トップページ > 60歳以上 > 2017年06月30日 > c5U/HiJe

書き込み順位&時間帯一覧

14 位/50 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数0000001000000000000000001



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しさん@お腹いっぱい。
60歳リタイヤで悠々自適その4 [無断転載禁止]©2ch.net

書き込みレス一覧

60歳リタイヤで悠々自適その4 [無断転載禁止]©2ch.net
63 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2017/06/30(金) 06:05:10.14 ID:c5U/HiJe
不作為の果てに(5)決められぬ厚労省の諦念―利害調整、疲弊する巨艦(砂上の安心網)終
2017/06/30 日本経済新聞 朝刊
 医療、介護、年金、労働、少子化……。日本の社会保障をつかさどる厚生労働省。抱える政策は多くの国民に関係する。それゆえ利害
関係者が多く「役所で決められない」と厚労官僚は繰り返す。
 「おまえらは財務省厚労局か」。東京・永田町。厚労省の官僚を、厚労族議員が何度も面罵した。
 患者の医療費負担が重くなりすぎないよう月額の上限を定めた「高額療養費制度」。福祉元年の1973年に作ったこの制度を巡り2016
年末、政府・与党で大激論が巻き起こった。
与党から猛反対
 厚労省が当初検討したのは、負担を軽くしている70歳以上の全ての高齢者を対象に、月額上限を引き上げる案だった。年40兆円を超え
る医療費。厚労官僚に危機感は確かにあった。
 反対したのは与党の厚労族議員。なかでも強硬だったのが「福祉の党」を掲げる公明党だ。高齢者の負担増は選挙に響くとの懸念から、
対象を一定以上の所得のある高齢者に絞り、引き上げ額の圧縮に走った。
 結局、外来負担を月1万2600円引き上げる厚労省案は消え、今年8月からの月2000円の小幅引き上げで決着した。政治の前に社会
保障の持続性は置き去りになった。
 こんなドタバタ劇は日常風景。重要な決定権を持てないためか、どこか当事者意識が薄く評論家然とした厚労官僚は少なくない。不作為
の果てにあるのは、次世代への負担の先送りだ。
大臣が代われば
 「近視眼的な見直しを繰り返し、かえって制度疲労を起こしている」
 15年、厚労省の有識者会議がまとめた提言書「保健医療2035」。問題点をこう指摘し、世界最高の健康水準の維持と同時に将来世代
にツケを残さないよう厚労省に求めた。日本で進む少子高齢化は世界の課題でもあるとして、「世界をリードする厚生労働省」を目指すよう注
文も付けた。
 ただこの報告書は塩崎恭久厚労相の肝煎りで作ったもの。「大臣が代われば忘れる」(厚労関係者)。厚労省は改革の旗振り役「推進シ
ティ」を募ったが、手を挙げたのは10自治体。目標の30には遠く及ばない。世界はおろか国内すらリードできない実態が浮かぶ。
 高齢者を優遇する「シルバー民主主義」を背景に、大胆な改革は困難と思い込む――。最近話題になった経済産業省の若手官僚の報告
書にはこんな文言があった。厚労官僚は「利害調整をしていないから言えること。みんな苦笑いしている」と冷ややかだ。
 揺りかごから墓場まで。私たちの一生の全てをカバーする巨大官庁のありようは、一人ひとりの人生、ひいては国家財政の行方も左右す
る。諦めムードが漂う組織を通じ、医療・介護だけで年50兆円が注ぎ込まれるのは、この国にとって不幸なのではないか。取材班の実感で
ある。


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。