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71 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/09/14(水) 06:08:26.35 ID:2SPNft1k - 日銀、マイナス金利軸に、総括検証、緩和強化を視野、国債購入、副作用に配慮。
2016/09/14 日本経済新聞 朝刊 日銀は20〜21日に開く金融政策決定会合でまとめる異次元緩和の「総括的な検証」で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の 深掘りを据える方針だ。経済・物価の下振れリスクが依然大きいため、現在は年マイナス0・1%の金利をさらに下げることを検討する。 超長期の国債利回りが大幅に低下するなどの副作用を抑えるため、国債購入では長期と短期の金利差を広げるように促すことも協議する。 (解説5面に) 今年1月に導入を決めたマイナス金利政策は収益悪化を警戒する金融機関が強く反発しており、総括検証を機に撤廃を予想する声も あった。日銀は検証で貸出金利の低下などのマイナス金利政策の効果がこうした副作用を上回っているとの見解をまとめる。日銀政策 委員会メンバーのうち、正副総裁の意見は一致しており、審議委員の大半も賛成する見通しだ。 いつマイナス金利を深掘りするかは、円相場や経済情勢を見極めたうえで判断する。9月の会合でも議論するが「無限に深掘りできる わけではない」(幹部)との意見があり、慎重に議論する。 マイナス金利政策には副作用もある。長期や超長期の金利の大幅な低下で年金や保険の運用環境が悪化し、消費者の心理にも悪影 響を及ぼし始めている。検証ではこれらの副作用に目配りしていくことも確認する。 具体的には日銀が実施している年80兆円規模の国債の大量購入について期間25年を超す超長期国債の購入を抑えることを議論する。 超長期の金利を引き上げ、資産運用による収益機会を広げる狙いがある。代わりに中短期の国債購入を増やし、80兆円の規模は保つ べきだとの意見がある。 マイナス金利政策を軸に据えるのは、市場に出回る国債が枯渇しつつあり、資金供給量拡大に頼った緩和が難しくなってきたためだ。 米国の早期利上げ観測が後退するなか、円高がさらに進めば追加緩和の検討が避けられない。緩和カードを確保しておく狙いもある。 日銀は物価2%目標を維持する一方で、「2年で達成する」と表明してきた約束は事実上の撤回を検討する。日銀が引き続き金融緩和に 積極的に取り組んでいく姿勢を示すため、緩和の期間を明示する時間軸政策の強化などが検討課題に挙がる可能性もある。 日銀による外国債券の購入については見送る方向だ。日銀が外債を購入すれば、金融政策目的だと位置づけても、米欧の金融当局から 外国為替相場への介入と批判されかねないとの意見が日銀内に多いためだ。
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