- 【祝 山崎照朝本】フルコンの黎明期を語ろう 第3刷
1 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/11/22(日) 15:42:19.99 ID:T0LzDIPu0 - 力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝
https://www.tokyo-np.co.jp/article/41377/1/ フルコン界では自伝が多いなか、取材と文献をベースにした良質かつ真っ当な評伝(二次資料)が久々に出版されました。 これを祝してムエタイ挑戦、キックボクシング参戦、全日本大会開催など、大山道場と極真会館へ変遷していく時代をメインに語り合いましょう。 書き込む際は、必ず「sage」でお願いします。 「age」ての書き込みは、荒らしと判断します。 「sage」ていてもアンチ・荒らし・煽り・コピペ連投の類は、徹底放置でお願いします(専用ブラウザで透明あぼーんがお勧め)。 荒らしの相手をする人も荒らしです。 前スレ 【祝 山崎照朝本】フルコンの黎明期を語ろう 第2刷 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/budou/1601093734/
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2 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/11/22(日) 15:43:14.67 ID:T0LzDIPu0 - >>1
「ジョーにライバルができた。力石っていうんだ。おまえがモデルだ」。 梶原一騎にそう告げられてから50年以上が経った。 名作漫画「あしたのジョー」の力石徹のモデルになった、天才空手家・山崎照朝。 極真の第1回全日本選手権大会で初代チャンピオンとなり、「極真」の看板を背負ってキックボクシングのリングに上がり、ムエタイ戦士を撃破する。 引退後は全日本女子プロレス(全女)でクラッシュ・ギャルズらを指導した。 梶原から寵愛され、大山倍達の空手を体現し、一時期「キックの鬼」沢村忠と並び称された山崎照朝とは一体何者なのか。 これまで語ることのなかった本人の証言とともに、梶原の長男、極真空手、キックボクシング、全女の関係者ら30人を超える周辺取材で初めて明かされる真実の数々。 群れない。金もいらない。スターになりたくない。 独特の勝負哲学を持ち、己の信じる強さだけを追い求めてきた孤高の空手家の半生を描く。 2013年に東京中日スポーツ(中日スポーツ)で連載した「山崎照朝空手バカ一代記」を大幅に加筆、再構成した。 インタビューでは師・大山、先輩・芦原英幸への偽らざる思い、後継者、理想の空手道を熱く語っている。 巻末には山崎空手の真髄「待ち拳」「前羽の構え」などの動画を収録した。 書籍の帯は漫画「刃牙」シリーズの板垣恵介。 板垣の漫画に山崎が与えた影響を本書で初めて明かしている。
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3 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/11/22(日) 15:52:19.80 ID:T0LzDIPu0 - >>1-2
猛者たちの思いが伝わる本物の空手家の本物の一代記 https://www.bookbang.jp/review/article/646572 北海道大学柔道部を引退後、私は24歳で大学を中退して北海タイムス社という地方紙に身を置いた。 30年前のことである。 26歳時に中日新聞社へ移り名古屋本社中日スポーツ総局に配属された。 そのときトーチュウ(東京中日スポーツ総局)の記者に憧れの山崎照朝先生がいた。 名古屋に来たときに走っていって挨拶し、握手してもらった。 今回、その山崎照朝先生の評伝を書いたのは中日新聞社で山崎先生の謦咳に触れ続けてきた森合正範記者(現在東京新聞運動部)である。 身内が身内を書いた本なので最初はあまり期待せずに開いたのだが、驚天動地の面白さに徹夜で読み終えた。 山崎先生といえば空手は強いがハンサムで優しい細面の紳士というイメージがあった。 しかしこの本を読むと驚くような話が次々出てくる。 真樹日佐夫先生との電話で喧嘩を売り、家まで乗り込んできた梶原兄弟に一歩も引かない。 添野義二先生と揉めた大山倍達先生に「どっちに付く」と聞かれ「中立です」と答え「出ていけ!」と怒鳴られる。 そして筋を通さない先輩よりもヤクザに対して義を守る。 ページをめくるたびに私が知らなかった山崎先生の男ぶりや極真の様々なエピソードが抑制された筆で立ち上る。
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4 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/11/22(日) 15:54:12.64 ID:T0LzDIPu0 - >>1-3
極真関連の本は多くの元選手が書いており、私はそのほとんどに目を通している。 しかし今回この評伝で山崎先生から見た別角度の景色が拡がった。 その景色のなかで大山倍達先生や芦原英幸先生などの別の魅力を知った。 森合記者は誰に対しても太鼓持ちをしたりはしない。 山崎先生に対してもだ。 だからこそ、かつての猛者たちの深い思いがストレートに伝わってくる。 これは千年後の武道史に屹立する本物の空手家の本物の一代記である。 私は秋馬謙信という極真空手家を『北海タイムス物語』(新潮文庫)に書いた。 そのモデルになった先輩と毎夜ススキノで飲みながら「空手と柔道はどちらが強いか」を議論した。 第1回UFC開催(1993年)前でグレイシー柔術も見ぬ時代だ。 ある日「実際にやってみよう」ということになった。 昼、社の屋上で私がボクシングのサウスポースタイルに構えると、秋馬先輩は両手を前に出して後屈立ちになった。 「山崎照朝の前羽の構えだ」とすぐにわかった。結果、私は上段廻し蹴りを顔面に食らって倒された。 普段なら最後に敬称略と書く 。しかしとてもそんなことはできない。久しぶりに本を読んで泣いた。 重い前蹴りのようにズシンと腹にこたえる読書だった。
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