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561 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/08(火) 07:11:46.04 ID:OU/+HOZG - MMF、全社が資金返還、マイナス金利で運用難。
2016/03/08 日本経済新聞 朝刊 野村アセットマネジメントなど資産運用大手はMMF(マネー・マネージメント・ファンド)の運用をやめ、資産を投資家に返す 方針を固めた。マイナス金利のあおりで安定した利回りを確保できなくなったため。MMFを扱う全11社が償還する見通しで、 一時は残高が20兆円を超えた人気投資信託が事実上、姿を消す。 MMFは主に短期金融市場(3面きょうのことば)の商品で運用する。元本保証ではないが、安全性に配慮した投信と位置 付けられてきた。4日時点の残高合計は1兆3723億円。 日銀のマイナス金利政策導入後、組み入れ資産の利回りが急低下し、一部はマイナスになった。MMFの利回りは約0・02 %と過去最低水準となり、運用各社は「元本割れする前に償還したほうが投資家保護になる」と判断した。 すでに全社が販売を見合わせている。残高で最大手の大和証券投資信託委託は10月、野村アセットマネジメントは8月を メドに償還する方向だ。三菱UFJ国際投信は4〜5月の償還に向けて手続きを進めている。日興アセットマネジメントなど5社 は7日までに償還を発表した。 MMFは1992年5月に運用が始まった。安全性と銀行預金に比べた利回りの高さが個人マネーを呼び込み、2000年5月 に残高が21兆円に達した。だが01年の米エンロン破綻で同社債を組み入れたMMFが元本を割り、その後は人気が下火に なっていた。 マイナス金利の波紋は他の金融商品にも広がる。MMFと似た商品で、残高が10兆円強のマネー・リザーブ・ファンド(MRF) の利回りも0・01%台に下がった。株や投信の売買に使う「決済口座」の役割があり、償還は難しい。運用会社が損失を補〓 でき元本割れは避けられるが、コストは運用会社にのしかかる。 生保では、貯蓄性を重視した商品の販売を取りやめる動きが広がっている。T&Dフィナンシャル生命保険は一時払い終身 保険の一部販売を16日に休止する。太陽生命保険も提携先が取り扱う一時払い年金保険の販売を今月末でやめる。 資産運用の選択肢が狭まるなかで、個人マネーは少しでも有利な利回りを確保できる商品に向かっている。財務省が2月に 購入を受け付けた個人向け国債への応募額は2335億円と前月比570億円増えた。1年7カ月ぶりの多さだ。発行時の金利 は0・05%と下限に張り付いたが、大手銀行の定期預金金利(0・01%)より高い。
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