- 徒然なるままにコピペ日記 第7章
53 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/10/04(金) 07:37:12.42 ID:wUwJmoNn - 再)☆債券市場の「縮みマインド」健在 メガバンク主導で買い余地探る
2013/10/04 07:20 日経速報ニュース 1103文字 (3日18時00分に配信した記事と同内容です) 債券市場で金利低下が加速している。3日には2年物を除くほとんどの新発債利回りが約5カ月 ぶりの低水準を記録。午前に広がった利益確定の売りもわずか半日で吸収してしまうなど、メガバ ンクの買い出動に焦った市場参加者が債券を買い急ぐ様子がみてとれる。「異次元」と称される日 銀の量的・質的金融緩和の導入から4日で半年になるが、債券市場は再び金利の低下余地を探 り始めている。 10月に入り特徴的なのはイールドカーブ(利回り曲線)の「ブルフラット化」だ。新発20年物国債と 新発10年物国債の利回り差(スプレッド)は9月末から0.035%縮小し、0.855%と終値ベースでは 6月末以来の水準となった。10年と30年の差も1%を下回り、足元の金利低下は超長期債が主体 でもたらされていることが分かる。市場では中期債を主な投資対象とするメガバンクが「超長期債 にも手を伸ばし始めた」(地方銀行)との見方が優勢だ。 主に中期債に投資する銀行のマネーがより長い年限に向かっているのには訳がある。SMBC 日興証券の野地慎シニア金利ストラテジストは「5月と比べると、アベノミクスと円安・株高による 2%の物価安定目標実現の可能性が消えつつある」とみる。 5月23日に長期金利を1%の高水準に導いた株高・円安の流れは足元で一服。市場が安倍晋三 首相に期待していた法人実効税率引き下げや復興特別法人税の前倒し廃止の結論を先送りした ことで、一段の株高期待も消えつつある。「将来的にも金利は低位安定するとの見方が支配的で 、銀行が超長期債を保有する理由になる」(野地氏)という。 日銀が異次元緩和の波及経路と位置付ける、国債から貸し出しやリスク資産に資金が向かう「 ポートフォリオ・リバランス効果」も成果をあげてはいない。日銀が公表している貸出約定平均金利 をみると、国内銀行の新規貸出金利(期間1年以上の長期)は8月に0.909%と過去最低を更新し、 0.8%台に迫る水準にとどまる。貸し出し需要の高まりはうかがえないため、結局は運用先として「 銀行が債券を選ばざるを得ない状況」(メリルリンチ日本証券の藤田昇悟チーフ債券ストラテジスト) が続いている。 安倍首相は1日の記者会見で、8%への消費増税を決断した理由として「15年に渡るデフレマイン ドによってもたらされた日本経済の『縮みマインド』は変化しつつある」と強調した。しかし、異次元緩 和の導入から半年近くたっても債券市場では2%の物価目標達成を信じる声は少ない。首相が言う 縮みマインドは依然まん延しているようだ。〔日経QUICKニュース(NQN) 神能淳志〕
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