- 第16部 備中竹内流を名乗る竹内流備中傅の大嘘3
869 :名無しさん@一本勝ち[]:2020/12/01(火) 08:24:04.76 ID:rXe8+fWL0 - ヨータや、こうしておじいちゃんはタナカくんに話し続けた。
タナカくん、こうしてワシは彼女に話し続けた。 ヨシ子さん、こうして自分は後輩たちに話し続けた。 諸君、こうして僕は隊長に話し続けた。
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- 第16部 備中竹内流を名乗る竹内流備中傅の大嘘3
870 :名無しさん@一本勝ち[]:2020/12/01(火) 08:57:34.16 ID:rXe8+fWL0 - 「隊長、あの焚き火の中の肉みたいなモノは、巨大化したシラミと違いますか?こないだ生物の実験で観察したフォルムにそっくりでっせ」
「君、空腹で目がおかしなっとるんちゃうか?せやけど、ナカムラくんそういえば看板にも、なんや聴虱館とかなんとか書いてあったな。虱の声を聴いて研究してるんやろか」 「隊長、やつら神棚に愛宕さんおまつりしているくせに、さっきはお経をあげたりしてましたで。愛宕さん言うたら神さんちゃいますの?」 「ホンマやな。なんやえらいパチもんの匂いしてきたな」
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- 第16部 備中竹内流を名乗る竹内流備中傅の大嘘3
871 :名無しさん@一本勝ち[]:2020/12/01(火) 10:32:13.40 ID:rXe8+fWL0 - 「隊長、神さんごとか、仏事か知りませんが、焚き火して盛大に肉焼いて、酒のんで真っ赤になって、神聖さの欠片もない連中でっせ」
「一説には、山のイノシシは愛宕さんのお使いらしいが、焼いて食ったりしたらアカンのとちゃうか?」 「隊長、なんの祭りか、もうワケがわかりません。みんな酒池肉林したいだけやろ」 「ぐるぐる眉の大将、だんだん酒入って、自慢気に弟子たちに話してるな。そういえばさっきから鼻も高うなってきて、なんや天狗みたいやな。カッコつけて、嘘ばっかりついてるから、だんだん鼻が伸びるんやろか」 「そら別の国の童話ですよ。ごっちゃにしたらあきません。隊長、もしかして、例の伝説の大天狗シャカシャカ太郎の正体って!」 「ナカムラくん、気をつけろ!なんや刀振り回しとるど!ナカムラく〜ん!!」 「危ない!ワ〜、隊長〜!!!」 バリバリバリバリ ガガガガガガ〜
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