- 徒然なるままにコピペ日記 第2章
15 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/03/06(水) 20:12:04.22 ID:uR3l/IEC - 日本株に追い風、米景気回復・円安、輸出企業の収益改善。
2013/03/06 日本経済新聞 夕刊 米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したことは日本株にとっても追い風になりそうだ。米株高 の背景にある米景気の回復は国内の輸出企業の売り上げ増加につながるうえ、為替のドル高・円安を 通じても収益を押し上げる要因になるためだ。 6日の東京市場では自動車など米国での売上高比率が高い輸出株が相場上昇をけん引した。トヨタ自 動車とホンダがともに一時2%上昇。ブリヂストンが昨年来高値を更新したほか、リコーも一時2%上げた。 米サプライマネジメント協会(ISM)の2月の非製造業景況感指数が1年ぶりの高水準になるなど、米国 では経済指標の改善傾向が見られる。ホンダは北米の売上高比率が全体の約4割、トヨタは2割強を占め る。米国向けの輸出や販売が持ち直し、収益増に弾みがつくとの見方が強まっている。 米国景気の回復は為替のドル高・円安を招きやすいこともプラス要因だ。米景気の回復期待から投資家 は安全資産とされる債券を売る動きを強め、米10年物国債利回りは5日、約1週間ぶりに1・9%台に上昇 した。国内では日銀が金融緩和を強化するとの見方から、新発10年物国債利回りは5日に一時、0・58 5%と約9年8カ月ぶりの水準に低下。6日も0・6%台で推移する。 日米の金利差拡大を受けて円を売ってドルを買う動きが広がり、6日は外国為替市場で円相場が一時 1ドル=93円台前半に下落した。円安が一段と進めば、国内の輸出企業には追い風だ。 米国では連邦歳出の強制削減問題がくすぶるが、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が早期の 緩和終了観測を打ち消したことで、金融緩和期待も引き続き根強く、景気への下押し圧力は限られるとの 見方も出ている。三菱UFJ投信の岩城裕子シニアエコノミストは「日本株相場の上昇基調も続く」とみている。 市場関係者の見方 1万3000円視野 年末まで上昇 大和証券チーフストラテジスト 成瀬順也氏 世界景気の回復と先進国の金融緩和を背景に、世界の投資 家が株式に資金を移す流れはしばらく続きそうだ。米景気の回復ペースが緩やかなために、すぐに金融引 き締めに転じる懸念が少ないことも株式相場には好材料だ。 主要国の株式のなかでも日本株の上昇余地は大きい。米景気の好転で為替のドル高・円安が定着して 企業収益が好転するほか、日銀の金融緩和の積極化や安倍政権による成長戦略への期待も強いためだ。 日経平均は月内にも1万2500円、年末までに1万3000円を目指して上昇するとみている。 TPPなど 改革進展評価 第一生命経済研究所主任エコノミスト 桂畑誠治氏 このタイミングで米国株が最高値を更新したのは、 先週の議会証言でバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が金融緩和を続けると改めて表明したこと が大きい。市場では早期に緩和が終了するとの観測も出ていただけに、改めて買い安心感が広まった。 日本株にもさらに買いが入りそう。日本株は上昇基調が続いているとはいえ、米国株に比べまだ出遅れ ている。来週には政府が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を表明する見通しで、着実に改革が進 展している点も評価される。ただ、米国で緩和の出口戦略が見えてくると、日米株ともに調整するリスクが ある。
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