トップページ > 60歳以上 > 2013年08月14日 > KSYLUzOc

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名無しさん@お腹いっぱい。
★死後の世界ってあるのだろうか?

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★死後の世界ってあるのだろうか?
354 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/08/14(水) 02:58:00.64 ID:KSYLUzOc
海外と言うにはちょっと近すぎるような南海の小さな島に俺の業務で
会社傘下代理店の表彰旅行に15人ほどを連れて行ったことがある。
数十年前、場所はあえて伏せる。

そのツアーのガイドも、いつも仕事をよくお願いした某大手旅行代理店の
いつもの女性ツアコン2名に頼んでいた。
その内の彼女Aは20代後半、ツアコンやってる割にちょっと陰のある美人だった。
国内ツアーの時は仕事最終日などに打ち上げでよく彼女も含め飲み会をやった。
酒が進んでもAは大人しく相づちを打ちながら一人呑んでいるという感じで他の
活発なツアコン女性に比べどこか違う雰囲気だった。
そういう飲み会でAが手洗いに立った時に、噂話ではあるが彼女が独身で
…その理由の一つに霊感がある、という話を幾度か聞いてはいたが、酔いで忘れて帰宅していた。

その南の島での最終日、夕食の時間となり参加者全員が席に着いているのを確認し一段落。
さてツアコンのAは?と気が付くと食堂から見える砂浜にこちらに背を向ける形で
海の方を見て座っているのが見えた。
どうせ俺の食事は参加者が食べ終えてからツアコン達と食べるのが恒例だから、
砂浜まで歩いて彼女の方へ向かった。
夕暮れで素晴らしい夕日が水平線に落ちていく時間だった。
あと数メートルという距離になって俺は立ち止まった。背中越しに彼女が声を出しているのに気が付いた
からだ。
彼女は自分の数メートル先の空間を見つめる形で誰かと話をしているようだった。
その時俺の頭をよぎったのは、彼女が薬か何かをやって「妄想」しているのではないか?という懸念だった。
食事前で酒に酔うはずもなく、どうしていいか判らず彼女から数メートル後方の砂浜に俺は腰を下ろすしかなかった。

数十分経過して彼女が泣いているのも判った。
それから暫くして彼女は振り向いてこっちに気が付き「すみませんでした」と言った。
何があったのか?どうしたの?と尋ねる俺に彼女は以下のような説明をした。

南の島に仕事で来ると、戦争で亡くなった兵隊さんの霊がよく出てくる。
その方々は殆どが日本に帰りたいという強い思いのまま亡くなっている。
一人ではここを離れ日本に帰国出来ないので、一人ずつだが自分が連れて帰っているのだ、と。
俺には判らないが連れて帰るというのは自分に憑依させて連れ帰ると言う意味だと思う。
<了>


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