り添う営業を目指すとの意図が伝わらず、競争軸を失った現場が
混乱し、わずか1年で撤回を余儀なくされた。
 12年にグループのトップに就いた永井浩二(58)は預かり資産を重視する評価体系など改革を進めてきた。その仕上げともいえる「超対
面主義」。「もう後戻りはしない」という永井らの決意は個人マネーを引き寄せられるか。(敬称略)
日経記事コピペスレ5 [無断転載禁止]©2ch.net
4 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2017/08/16(水) 06:07:56.83 ID:+dWwZyXg
動かぬ個人資産1800兆円(3)金庫はどんどん大型に(迫真)
2017/08/16 日本経済新聞 朝刊
 金庫メーカー、日本アイ・エス・ケイ常務の三木隆信(70)は東京・上野にあるショールームの来訪者が「目に見えて増えてきた」と感じる。
マイナス金利政策の導入以降、金庫の人気が高まったが、最近は「売れ筋がどんどん大型化している」という。以前は容量20リットルの金
庫が主力だったが、最近は50リットルを超えるタイプが人気だ。現金にすると4億円以上が入る。
 都内に住む主婦、小沢公子(仮名、65)が銀行に通うのは預金のためではない。貸金庫に現金を預けるためだ。最近も50万円ほど持ち
込み、ざっと1000万円たまった。「銀行口座にマイナンバーの登録が義務付けられたら預金残高が把握されそうで怖い」と話す。念頭にあ
るのは相続税対策だ。
 実際は銀行口座にマイナンバーを登録しても預金残高などは把握されないが、漠然とした不安から現金を好む人は多い。第一生命経済
研究所の試算では個人の「タンス預金」は43兆円に上り、ここ5年で約1・5倍に増えた。盗難リスクや金庫代を考えれば実質的にマイナス
金利だが「手元に現金がある安心感が欲しい」と小沢は話す。
 4日、野村証券が都内で開いた相続セミナー。参加した小林浩康(70)は「株式を5000万円ほど持っているが、相続に向けて現金化す
べきだろうか」との悩みを口にした。
 日本証券業協会の調べによると個人投資家の56%が60歳以上のシニア層だ。ネット専業の証券会社なら若年層の利用も多いが、対面
型の証券会社では顧客の平均年齢は高い。中小や地場証券になると70代を超えることも珍しくない。相続を意識すると顧客は保有する株
や債券を分けやすい現金に換える。大手証券の営業マンは「気が付いたら顧客の金融資産が全て預金になっていた」と話す。
 個人の金融資産が1800兆円まで膨らんでも半分強を現預金が占める。政府や金融業界がいくら音頭を取っても「貯蓄から投資」の流れ
は太くならない。投資家の裾野が広がらず年齢層が高くなれば「投資から貯蓄」へと逆流していく。
 デフレが続いた日本。物価の下落局面では現金の価値が高まり投資と似た効果が得られた。物価はようやくマイナス圏から脱出しつつあ
るとはいえ日銀が目指す2%の上昇には遠く及ばない。「貯蓄から投資」の壁となる個人の根強い現金志向は、デフレから抜けきれない日
本経済と表裏一体だ。(敬称略)


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