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466 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/02/01(水) 23:43:31.05 ID:O+hdZvHj - 中古マンション、上昇相場に陰り 高値で売買成立しにくく
2017/02/01 23:30 上昇を続けてきた国内中古マンション相場に陰りが見え始めた。上昇ピッチの早さに需要が追いつかず、東京都内では値下がりに転じた 地域もある。新築物件は低迷が続いており、マンション市場は転機を迎えている。 「中古マンションの購入希望者に様子見姿勢が広がっている。従来のような強気の価格設定は難しくなってきた」。仲介大手、野村不動産 アーバンネット(東京・新宿)の木内恒夫・営業推進部長は、最近の中古マンション市場について強調する。これまで続いていた上昇力が鈍 り、売り出し価格の見極めに神経をとがらせる。 中古マンション市場は一見、活況の様相を呈している。東京カンテイ(東京・品川)によると2016年の首都圏の中古マンションの平均希望 売り出し価格(70平方メートル換算)は3476万円。前年と比べて13.2%上昇した。直近の高値を付けた08年水準を超え、1994年以来の高水 準だ。 一方、新築は低迷している。不動産経済研究所(東京・新宿)によると16年の平均価格は前年比0.5%下落の5490万円で4年ぶりのマイ ナスとなった。販売戸数も11.6%減り、好不調の目安となる契約率70%を下回った。東京カンテイの井出武・上席主任研究員は「高額で供 給が少ない新築から、中古に需要が移った」と説明する。 ただ、好調に映る中古マンション市況には不透明感が強まってきた。仲介大手、三井不動産リアルティ(東京・千代田)の川上哲司・流通 企画部長は、最近の価格動向の変化について「都心の先行的な調整の動きが、周辺にも広がっている」と話す。 東京23区でも都心に近いほど価格動向の変化が鮮明だ。12月の都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)の前年比上昇率は2.3 %。首都圏平均の9.1%に比べると差は明らかだ。「政府の経済政策によりマンションの取引量も多かったが、最近は購入意欲が減退してい る」(川上氏)。都心6区以外の沿岸部の大型物件では、すでに下げに転じる物件も出てきている。 在庫にも変化が出始めた。価格が上がっているときは売買が成立しやすいため市場に出る物件は増える傾向にあるが、16年12月の23区 の流通戸数は1万1733戸と前月比で横ばいだった。東京カンテイの井出氏は「値段が高くて売買が成立しにくくなってきたため、売りに出さ れる物件が減っている」という。 個人だけでなく、中古マンションを買い取った後に改修して販売する業者にも影響が及んでいる。トータルエステート(横浜市)の三沢章専 務は「参入企業が多いため買い取り価格が5〜10%程度上昇する一方、販売価格は上がらない」と話す。 価格が下げ基調の新築に注目する動きも出始めた。価格が下がれば、賃料を得るための投資がしやすくなるためだ。台湾の不動産仲介 大手で日本でも事業を手掛ける信義房屋不動産の何偉宏社長は「現在の利回りは中古のほうが高いが、品質や設備をみて新築を投資対 象とする海外投資家も多い」と指摘する。
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