- ■藤圭子について語るスレ-2話目
66 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/07/30(水) 01:04:46.15 ID:nG8t656/ - 先日、WOWOWで宇多田ヒカルライブ5連発だったかな、デビュー15周年?企画オンエアしてた。
観たのは2004年武道館の「ヒカルの5」だったが、圧倒的なカリスマ性と歌唱力(倍音の声力)を テレビからも感じた。 曲も、本当にヒカルが一人でつくっているのかと驚愕するほど多彩で どれも時代のツボを押さえていて圧巻。人の心に残る歌詞の書き方は天才的。 雑誌も15周年で特別企画が出てきているが、やはり思うに、宇多田ヒカルは 藤圭子と、それに連なる歴史が生んだ、最上クラスのアーティスト。 たしかに母・藤圭子がもっていた特異な位置づけ、才能には聖域のような既得の価値があるが 娘のもっているポテンシャルは恐るべきものがある。 が、同時に、2004年時点ですでに内的に不安定なものの片鱗を見せている。 その不安定なものがクリエイティブな原動力となっていたのかもしれないが 彼女もまた、苦しみながら天性の才能と世知辛い時代とを共生させていく孤独な問題を突きつけられているのだろう。 感受性は明らかに強い。母親の死に対して奇行が多かったと聞くが そこが奔放な表現者として、常識の枷に嵌めてはならない点だと思い見守る。 天に昇り、よりおおらかな母性を回復した母の目には 彷徨う娘が、芸術の世界でちゃんと使命を遂げることをひとえに願っているのだろうと思ったよ。
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