- 【嘘】50代からの貧乏田舎暮らし U【ネタ】
447 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/12/04(水) 14:18:20.85 ID:lqH2JVtJ - 株、先物大口売りで急落 株高主導のヘッジファンドに2つの暗雲
2013/12/04 12:16 日経速報ニュース 急速な相場下落に「5月23日の記憶」がよぎった市場参加者は少なくなかっただろう。4日午前 の東京市場で日経平均株価は大幅に反落し、一時は前日比423円安の1万5326円まで下げ幅 を拡大した。短期的な相場の過熱感が根強かっただけに「利益確定売りの範囲内」との見方が 根強いが、相場上昇を主導してきたヘッジファンドを2つの暗雲が覆いつつあることには注意が必 要だろう。 地合いが一変したのは10時20分。日経平均先物12月物に3000枚近い大口の売り注文が出る と、200円前後の下げ幅で底堅く推移していた日経平均は一段安となった。その後も先物にまと まった売りが断続的に出て、日経平均はするすると下値を拡大。取引時間中としては11月22日 以来の安値水準に沈んだ。 大口売りはこれまで相場上昇を主導したグローバル・マクロ型と呼ばれるヘッジファンドの利益 確定との見方が多い。DIAMアセット・マネジメントの岩間恒シニアポートフォリオマネジャーは、前 日の欧州の株価指数構成銘柄のうちフランス企業の株価がそろって下落率上位に入った点に着 目。「通常は業種ごとに傾向が出る。国で偏りが生じたのは指数を投資対象とするファンドが動い た証拠」と指摘する。 グローバル・マクロ型のファンドはマクロ経済の動向を見極めて様々な資産で運用するのが特徴。 これまでは円安と日本株高を見込んで円売り・日本株買いの持ち高を積み上げてきたとみられる。 円相場が3日に1ドル=103円台と半年ぶり安値を付け、日経平均が6年ぶりの高値を更新する なかで日経平均を東証株価指数(TOPIX)で除して算出するNT倍率は前日は12.47倍と1999年 6月以来の高水準にあった。持ち高解消の動きが指数主導による相場の動揺を誘った可能性は 高い。 業種別TOPIXでは保険業が下落率首位で、証券商品先物、パルプ・紙が続く。11月8日から 前日までの相場上昇局面の上昇率上位3社が完全に裏返しになった格好だ。相場急落にヒヤリ とした市場参加者だが、「単なる利益確定目的の売り」と冷静な見方も広がりつつある。 もっとも、日本株の上昇を主導してきたヘッジファンドには2つの暗雲が迫っている。一つは米金 融機関の自己勘定取引を禁じたボルカー・ルールだ。3日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル (電子版)は「規制を強化したルールを12月10日に当局が採決する」と報じた。ウォール街による 骨抜き工作が進んでいたが、米商品先物取引委員会(CFTC)の委員が先週「ヘッジ取引を装 って、自己勘定による投機的取引が可能になる」と懸念を表明。規制内容はこれまで市場が見込 んでいたよりも厳しくなるという。 もう一つは米連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和の早期縮小だ。米景気の先行き懸 念などから先送り観測が根強いが、2日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造 業景況感指数は内訳の「雇用」が2011年4月以来の高水準に上昇。4日発表のISM非製造業 景況感指数などで米雇用の回復観測が高まれば、緩和マネーの縮小懸念が広がりかねない。 ボルカー・ルールが厳格に適用されれば、「ヘッジファンドへの融資なども規制されかねない」 (三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)。そこに米量的緩和の早期縮 小観測が高まれば、緩和マネーで持ち高を膨らませてきたヘッジファンドの持ち高整理に拍車 がかかる可能性がある。今のところは持ち高調整の範囲内にとどまっているが、ヘッジファンドを 取り巻く環境が変われば相場調整の谷は深くなる公算が大きい。〔日経QUICKニュース(NQN) 滝口朋史〕
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