- 50代の読書/どんな本読んでるの? 2012年
495 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2012/10/04(木) 00:51:35.95 ID:/1HqsJx7 - 20年ほど前から年に1回くらい引っ張り出してきて再読する本
「日本の民家」今和次郎(岩波文庫) 豪農、貧農、漁村の家、町家・・全国の民家を取材した大正時代の記録。 民家の造りを取材しているのに、いつの間にかそこに住む人々へ目が向いていて その文章が優しい。 「大人も子供もそこでは大根のように素直で、またよく働き、そしてよき休息をしていた」 「絵のごとき家々は谷の間に点々している。それらの眺めは実に建築の詩である」 「(漁師が)ぬっとそこに現れては、海の方を険しく睨む態は、まるでこの頃の指人形芝居かのようだ。 家と人との関係が実にがっちりしている」 こういう文章は何度読んでもほわっとさせられる。 たくさんある間取り挿絵も面白い。 子供の頃は近所にまだ田の字型の典型的民家が割りとあったなあと思い出す。
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- 50代の読書/どんな本読んでるの? 2012年
496 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2012/10/04(木) 01:02:36.98 ID:/1HqsJx7 - >>495続き
一番印象深いのは、村を取材していて明治期に米不足なった時の話。 番犬が多く飼われていたが年に一俵の米を食うので猟犬以外は殺処分することになった。 みな差し出しす事になったがその時に「お国のためだ、村のためだ」と 犬に日の丸の旗をくくりつけてやって泣く泣く送り出したと。 悲惨ではあるけど何か優しい。
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- 【いる】50代の奥様【よね】
304 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2012/10/04(木) 10:55:45.50 ID:/1HqsJx7 - >>300
50も過ぎたら7年なんて若い人にとっての7ヶ月。 「この間ね」と話すとき20年前の話だったりする。 我が子が「昔○だったよね」と話す時、2,3年前のことで私らにとってはついさっき。
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