- 徒然なるままにコピペ日記 第1章
129 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/11/21(木) 08:16:49.65 ID:jFhIFpYG - 銀行、国債売却益を確保、大手銀10月大幅売り越し、金利低下で。
2013/11/21 日本経済新聞 朝刊 大手銀行が長期金利の低下(債券価格は上昇)局面をとらえ、国債の売却利益の確保に動い ている。日本証券業協会が20日発表した10月の公社債投資家別売買動向によると、短期証 券を除いた大手銀の売越額は3兆236億円と2012年4月以来1年半ぶりの高水準に膨らんだ。 10月の債券市場では長期金利の指標の新発10年物国債利回りは月初の0・6%台後半から 、月末にかけて0・5%台後半に低下(債券価格は上昇)していた。市場では年度下期に入った 10月に、大手銀が期初の買いを入れているとの見立てが主流だった。ふたを開ければ大幅な売 り越しとなり、意外感が広がった。 特に大手銀による売却額が目立ったのが中長期の国債。売却額は長期債で約3・5兆円、中 期債で約6兆円と今年4月以来の大きさだった。 日銀が量的・質的金融緩和を導入した4月以降、債券市場では長期金利が乱高下するなど、 大手銀がそれまでの国債売買益をあげにくい展開が続いていた。財務省の入札で国債を購入 し、日銀の国債買い入れオペに売却することで、わずかな値幅の売買益を積み重ねた。それで も2013年4〜9月期の大手五大銀行合計の国債売買益は前年同期比8割減の約1310億円 に沈んでいた。 10月は日銀の国債買い入れの効果が浸透するとともに、月後半にかけて米財政問題が決着 したことで長期金利が一段と低下。ここぞとばかりに大手銀の売りが膨らんだ。 もっとも、今後も大手銀の国債売却が続くかどうかは不透明。4〜9月期の決算発表の記者会 見では「金利動向次第で残高が増えることもある」(三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取)、「これ からどんどん減らす考えはもっていない」(みずほ銀行の佐藤康博頭取)といった声があがった。 メリルリンチ日本証券の大崎秀一債券ストラテジストは「銀行も国債以外に有効な運用先は見 当たらず、金利の低位安定が続く」と読む。
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