- 徒然なるままにコピペ日記 第7章
152 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/10/23(水) 06:23:39.89 ID:yRWZhLiT - 株、下方修正でも底堅く、投資家心理の好転映す。
2013/10/23 日本経済新聞 朝刊 17ページ 978文字 書誌情報 株式市場では、業績予想を下方修正した後も株価が底堅い銘柄が目立っている。米債務上限問題など 目先の懸念材料がひとまず後退し、投資家心理が好転していることが背景にある。悪材料が出尽くした後 に、株価が反転するとの期待もある。 22日はケーズホールディングスが5%上昇した。前日に13年4〜9月期の連結経常利益予想を下方修 正したが、市場は買いで反応。4〜9月期は苦戦したが、消費増税前の駆け込み需要を追い風に「通期計 画の達成は問題ない」(SMBC日興証券の川原潤シニアアナリスト)との受け止め方だ。 ヤマダ電機も下方修正の翌16日の株価が3%上昇した。22日は修正前よりも1割ほど高い水準にある。 株価は業績悪化を警戒して春先から下げ基調にあり、「信用売りしていた個人などが、目先の悪材料が 出尽くしたとみて買い戻しに動いた」(ネット証券)との指摘がある。 日経平均株価が1万3000円台で調整が続いた8月頃までは業績予想を引き下げたり、決算が市場予 想に届かなかった銘柄には敏感に反応する地合いが続いていた。 だが足元では米景気の先行き懸念も薄れ、企業収益の改善に投資家の視線が向かいやすくなっている。 業績が予想に届かない銘柄でも「(下方修正で)あく抜け感が出た分、値動きの軽さが期待できる」(マネ ックス証券の金山敏之シニア・マーケット・アナリスト)との声も出始めた。 自社株買いなどを打ち出す企業が相次いだことも下支え要因だ。ケーズHDやヤマダ電は業績修正と同 時に発行済み株式総数の3〜6%規模の自社株買いを発表した。 業績を上方修正した銘柄には総じて素直に買いで反応する事例が多い。4〜9月期の連結最終損益が 2年ぶりに黒字になると発表した関西電力が翌日に3%高となり、業績予想の引き上げと増配をセットで 発表したLIXILグループも22日は2%上昇した。 もっとも好業績株は株価が先駆して上昇していることも多く、市場の期待を大きく上回る内容でないと、 一段高にはつながりにくい面もある。事前の業績改善期待が大きかったオリエンタルランドは上方修正 後の2日間で約2%下落した。 明治安田アセットマネジメントの黒田恒国内株式運用部長は「4〜9月期決算では、好材料の織り込み が進んだ主力株よりも、素材株などの出遅れ業種に底入れの兆しがみえるかに注目が集まりそう」とみ ていた。
|