- 愛媛の昭和51年生まれ
177 :大人の名無しさん[sage]:2019/02/12(火) 14:48:29.46 ID:pqSWAskA - 給与が低いと、優秀な学生バイトは集まらない。さりとて、店は人手不足なので誰かを雇わないといけない。
選り好みはしてられないので、面接時に言動がおかしな者、素行の悪そうな者でもサクサクと採用をしなくてはいけないのだ。 そういう危ない若者でもとにかく働いてくれるだけでもありがたいので、立ち振る舞いや社会常識などを口うるさいことは言えない。 辞められたら明日からどうシフトを回せばいいのかという心配が先にきてしまうからだ。つまり、低賃金は「バイトテロ」のリスクファクターとなっているのだ。 6年前のバカッター騒動から現在の「不適切動画」などを振り返れば、世間の注目を集めてきたのは、ほとんどが外食、 コンビニ、宅配など、学生たちにとっては、仕事が山ほどあるわりには時給が安いバイト先が多い。一方、これらのバイト先よりも比較的高い時給であるホテルや結婚式場での配膳係、 高額バイトの代名詞である交通量調査、さらにキャバクラやスナックなどの水商売ではこれまで大きな「バイトテロ」は起きていない。 なぜか低賃金・低待遇で働く若者たちだけが、「悪ふざけ」をするのだ。そう考えていくと、低賃金・低待遇ゆえに、「いつ辞めてもいい」という思いが後先を考えない愚かな行動の背中を押している可能性はないか。 基本的にコンビニや外食は、若者を「使い捨ての労働力」として使ってきた。ある日、突然辞めてしまう無責任な人間を想定して、 応募がきたら即採用、辞めたら補給というサイクルで回してきた。こういうところで働く若者は自分のことをどう思うか。 「代わりはいくらでもいる使い捨ての労働力」だと思うだろう。「使い捨て」なので、仕事に対する責任感も誇りも生まれない。 だから、教室の悪ふざけのノリで、バカ動画を撮ってしまうのだ。では、どうすれば彼らに「使い捨て」ではないと分からせるのかというと、 彼らがバイトに求めているものしかない。そう、シフトを優遇したり時給を上げたりするのだ。「いや、働くことは金だけじゃない。 大切なのはやりがいやコミュニケーションだ」とか言う人がいるが、賃金や待遇を改善しないで、労働者に精神論を押し付けて不満を封じ込める職場を、 世間では「ブラック企業」と呼ぶ。賃金は低く、労働者の質は高くを合言葉に右肩上がりの成長を遂げてきたビジネスモデルが崩壊
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