- 徒然なるままにコピペ日記 第1章
156 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/11/27(水) 08:40:30.68 ID:b+97LXGO - 株の信用取引残7割増、前年比、相場上昇・規制緩和追い風、3兆円超の水準続く(Forecast)
2013/11/27 日本経済新聞 朝刊 株式市場で信用取引の活況が続いている。個人投資家などは信用取引による持ち高を膨らませ ており、売りと買いの残高の合計額は足元で3兆3000億円強と昨年より7割強多い水準で推移し ている。今年1月の信用取引の規制緩和に続き、今月5日には大口の個人の信用売りなどができ るようになったのも追い風。取引手法の選択肢が広がり、売買の厚みが増してきたとの声もある。 東京証券取引所によると、信用の買いと売りの残高(東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用 の合計)の合計額は、22日申し込み時点で3兆3488億円。昨年は2兆円前後だったが、4月中旬 以降は3兆円規模の高水準が続く。「相場の先行きについての見方はなお分かれるが、売り買い ともに利益確定と新規の取引の両方が活発」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト) という。 背景にはまず、個人が積極的に運用リスクを取って株式の持ち高を増やしていることがある。信用 取引は証券会社などから資金や株を借りて売買する投資手法で、手持ち資金以上の投資ができる。 昨年末以降の株価上昇で投資余力が増し、信用取引を通じた売買で大きな利益を狙う投資家が増 えているとみられる。 規制緩和によって取引の選択肢が広がってきたことも売買の底上げにつながっている。市場では 「投資家がそれぞれの相場観を反映しながら売買するための手法が増え、市場参加者のすそ野が 広がってきた」(インベストラストの福永博之代表取締役)との見方がある。 売買金額も高水準で、松井証券では22日、信用取引の売買金額が1246億円と10月の1日あ たりの平均よりも2割ほど増えて東京五輪の開催決定直後の9月中旬の水準に近づいた。 信用残の推移をみると投資家が信用買いだけでなく、売りも積極的に活用していることがわかる。 売り残の額は15日時点で6423億円と1年8カ月ぶりの水準に増え、22日もほぼ横ばい。ソフトバ ンクやマツダなど大幅に上昇した銘柄に売りが増えたほか、「保有する現物株の短期調整に備えて 、同じ銘柄を信用売りしておく動きも目立つ」(ネット証券)。 東京証券取引所が発表した売買代金に占める空売りの比率は26日時点で27・1%と10月末より も6ポイント弱高い。空売り規制が緩和される前は20〜25%前後で推移していたが、足元では27 〜30%前後。ヘッジファンドなどの短期筋をはじめとする機関投資家に加え、個人の取引も増え、全 体の売買の厚みも増している。 ただ、目先は需給主導で株価の値動きが増幅される場面がありそうとの指摘もある。 株高局面では売り方の買い戻しで上昇にはずみがつく一方、下落時には買い方の見切り売りで下 げが加速しやすい。買い残を売り残で割って算出する信用倍率は22日時点で4倍台と高水準。戻り 売りの圧力はなお大きく、「相場全体の売買が高水準を維持できるかが株高持続のカギ」(国内証 券)となる。 ▼信用取引などの規制緩和 1月には信用取引の規制緩和で同じ担保(証拠金)を使って1日に 何度も売買することができるようになった。一度担保を使って株を購入した後も、購入株を売れば同じ 担保でも次の取引が可能になった。資金効率が増し、短期売買は活発化した。 今月5日からは空売りの規制が緩和され、下落局面でも直前の株価より10%未満であれば安い 価格で空売りできるようになった。個人の信用売りで51単元以上の大口の空売りにかかっていた 規制も緩和された。
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