トップページ > 50代以上 > 2022年05月20日 > 3P2MQS4m

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名無しさん@お腹いっぱい。
   映画みたいな恋した50代以上っている?   

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   映画みたいな恋した50代以上っている?   
29 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2022/05/20(金) 05:55:37.99 ID:3P2MQS4m
>>28

続きを書くぜ

キャンプ場内は
用途毎にエリアが分かれていてよ
俺たちはまずバーベキューエリアで
持参した食材を広げ夕食を済ませたぜ
一旦テントサイトに戻り
次に向かったのはシャワールーム
テントサイトからは歩いて20分ぐらい
離れていたんだがよ
この道中がまさに至福のひと時でな

黄昏時の淡い光が
木々の間からうっすらと見え隠れする中
小川のせせらぎの音を耳にしながら
行きは汗の匂いがほんのりと漂い
帰りはシャンプーの香りに包まれ
二人は手を繋いで歩いていたぜ
テントサイトに戻る頃にはな
満点の星空が広がっていたぜ

テントサイト傍にあったテーブル付き
べンチに外向きに座り1時間ぐらい
星空を眺めては未来のことを語り
未来のことを語っては星空を眺め

俺:昼間ボートに乗っていた時の
アノ感触 思い出せますか?

と言って俺は彼女にキスをしたぜ
ボートでの2回目の時と同じように
濃厚なものにしたつもりだったんだがよ

彼女:あの時はね、青空の下であなたの顔がはっきりと見えたからアレで良かったの。今はね、顔がはっきりと見えないでしょ。

と俺を見つめながら言ってな
俺の口の中ある唾液を一心不乱に
一滴も残らずに吸い上げた後
俺の頭を抱えるように
彼女の喉元を俺の耳元に押し付け
俺の唾液を飲み干す音を
俺の脳内の神経細胞に響き渡らせたぜ

これはな俺にとっちゃ
生涯忘れることのできない音となったぜ

見つめ合った後
今度は彼女の口の中にある唾液を
溢れんばかりに俺の口の中に
滴らせてきてきたと思いきや
彼女はサッと
耳を俺の喉元に押し付けてきたぜ

こんなふうに次の1時間は
見つめ合ってはキスをし
キスをしては見つめ合い
気づいた時には俺たちは
2人用の寝袋の中に場所を移していたぜ
   映画みたいな恋した50代以上っている?   
30 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2022/05/20(金) 17:33:06.49 ID:3P2MQS4m
>>29

続きを書くぜ

2人用の寝袋の中に潜り込んだ俺たちは
お互いの身体のパーツの1箇所1箇所の
肌触りや形状を確認するかのように
指を滑らせてみたり
揺らせてみたり
がっしり掴んだり
色合いが確認できないぶん
皮膚感覚や肉感を味わった

気恥ずかしさを持ち合わせてた
10代の俺にとっちゃ
その夜はそこまでだということは
最初から想定の範囲内だったぜ
寝袋という狭い空間の中では
そこまでがやっとで
一体となるのは翌日に持ち越しだったぜ

俺が決定的にその女性の虜になったのは
その女性が俺の身体のパーツの
非常に細かい部分まで
時にはギュッと掴んでみたり
触れているのかいないのか
わからないぐらいの触れ方をしてみたり
俺の肌の表面からシワの溝の奥深くまで
余すところなく
形状をしっかり確認するかように
彼女の両手両腕の動きを止めることが
なかったってコトだぜ

たいていの女性はな
俺がここまで女性の身体を堪能すると
腰や太腿などの体幹は動き続けても
手や腕の動きなどは止まってしまう
ものだが
彼女の両手両腕の動きは止まることが
なかったぜ

彼女の両手の動きが止まるのを
確認するまでもなく
ある瞬間に彼女の手の動きに
合わせるかのように
身体の芯から急に力が抜けて
俺は不覚にも先に寝入ってしまったぜ

彼女の手が俺の鼻から唇にかけて
這うような動きをしているのに
気づいた時には
すでに夜が明けていて
小鳥のさえずりが聞こえていたぜ

彼女の手のひらからは
深夜まで俺の体内にあったのでは
ないかと思われるものの匂いが漂い
俺の顔を見つめる円らな瞳が
指先と指先の間から見え隠れしていたぜ


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