- 【株】 60代で投資失敗した方の愚痴るスレ 【FX】
72 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/12/20(金) 07:11:52.24 ID:o+0H3iC/ - マネー、先進国に回帰、米緩和縮小、日米株が大幅高、米景気回復に安心感。
2013/12/20 日本経済新聞 朝刊 18日の米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の縮小決定を受け、世界の市場で「ドル高 ・先進国株高」が進んでいる。縮小観測で揺れた5月とは異なる落ち着いた反応で、米国株は史 上最高値を更新、19日には日経平均株価が年初来高値をつけた。一方でドル高に伴う自国通貨 安は、多くの新興国にとって重荷になる。マネーの流れが変わり、優位な投資先を求める動きが強 まる可能性がある。(関連記事3面に) 19日の東京株式市場は朝方から買い注文で一色となった。目立ったのは「海外ファンドの買い 」(ソシエテジェネラル証券)。日本株の上昇が今後も続くと期待する投資家たちだ。日本時間19 日未明に決まった緩和縮小を受けた米国市場では、ダウ工業株30種平均が290ドルを超える 大幅高となった。その流れが日本市場にも及んだ。 外為市場ではドル高が進行、対円では一時1ドル=104円台と5年2カ月ぶりの円安水準と なった。緩和縮小に動く米国とは逆で、日銀が追加緩和に動くとの観測がある。米資産運用大手 フランクリン・テンプルトンの債券運用部門共同代表のマイケル・ハッセンスタブ氏は「日米の金融 緩和が正反対の方向を向くなかで円安傾向は続く。円売り・ドル買いを進める」と語る。 円安が追い風になる輸出関連を中心に株価が上昇。日経平均は前日比271円高の1万5859 円で取引を終えた。円安が輸出企業の業績を押し上げる形で、株高が同時に進むとの見方は多い。 株高の動きは欧州にも波及。19日はドイツやフランス株も上昇して始まった。株高の連鎖は先進 国を軸に広がっている。 FRBの決定を市場は2つの側面から前向きに捉えている。1つは緩和策を縮小できるまで米景 気が回復してきたといえること。もう1つは縮小策をゆっくりと進め、低金利を長期間継続すると宣 言したことだ。 バーナンキFRB議長が緩和縮小の可能性に言及し、市場が動揺した5月。インドルピーなど多く の新興国通貨が急落、日本株も大幅な調整を迫られた。しかし今回はこうした急激なマネーの 逆回転は目立っていない。緩和縮小を慎重に進め、事実上のゼロ金利政策を長期化するとの声明 が市場心理を下支えしたからだ。緩和マネーの引き揚げを急がないとの安心感は、米長期金利の 落ち着いた動きに表れている。 新興国鈍い反応 ただ、緩和の「出口」に向けて踏み出したことは、世界の市場で新たな選別が始まることも意味 する。19日の株価の反応が鈍かったのが新興国だ。インドやタイ、中国では株価が下落した。 多くの新興国にとって、ドル高・自国通貨安が進むことは景気の足かせになりかねない。インドや インドネシアは物価高に悩んでいる。自国通貨安は輸入品価格の上昇を通じて、さらなるインフレ要 因になる。景気を犠牲にしてでも利上げを迫られるというジレンマに直面する。 年初から先進国の株価指数が2割上昇するなか、新興国指数は6%下落している。5割強上昇 している日本を筆頭に、米国が2割強、欧州株も1〜2割上昇。半面、中国やブラジル、ロシア、イ ンドネシアなど主要新興国は軒並みマイナス圏に沈んでいる。
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